ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部・乗鞍岳(3026m)

2011年06月12日 | BCスキー
2011年6月11日~12日

天候:第1日目;雨のち曇り
   第2日目;曇り

メンバー:カモテレクラブの愉快な仲間達

さて、連続山行第3弾は、カモシカテレマーククラブ(カモテレ)の山行へ参加。
このクラブはカモシカスポーツのスタッフとお客さんの同人クラブみたいなものである。
誰でも参加可能。詳しくは、カモシカスポーツ松本店まで。
ちなみに、テレマーククラブという名前ではあるが、私などアルペンの人もいる。
だから、アルペン、ボード何でも可能で、飲み会のみの人も多数存在みたい。

第1日目

早朝、Y部長と待ち合わせて三本滝へ。
いい雨降りであったが、三本滝に着く頃にはやんできていた。


三本滝駐車場

車は数台あるのみ。それでも今日上がろうという強者が数人いた。
定時のバスに乗り、今晩お世話になる位ヶ原山荘へ荷物を預けて、そのまま肩の小屋口へ。


肩の小屋口

1日目は、私含め7名で上がる。1名静岡のNさんが日帰りとのこと。
雨はたまに降ったりやんだりであったが、行ける所まで行くことにする。
ガスは視界100mというところか。
とりあえず、肩の小屋まで。


大雪渓登りはじめ

小屋から先の雪渓状態がわからず、まあ左寄りへ行くと雪渓途切れる。
ちょこっと藪漕ぎして、登山道に合流。
途中、少し途切れていたが何とか行ける感じ。


登山道一部雪切れる

すぐに大雪渓上部に出た。最初からこれ詰めればよかったが、ガスがあり見えずリスクありだった。
やっとこさ、蚕玉岳(こだま)と朝日岳のコル(山頂と山頂の間の低くなった所)に出る。
パーティーを半分に分け山頂組とドロップ組と分かれる。
稜線を行くとすぐに蚕玉岳山頂だが、ここで雪はおしまい。
乗鞍山頂へはスキーをデポして歩いていく。


蚕玉岳山頂

この頃になると、ガスと風はあるものの登頂には支障なし。


乗鞍岳山頂

当然のことながら周りの眺望は得られない。明日に期待。
山頂で、三重から単独のお姉さんに写真撮ってもらう。
しかし、この天候でよく頑張った!(笑)
山頂からすぐの雪渓で雷鳥さんに出会う。


雷鳥さん(初夏バージョン)

スキーデポ地へ行きドロップ準備。
最初にドロップした組は、バス停まで下りたようだ。
視界は先ほどと変わらないが、下りるのに支障なし。




皆さんテレマーク姿勢決まっていますね~
あっという間に、肩の小屋口バス停へ。ここで1本入れて位ヶ原山荘へ下る。
この先10mくらい雪途切れたが、あとは山荘手前まで雪あり。
しかし、立て溝が滑りの邪魔をする。
この立て溝は、雨がたくさん降り染み込まなかった分が表面を流れて形成される。
この時期仕方ないけどねという感じである。
この頃には、ガスも晴れてきて天候は回復傾向。


位ヶ原山荘

お昼にうどんいただいたりしているうちに3時頃に宴会はスタートしていたが、
私はお昼寝。。。夕飯頃には皆さん出来上がっていた。
そういえば小屋に着いたら、夜の部参加の2名が到着していた。
そして夕食時に神奈川からKさん到着。
いつも感心します。その行動力!


夕暮れの乗鞍

6時から夕食。鹿鍋がメインである。


夕食

いつものごとくたんまりいただき、宴会第2部スタート。
あっという間に消灯の9時になる。

第2日目

私は5時過ぎには目が覚めてしまい付近をお散歩。


山荘から松本方面

松本の方は雲海になっているようだ。
気持ちよく歩いて、小屋でまったりしていると皆さん起きてきた。
朝食ガッツリいただき、準備。
話し合いの結果、肩の小屋口までバスで行くことにする。
宴会組の2名とガイドのやまこぼさんは、そのまま下りるようだ。
そしてバスが来たが、なんと4台。
昨日と違って大賑わいである。


肩の小屋口

昨日も見かけた方と挨拶交わし、準備に取りかかる。
ここで本日参加の2名と合流。
トレッキング、ボード、テレと皆それぞれに登っていく。
今日は視界良好で、大雪渓を詰める。


大雪渓下部

私はクトーつけていたが、やはり楽である。ずれてもずれが少ない。
しかも結構な斜度を直登出来る。おすすめですよ~板に直に取り付けるヤツね!
スピリットボードのお兄さんと抜きつ抜かれつで上がっていく。
日本では久々にスピリット見たな~ アメリカではほとんどそうだったが。。。
この方が効率はよいように思う。この時期は雪締まっているからツボ足もかわらないか。
また、山頂組とドロップ組に分かれる。
蚕玉岳のコルでスキーデポして、今回は3名で山頂へ。


蚕玉岳の賑わいと乗鞍岳山頂

今日は蚕玉岳からの雪渓をドロップする方々が多かった。
若者多かったから滑り専門の方々か?
山頂へ向かうものはトレッキングの人と我々だけだった。
どうしても山ヤとしては山頂を踏みたい。


オッチャン3名山頂にて

今日は山頂から360度大展望ですばらしかった。


左から槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳

ここで大阪から来たという若者3人組と出合う。
最初どこかの大学のワンゲルかなと思ったが、社会人さんのようでした。
若者が増えるのは好ましい。
あとはスキーデポ地に行き、ドロップ組と合流。


権現池

今回は大雪渓の左を滑る。昨日と一緒で快適ザラメ。
撮影しながら、快適に下りた。
私とO先生は位ヶ原山荘まで行き、デポ荷物を回収。
お昼のバスで駐車場まで下山。
あとは乗鞍のスプリングバンクでお昼いただき帰路につく。

今回で板納めとなります。今シーズンも多くの方々にお世話になりました。
震災の影響で今シーズンはいつもより滑っていませんが、それなりに満足できたかと。
来シーズンもよろしくご贔屓のほどを。
これから沢にクライミングにトレッキングにモードは切り替わります。
明日は1日お休みいただいて明後日からまたお山へ。