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カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

森永橋から電波塔まで:Dimage 7iと歩く鶴見川試写散歩

2025年08月23日 08時30分00秒 | 川崎
オークションやキタムラなどの中古ショップでカメラを入手した際、試し撮りにおいては川崎のラチッタデッラや横浜桜木町のランドマークタワーに出向くことが多いのですが、MINOLTAのDimage 7iの試し撮りは鶴見川沿いで新しい場所を探すことにしました。

タイトル写真は森永橋になります。
森永製菓 鶴見工場が鶴見川沿岸にあり、シャレみたいな話ですが、その近くを架かる橋ということで「森永橋」というそうです。
ちょうどレガッタの練習もしていたので、一緒に入れてみました。
 

新鶴見橋
DIMAGE 7iで撮影:45mm相当 1/500sec F8.0 ±0.0EV ISO100
「新」ということは旧鶴見橋があってもいいようなものですが、鶴見「川」が由来ではなく「新鶴見地区」に架かる橋、ということらしいです。ややこしい。
 

レガッタの練習
DIMAGE 7iで撮影:147mm相当 1/750sec F5.6 ±0.0EV ISO100
川幅が60m~70mくらいなため、150mm相当でもしっかりと被写体を捉えることができました。
 

電波塔
DIMAGE 7iで撮影:70mm相当 1/750sec F8.0 ±0.0EV ISO100
解像度の確認のために撮影してみました。
鉄骨の一本一本を確認できます。デジタルカメラって本当にすごいなと感じます。
 
Dimage 7i
2002年当時はカメラの操作に慣れ始めたばかりで、画質の違いやラチチュードの意味すらピンと来ていませんでしたが、Dimage 7iはさすがハイエンド機。白とびや黒つぶれの少なさに、その実力を感じました。
当時のコンデジとしては珍しいRAWモードが搭載されていましたが、RAW黎明期ということもあってか所有のAffinity Photo2でも現像がうまくいかず、結局JPEGで撮影した方が納得のいく仕上がりになるという不思議な体験もありました。
 
 
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分厚いカメラと薄いラチチュード:レトロデジカメDSC-V1の再発見

2025年08月16日 09時06分00秒 | カメラ

何の気なしに眺めたヤフオクの出品の中に、見るからに古そうなレトロなデジカメを発見しました。

正面からの大きさはいいとして、とにかく厚みが半端ない。

フィルムカメラでもこの厚みのものは古さを感じさせるものですが、デザインがサイバーな感じが非常にアンバランスなこの機体、SONYのサイバーショットDSC-V1という2003年発売のコンパクトデジタルカメラです。

主なスペック

  • 映像素子:1/1.8型 CCD原色フィルター 510万画素
  • レンズ:35mm換算34mm~136mm ISO最大感度:ISO800相当
  • 動画時解像度:VGA(640×480 17fps)
  • 電源:リチウム電池

コンパクトデジタルカメラは成長期にあり300万画素から500万画素にメインストリームが世代交代する熱い時期でした。SONY製品だったため、記録媒体がメモリースティックであることも時代を感じます。



上面図

電源ボタン・モードダイヤルが配置されています。特徴的なのは「NIGHTFRAMING」と「NIGHTSHOT」モード。

2003年は暗所撮影には各社苦労しており、DSC-V1の最大感度はISO800程度で、ISO6400やら12800が標準装備されるのはあと10年は必要だったため、暗所撮影にはHandyCAMで培った赤外線撮影技術をデジタルカメラに転用していました。

なおNIGHTSHOTは撮影結果が赤外線写真で残されるモードで、NIGHTFRAMINGは撮影時だけは赤外線画像となりますが「撮られた写真は通常のカラー写真」で残される、といった違いあります。



記録媒体はメモリースティック

往年のメモリースティックです。Duoでないところがまた時代を感じさせます。

写真は32MBのものですが、実際運用にはアダプタを介してメモリースティックDuoの2GBを使用しています。



背面図

右上にあるズームレバーがビデオカメラの操作を感じさせます。

また、十字キーの右上にはジョグダイヤルが装備されています。使いこなせばかなり便利なジョグダイヤルですが、まだそこまで至っていないため、露出補正程度にしか使用してません。



外部端子カバー

上からUSB(MicroB)、AV端子、DC端子になります。

AV端子はブラウン管のTVに出力するためのコンポジット接続向けのAV端子です。黄色のフチが目立ちます。



作例1:東京国際フォーラム

DSC-V1:28mm相当 1/40sec F2.8 ±0.0EV ISO100

1Fから2Fにわたる巨大な壁を中心に広角側で撮影しましたが、ちょうど画面真ん中に緑色のモアレが出ています。さらに天井が白飛びしているのが気になります。



作例2:有楽町マリオンのカラクリ時計

DSC-V1:28mm相当 1/250sec F4.5 ±0.0EV ISO100

有楽町マリオンの象徴ともいえるからくり時計です。

高校生の頃、丸の内ピカデリーで映画を観ることがステイタスだったことが懐かしいです。

時計下の通路が、大きく黒つぶれしているのが気になります。



作例3:鶯谷駅陸橋より

DSC-V1:28mm相当 1/250sec F5.6 ±0.0EV ISO100

10本以上の線路が併走している姿を見ることができる鶯谷陸橋です。

特急「鎌倉」が走ってきた瞬間を捉えることができました。

やはりここでも雲が白トビしています。



作例4:「うぐいす通り」の街頭

DSC-V1:70mm相当 1/400sec F8.0 ±0.0EV ISO100

言問通りにつながる「うぐいす通り」に、ごちゃっとした電柱があったので、街頭と絡めてさらにゴチャゴチャさせて撮影しました。

電線を見るときちんと解像されていることがわかります。


2003年製のためか画像の白トビと黒ツブレが目立つあたりは、ラチチュードの狭さを感じます。解像度については厳密な測定はしていませんが、見た印象ではかなり高精細で好印象です。

シルバーボディのデザインは今見るとすごく格好よくて、しかもコンパクトなので目立つこともありません。

ただ液晶モニタは、曇り空の下では明るさが足りず、構図を合わせるのに苦労する場面もありました。

光学ファインダがあるおかげで、撮りたい写真はしっかり撮れるのですが、撮影前の気分が少し下がってしまうのが正直なところです。

このオールドカメラを持っていくにはそれなりの理由が必要かもしれません。



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初めての蓮撮影はムズい~鶴岡八幡宮の源平池~

2025年08月09日 08時30分00秒 | 
熱帯植物園などで「水蓮」を鑑賞したことはありましたが、日本人なら馴染みのある「蓮」の花を写真に収める機会がありませんでした。
蓮の旬は7月の中旬から8月の初旬、かつ時間帯が早朝ということなので、鑑賞する条件が厳しいですが、一念発起し、蓮で有名な鎌倉の鶴岡八幡宮の「源平池」に行ってきました。
境内にある源平池に群生している紅白の蓮が素晴らしいと聞いていたので、早起きしてAM8:00には鶴岡八幡宮に到着しました。
タイトル写真は白い蓮の花です。時間的にギリギリだったのでしょうか、綺麗に開いた状態を撮影することができました。


蓮の花:ピンク
NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:300mm相当 1/125sec F6.3 ±0.0EV ISO125
右にあるしょぼくれた蓮の葉が気になりましたが、花はいい状態だったので、掲載してしまいました。まるで老人と若人が寄り添っているようです。


前ボケを意識した蓮
NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:300mm相当 1/125sec F6.3 ±0.0EV ISO125
憧れの前ボケ写真に挑戦しましたが、まだウデが足りないようで。いまひとつパッとしない写真になりました。


花托の表現
NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:300mm相当 1/125sec F6.3 ±0.0EV ISO125
こちらの花の開き具合だと中心の「ハス」になる「花托」を捉えきれていませんが、下の写真は逆に花が開きすぎて必要以上に花托が露出してしまっています。こうなるとちょっと上品さが失われてしまった気がします。どっちを取るかといわれれば花托が見えない方が私の好みです。

NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:300mm相当 1/800sec F6.3 ±0.0EV ISO100


菰樽(こもだる)
NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:120mm相当 1/640sec F6.3 ±0.0EV ISO100
菰樽が並ぶさまをみると何故かシャッターを切りたくなります。


拝殿と舞殿
NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:174mm相当 1/200sec F5.6 ±0.0EV ISO100
この構図も撮り尽くしている感がありますが、拝殿と舞殿との超圧縮効果を目の当たりにすると何度もシャッターを切ってしまいます。


源平池
NIKON D7000 SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:28mm相当 1/160sec F6.3 ±0.0EV ISO100
蓮で埋め尽くされ、水面が見えなくなっています。冬までにはこれだけの蓮が枯れて池の底に沈んでいくのを考えると自然のすごさを感じます。

蓮の撮影は初めてでしたが予想以上に手強い相手でした。
もう少し高い位置から狙いたかったのですが、脚立を持ち込んだ瞬間に「ちょっとすみません」と注意される姿や、花托のブツブツがちょっと美的には微妙かもしれません。となると、無理に高所から狙う必要もないのかもしれません。
それでも「大きな花」というテーマでは、先日のアジサイに続いて、蓮もなかなか奥が深い。
次回、もし再挑戦の機会があれば、もう少し工夫して、蓮の魅力を引き出せるよう頑張ってみたいと思います。



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銀ボディの風鈴スナップ-ミノルタDIMAGE 7i- 2000年代の名機と出会う

2025年08月02日 08時30分00秒 | 川崎
2000年代初頭に流行したシルバーボディのハイエンドデジカメ、MINOLTAのDIMAGE 7iを入手したので、7月の風物詩である川崎大師の「風鈴市」にて、レトロな空気をまとったこのカメラで試し撮りしてきました。
DIMAGE 7iは、2002年発売とあってか、今のカメラと比べれば、動作や液晶モニターの解像感などは”アナログ寄り”。しかし、ハイエンドならではの操作感や描写の粘り強さには今でも通じる魅力があり、風鈴の透明感にもしっかり応えてくれました。

タイトル写真は、展示・販売されていた有田焼の風鈴です。
「色鍋島桜」と銘打っていました。桜の柄が華やかでいいですね。


柄杓が並ぶ手水舎
※ DIMAGE 7iで撮影:132mm相当 1/125sec F3.5 ±0.0EV ISO160
境内にはお馴染みの手水舎は蓮の装飾が目を引きました。奥行きを上手く表現できたと思います。


だるま風鈴
※ DIMAGE 7iで撮影:139mm相当 1/125sec F6.7 ±0.0EV ISO100
川崎大師の名物「だるま風鈴」です。様々なカラーバリエーションがありました。それぞれの「顔」がこちらを向いてくれるタイミングを計るのが何気にもどかしかったです。


参道の商店街
※ DIMAGE 7iで撮影:172mm相当 1/250sec F8.0 ±0.0EV ISO100
風鈴市が始まって間もなくの時間帯にもかかわらず、大勢の人が参道にあふれていました。


商店街の風鈴たち
※ DIMAGE 7iで撮影:34mm相当 1/60sec F6.7 ±0.0EV ISO100
ちょっとゴチャゴチャな写真になりましたが、描画性能は一眼レフに負けないものだと思います。


編み込み装丁された鉄風鈴
※ DIMAGE 7iで撮影:108mm相当 1/125sec F3.5 ±0.0EV ISO100

DIMAGE 7iは先日入手したSONY DSC-V1を触ってみて「やっぱりこの頃のカメラって楽しい」と思い、勢いでポチってしまった一台です。
実はDIMAGE 7iにはRAW撮影モードも搭載されているので、常用しているAffinity Photo 2で現像してみたのですが……うーん? 色のニュアンスに違和感があり、私の好みとはちょっとズレていました。
そこで潔くJPEGの最高画質モードに切り替えて撮ってみたところ、こちらの方がずっとしっくりきました。今回掲載している作例もすべてJPEG撮影となります。エッジの甘さも含めて、当時の空気感を写し取ってくれるような味わいでした。
ちなみにこの頃は、NIKONからはD100、CANONからはD60といった初期のデジタル一眼レフが登場していた時代。まだフィルム用のレンズ資産を活かして撮影していた方も多かったと思われます。そんな中、一体型レンズながら描写力と操作性を両立したDIMAGE 7iは、十分に“時代の対抗馬”として戦えていたのではないかと思います。

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夏の風鈴を高倍率ズームレンズで撮影したら感動した

2025年07月26日 08時30分00秒 | 川崎
昨年はすっかり失念して行くことが叶わなかった川崎大師の「風鈴市」でしたが、今年は忘れることなく行ってまいりました。
なお、気温は例年通り30度超えの炎天下ではありましたが、急遽購入したSIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMをNIKONのD7000に装着し、人混みの隙間から地域の様々な風鈴を撮影してみました。

タイトル写真は北斎の富岳三十六景をモチーフにした有田焼の風鈴になります。「神奈川沖浪裏」と「赤富士」のコラボがパチモノ感があって気に入りました。


大本堂前に飾られている風鈴
※ NIKON D7000 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:174mm相当 1/160sec F5.6 +0.3EV ISO220
ほどよい風が対角線構図とマッチして、すっきりとした写真になりました。

上記写真を正面から撮影すると、かなり地味なのがわかります。
被写体をよく見て、好みの構図を見つけたときは、思わずニンマリしてしまいます。


平原寺の境内
※ NIKON D7000 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:27mm相当 1/160sec F9.0 +0.3EV ISO100
こうみると「盛大な風鈴市」には見えませんが、他の場所では複数の専用のテントの下で縁日のように展示・販売されていました。


参道の商店街に飾られている風鈴
※ NIKON D7000 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:174mm相当 1/320sec F5.6 +0.3EV ISO360
境内に負けじ劣らず商店街の風鈴も沢山飾られており、今年もキラキラ風鈴たちを撮影することができました。


川崎大師の「だるま」
※ NIKON D7000 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:66mm相当 1/320sec F4.5 +0.3EV ISO220
紅白だけではなく、様々な色のだるまを販売している商店がありました。ぶら下がっているだるまが可愛いですね。


トランスルーセントな風鈴
※ NIKON D7000 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMで撮影:270mm相当 1/160sec F8.0 +0.3EV ISO100

高倍率ズームレンズについては、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6を常用とし、満足はしているのですが、NIKON D7000用にも高倍率ズームレンズを1本欲しいと考えていました。
NIKON純正のAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRは望遠側が210mm相当になります。希望の望遠300mm相当となると金額もワンランク上のものになるため、ここ数年躊躇していましたが、ちょうどSIGMAの程度の良いレンズが出ていたので衝動的に購入してしまいました。
描写性能や使い勝手は問題ないのですが、マイクロフォーサーズユーザーの私としては、本体含みの1.5kg近い重量は、かなりのネックになります。
しかしこのレンズ一本でほぼ実用域をカバーできるので、当面メインとして使っていきたいと思っています。

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