ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

バックカントリースキー三連戦

2010年01月11日 | BCスキー
2010年1月8日(金)~11日(月)

せっかくの千円高速。少し違う山域に行こうと、8日に車の修理を終え出発!
この日に高速を下りてしまうと千円でないので、磐越道新鶴PAで車中泊。
この晩もいい雪降りで、明日が思いやられる。。。
さあ!三連戦の初戦は。。。

●吾妻連峰・安達太良山(1699m)
2010年1月9日(土)

天候:雪
メンバー:me

当初、西大顛~西吾妻山を狙っていたが、天気がどうもいけない。
転身して、まだいいであろう安達太良山へ。
磐越道を郡山JCTへ行くと、中通り地方は雪はなし。
しかし西の山は見えず。二本松ICを下りて、あだたら高原スキー場へ。
途中、雪が出てきてスタックしている車も見受けられる。
ジム君は絶好調で上がっていくぜっぃ!
駐車場はだいぶ埋まっていた。
準備をし、チケット売り場へ。まだゴンドラは動いていないようだ。
この辺りまで来ると雪模様で写真の通りである。
とりあえず4時間券を買ってゲレンデでお茶を濁す。


あだたら高原スキー場の奥岳登山口

ここからスキー場を右へ行き、温泉のある山小屋「くろがね小屋」へ向かう
パーティーも何組かいた。
ゲレンデを2本滑ったところで、ゴンドラ動き出す。
一番上の上級コースが1本未圧雪とのことで行ってみる。
ゴンドラに乗って上に行くと、山スキーヤーが3名準備していた。
遅れをとった。。。
まあ、未圧雪を1本滑るも下の硬い層がすぐ有り余り楽しくない。
そそくさとザックを取ってゴンドラへ。
しかしゲレンデはなぜか疲れる。


スキー場トップ

シールを貼っていると不思議そうにスキーヤーの皆さんが見ている。
水を得た魚とはよくいったもので、山へ行けると俄然元気が出てくる!


当初の尾根

まだ雪が少ないのか、ヤブっぽい・・・それでも先行トレースのお陰で助かる。
スノーシューの人もいるようだ。


指導標

いい間隔で指導標がありよい目印となる。
平になった仙女平で、スノーシューのハイカー2名と山スキーヤー1名見かける。
ここまで25分くらい。
さてこの辺りまで来ると風も出てきた。上もガスっぽい。


仙女平


仙女平上の尾根

上を見るとスノーボーダーが1名上がって行っている。
しばしで抜かせてもらうが。。。
さて丸っこい尾根が方向が変わった辺りで、風もガスも強烈~になってきた。
これを見越して、目出帽とゴーグルはつけていたのでばっちり。
視界が悪いが、たまに見える先の指導標を目標に進む。
そろそろ、山頂手前と言うところで、スキーからアイゼンに切り替え。
強烈な風の中、山頂着。


山頂

三角点は、山頂の所にある岩の上である。「乳首」というそうだ。
確かに、遠くから見るとそんな感じの記憶がある。
その乳首から、2名の山スキーヤーが下りてきた。
写真も早々に下る。
当初は、視界が得られる時ちょっとずつ前進。その後尾根が見渡せたら一気に行く。
途中ボーダー君はスノーシューのまま下りていた。一声かけて仙女平へ。
少し登って、ヤブスキーをしてゲレンデに出る。
雪質はまあまあだが、量が少ない。
天気いい時は非常によい初心者コースのようである。写真見ても良さげ。
今度は晴天の時に来てみよう。


岳の湯

スキー場下に岳温泉がある。そこで有名な岳の湯で一風呂。
300円とリーズナブルで泉質も酸性泉でかけ流し。文句なし。
素泊まりも安い。今度泊まりに来よう。
さて会津に戻りますか。


喜多方ラーメン「蔵美」

喜多方は仙台に住んでいた時何回か来たが、今回は町中の行ったことないお店へ。
入るなり、じいちゃんとばあちゃんが、だしの煮干しの細工をしていた。
そんないいおだしのラーメンであるまずいはずがない。
すっかりスープも飲みほして、満腹となる。
今夜は、会津柳津へ泊まることにする。ここもなんかいい感じ。
明日に期待して一杯やって就寝。

●奥会津・博士山(林道まで)
2010年1月10日(日)

天候:雪時々曇り
メンバー:me

早朝起床し、ご飯を食べて国道252号を行く。
某ガイド本だと400号と書いてあったが、こちらから県道32号を行った方がよいと思われる。
国道から約20kmで、琵琶首の集落へ。
ナビがないので地形見ながらどこから入ろうかと検討する。
次の集落まで行くと行きすぎで、途中の杉林の祠があるところから入ることとする。


琵琶首の祠付近

とりあえず雪は凄い。除雪場の少し端に置かせてもらう。
地形図を見て、この尾根はどうだろうかと取り付く。
某ガイド本のルートの北側の尾根だ。当初ヤブっぽいが、登るのには支障なし。
膝のラッセルだ。この先が。。。
標高800m位まで行くと少し平坦な場所に出る。
その上で支尾根が合流しているところがあり、ちょっとした雪原となっていた。


当初の尾根

そこを地形図通りに少し下り細尾ねと言うかリッジ状の所を行くが支障なし。
ひと登りすると尾根が杉林との境になっている。
全般にちょっとヤブっぽい。斜面になると膝ラッセル、傾斜が緩むとブーツくらいか。
ひたすらラッセルである。3時間弱で杉の林の中へ。
やっとラッセルから解放される。


杉林の中

この杉林の先のブナ林がいい感じである。
またまた、激ラッセルだが下りを考えると楽しい。
結局この斜面が一番よかったが。


雪針

枝についた雪の針のような造形が美しい。
このブナ斜面を登り、標高1000mを越した頃、林道へ飛び出す。


林道

林道から山頂までは比較的緩やかなメローなブナ林のようだ。
ちょっとヤブっぽかったが。
時間もお昼近く。明日のこと考えこの辺まで。
少し休んでドロップ。
パウダーである!最高_!ラッセルした甲斐があった。
途中、鹿沢の1本北側の沢へドロップ。
この斜面もよかった。
沢は水流出ていたものの、危険な箇所もなく行ける。
しかし、杉の折れた大きな枝があり、右岸へ渡り返す。
右岸の杉林の方が、いいかもしれない。
そのまま行くと田圃か畑の所へ出た。あとは道へ出た。車の100m北の位置だった。
今度はラッセラーもう一人連れて山頂へ行ってみようと思う。
帰りは、帰路途中に西山温泉に寄る。ここもいい温泉である。


会津柳津西山温泉「せいざん荘」

県道途中で山腹から凄い煙が上がっていたのを確認。
近づいてみた。
どうも地熱発電所のようだ。
マグマの所までボーリングして、その水蒸気でタービンを回すという発電所のようだ。
日本最大の発電力を誇るみたい。凄い!


東北電力地熱発電所

あとは、柳津の街中にある圓蔵寺による。
丑寅年の守り菩薩のようだ。丑と寅年に願うと願いも叶うとか。。。
お願い事はというと、ひ・み・つ!?
このお寺山も雰囲気あっていい。


圓蔵寺裏参道


福満虚空蔵尊圓蔵寺本堂

結構多くの人が参拝に来ていた。
お参りして、信州へ向けGO!!


●関田山脈・鍋倉山(1288m)

2010年1月11日(月)成人の日

天候:ピーカン
メンバー:F師匠&me

昨夜のうちに会津を離れ、信州へ戻ってきた。
途中、妙高辺りではいい降りであった。
しかし、朝起きてみるとピーカンの予感。
F師匠と待ち合わせて、温井集落へ向かう。
この山は大好きで、過去何回来たか忘れたが、今回は2年ぶりくらいである。
すでに新潟・長岡ナンバーと長野の3台が止まっていた。
通常、田圃を行くが、スキーとスノーシューらしきトレースは道路を行っていた。
単独のスキーヤーのトレースが田圃を行っていたので使わせてもらう。


温井集落上

最近にはなく雪がある。
池の所に出ると先行のパーティー5名と単独の人が見える。


鍋倉山

小屋からほぼ正面の尾根を登るが、前のパーティーは左を上がっていた。
私達はいつものルートを昨日に引き続き膝ラッセル。。。
師匠と2人だと楽々である。
単独のオヤジは前のパーティーから付かず離れずでラッセル泥棒していた。
情けない。。。


ラッセル、らっせる

尾根に出ると5人パーティのトレースに行き当たるが、また左へ行っていたので
いつもの尾根を行く。杉があるところの少し上でこのパーティーに追いついた。


新潟からのパーティーと合流

魚沼方面の山岳会のようで、スキー2とスノーシュー3の構成であった。
ここでラッセル交代し、山頂まで行く。


山頂直下の樹氷

すばらしい天気の中、山頂へ。
雪質はよかったが、天気もいいのですぐ重くなるだろう。


山頂から日本海

山頂は360度の大パノラマである。日本海、妙高はじめ八海山や信州の山々が見渡せる。最高!
軽く休憩して、滑降準備。続々と人が上がってきた。


F師匠山頂にて

ここのブナ林は本当に最高!樹林の間隔もいいし、のんびりも出来る。


ブナ林のメローな斜面


me


F師匠

若干急かなと思う所は、前出の小屋へ下りる所くらいか。
私達にはこのくらいがいいが。
さすがに天気よく気温も上がっていたので、行きのパウダーは重くなっていた。
日陰はそれでもよかったけどね。



ここは何回来てもいいのでまた来ようと思う。
帰りは、湯滝温泉に浸かり、久々にうちへ帰る。
さて来週は、初級者連れてプチバック2本ばかり行こうか。


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2 コメント

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動画UP (F)
2010-01-12 20:36:35
ありがとうございやした。
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いえいえ (よう)
2010-01-13 22:25:10
楽しいツアーでございやした。
返信する

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