クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

カラヤン/BPOのモーツァルト 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」

2006年10月07日 04時26分36秒 | 交響曲
HMVの「3枚買うと25%OFF」セール・・・・・。
僕はこういうのに弱いんです。生来の安物買い(銭失いの面も多く・・・・)、ついついクリックしちゃう・・・・(^^ゞ。
しかも某オークションにも「30枚でナンボ」とか「80枚セットでナンボ」という出物があって、これも単価計算すると非常に安い・・・・。
ついついクリックしちゃう・・・・・。

この際、自分の所持物といくらかダブろうが、単価を考えれば安いもんだ・・・・ええい、クリックしてしまえ・・・・大人買いじゃ。

いやはや、悪魔の囁きを自分で言ってる。アホな話であります。
某オークションなど、「どうせ誰か高値を付けるやろ」と思っていると、これが自分だけだったりする・・・・・オイオイ、またカネがかかるぜよ・・・・(^^ゞ

というわけで、このところ、ガンガン荷物が届きます。
僕はニヤニヤ、家族はヤレヤレ。
しかし、齢、幾つになっても嬉しいもんですな。ガハハ。

前振りが長くなりました(m_m)・・・で、その中から。
モーツァルトの交響曲第41番ハ長調 K.551。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1970年、ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。EMI盤。
激安2枚組輸入盤で、1000円もしない・・・・・何ということか。

残響豊かな教会録音。オーケストラは小編成ではなく、殆どフル・オーケストラに近い感じで、豪勢な響き。

カラヤンのモーツァルトは快速テンポで、淀まず、弛まず、駆け抜けるような爽快感があるのだが、この演奏はいかにも大オーケストで、機動力には少々欠けるかな。
音楽の表面は素晴らしく磨き上げられていて、細部へのこだわりもハンパじゃない。彫琢を極めた演奏というのは、このカラヤン盤のような演奏を云うんじゃないか。
マニエリスムのような趣きもある。
楽器で目立つのは、ティンパニ。そして低音の弦楽器。これがまたカッコイイ。

第1楽章は、快活で溌剌とした表情がたまらない。壮麗なフル・オーケストラのモーツァルトを堪能できる。ここまでやってくれれば、かえって気持ち良い。

第2楽章は優美な表情が素晴らしい。弱音器をつけての弦楽器の表現も美しい。ほれぼれするような音。

貫禄で聴かせる第3楽章。
そして感動のフィナーレ。モーツァルト最高の(いや、古今東西最高の)フーガ。この立派な音楽を、(太陽系の外に出しても恥ずかしくない名曲を)、自宅のステレオで独り占めできる贅沢さ。何というボクは幸福者か。

1970年の録音なので、もう36年も昔・・・とはとても思えない見事な録音。
1970年代のEMIのBPO録音には良いものが多いのだが、これもその一つ。
特に、イエス・キリスト教会の残響が素晴らしい。
ボリュームを上げた方が、この録音の真価が伝わるように思います。

カラヤンのEMI盤は、大音量で聴きましょう。
ホンマにエエでっせ。



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