モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

姫神山リベンジと岩手山逍遥(2019年5月10日)

2021年05月16日 | 岩手山と姫神山

(本記事は内容を少し修正して再アップしました。)

かねてより岩手山を眺めるには姫神山が一番良いと聞いており、昨年春にチャレンジしたが、
その時はpm2.5のせいで山がほとんど見えず、本意を果たせなかった
(記録は「初めての姫神山&鞍掛山(2018年5月12日)」)

その後、晩秋に新雪姿の岩手山を姫神山から見ている
(記録は「姫神山と鞍掛山/岩手山展望。(2018年11月3日)」)が、
それはそれとして春の残雪姿には依然として未練があった。
5月10日はそのリベンジで再挑戦した。早朝、県境を越えたら、岩手県側は靄がひどく、
姫神山中腹から見た岩手山はおぼろげだった。また今年もダメかと折れそうになったが、
山頂に着いたら、靄もだいぶ取れ、ナントカ初期の目的を遂げることが出来た。

5月10日、姫神山山頂から見た比較的スッキリの岩手山。
 


この日の姫神山登山の模様を簡単に報告してみる。

今回は昨年秋同様、こわ坂コースからアプローチした。朝、歩き出してすぐ見た岩手山はこんな感じ。

姫神山中腹、こわ坂コースから見たおぼろげな岩手山。



花は全般的に少ない山だが、カラマツの植林地に入ると、まずはニリンソウが咲いていた。

次いでミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)。こちらは日本海側では珍しい花のひとつ。

ニリンソウ

 
                                        ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)


スミレの仲間はスミレサイシンも有ったが、今日は圧倒的にミヤマスミレが多かった。

ミヤマスミレ(斑入りタイプ)



ミヤマスミレにめんこいビロードツリアブ

 
                                                                                                    カタクリ


登るにつれ、カラマツの植林地はいつの間にかミズナラやダケカンバの雑木林に変わっていた。
このコース、上の方に行くとちょっとだけ岩場が有って・・・

岩場
 
                                                                                                      アラゲヒョウタンボク


アラゲヒョウタンボクやヒメイチゲなどの地味な花を見て、カタクリが疎らに咲く坂道を登り詰めたら、

そこは頂上だった。

姫神山山頂から見た比較的スッキリ岩手山。






こわ坂コースをピストンで下り、一本杉登山口(園地)に寄ったら、山頂に居た時よりもっとクリアーな岩手山が見えた。

この日は時間が経つにつれ、視程がドンドン向上して行った。

一本杉登山口(園地)から岩手山を望む。



ここからは桜越しに岩手山が望める。




何か面白い花が咲いてるような気がして、園地の中を巡っていたら・・・

タチツボスミレ以外に、見慣れぬスミレに遭遇。それはアケボノスミレだった。

 


このスミレ、秋田など日本海側地方ではなかなかお目にかかれない。

姫神山は花に関しては物足りない山だが、このスミレに逢えたことで今回は凄く得したような気分だった。


午後からは、最近話題になっている上坊(わんぼう)牧野、一本桜に移動。
肝心の桜はイマイチだったが、岩手山はとてもカッコよかった。
ところでここで写真を撮る場合、桜は左右どちらに置くのがいいのだろうか。

上坊(わんぼう)牧野から一本桜と岩手山、桜は左バージョン。 



上坊(わんぼう)牧野から一本桜と岩手山、桜は右バージョン。



「上坊 一本桜」で画像検索すると、左に置く構図がやや多い印象だったが、
拙fb上の友人達からは右の方が好いとの意見が多かった。
一応、桜無しバージョンも。

上坊(わんぼう)牧野から岩手山、桜無しバージョン。



岩手山をアップで。




上坊牧野からは、岩手山だけでなく、他の山の眺めも良かった。

地味でマニアックな山ばかりで恐縮だが、ちょっとだけ付き合って下され。

裏岩手の三ツ石山(1466m)と小畚山(1467m)。



八幡平・茶臼岳(1578m)から前森山(1304m)にかけて。



ところで午前中、登った姫神山は撮り忘れていた。昨年5月に撮った写真で勘弁願いたい。

2018/05/12 姫神山



岩手山ばかりで申し訳ない。

5月10日は上坊(わんぼう)の一本桜を見た後、近くの焼走り溶岩流にも寄ってみた。

焼走り溶岩流末端から望む岩手山。






ここから望む岩手山はゴジラの背びれの様な屏風尾根が隠れ、左右対称の富士山型になる。

 夏場に見ると黒いボタ山のようだが、今頃の季節はまだ雪が残っていて、より富士山っぽいなと思う。
ところで、昨年7月、私はここからテクテク歩いて山頂まで行ったが、途中のコマクサの群生は凄かった(記録はこちら)。
 今、考えるとあの群生地は残雪の下部あたりに位置しているように思える。

岩手山も鳥海山同様、見る角度によって大きく姿を変える。

秋田への帰り道。雫石側から眺めると・・・

雫石側から見た岩手山。右端の出っ張りは鞍掛山。



以上。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横手実家、今年の草取りスタ... | トップ | 西八幡平に春を追いかけて。... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (お天気ママ)
2021-05-16 09:21:02
こんにちは☺
絵葉書のような、そんな風景
良いですね~ありがとうございます💕
返信する
お天気ママさんへ。 (モウズイカ)
2021-05-16 10:24:27
コメントありがとうございます。
岩手山を巡るこの辺の風景は国内屈指ではないかと勝手に思っております。
返信する
フォローありがとうございます。 (momohakase)
2021-05-16 13:39:19
岩手山、とても綺麗ですね。
日本百名山でしたよね。
今後ともよろしくお願いします。
返信する
momohakaseさんへ。 (モウズイカ)
2021-05-16 13:48:07
コメントありがとうございます。
私は秋田県なので、岩手山は隣県の山ということになります。
ふだんは鳥海山ばかり見て生活していますが、お隣の岩手山も素晴らしい山です。
個人的には東の渋民村方向から見た姿が気に入っております。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/dc5dd6a28a67cc76af60e4f2985a2e74
返信する

コメントを投稿

岩手山と姫神山」カテゴリの最新記事