亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NFPショックを消化する市場、本日パウエル発言

2023年02月07日 16時58分00秒 | 金市場
昨日は想定外の下げに見舞われ1900ドル割れに至った金だけに、アジアなどでは安値を待っていた宝飾や地金など現物買いの需要が高まるのではと書いたが、そうした動きは出ているようだ。 新型コロナ禍以降の経済混乱の中で、自国通貨がドル高の中で売られたうえでのインフレは、新興国では金への関心を高めさせた。同じ状況でありながら日本ではその傾向が弱いのは、意識や気付きのレベルの違いかもしれない。 もうひと . . . 本文を読む
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1900割れゴールドに控える実需の買い

2023年02月06日 19時46分11秒 | 金市場
先週末3日金曜日は大阪出張で更新ができなかった。 先週のNY金は、想定通り心理的節目の1950ドルを超えたものの、週末3日には一転1900ドル割れに売り崩される値動きの大きな週となった。週足ベースでの値動きの落差も上下100ドルに広がる荒れた展開となった。 見通しでは、欧州中央銀行(ECB)理事会、および1月米雇用統計の結果を受け高値トライ見込んだが米雇用統計の結果が予想値を大きく上振れ、金 . . . 本文を読む
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パウエル発言を受けNY金レンジ上放れ

2023年02月02日 16時52分26秒 | 金市場
注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、予想通り0.25%の利上げを決め、声明文では「継続的な利上げが適切」との文言を変えず、利上げを続ける方針を示した。   声明文発表の時点では、今後も強気の引き締めが続くとの見通しから、株価はダウ30種平均が一時500ドル安になるなど急落。声明文発表前に前日比2.50ドル安の1942.80ドルで通常取引を終えていたNY金は、パウエル連邦準備理事 . . . 本文を読む
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売られても復活、しぶといゴールド(Stay Gold)

2023年02月01日 21時07分04秒 | 金市場
昨日のNY金は、NY時間外のアジアからロンドンの時間帯に売りが先行した・ 翌2月1日にFOMC声明文発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、一時2週間ぶり安値となる1900.60ドルまで売られたのは、NYコメックスの限月交代(中心になる取引の移行)に伴う手じまい売りがひとつ。 さらに今回会合でのパウエル議長のタカ派発言を警戒した利益確定の売りが先行したものだろう。 ただし通常取引開始間も . . . 本文を読む
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