(本頁は「紅葉直前の秋田駒ヶ岳・前編」の続きである。)
本編では男岳からの山岳展望と浄土平で見た残り花を扱ってみる。
まずは南側の馬蹄形カルデラ内を眺めながら登って行く。
登るにつれ、小岳やムーミン谷の谷底がよく見えるようになる。
男岳山頂を見上げると、鳥海山も見えた。
鳥海山をアップで。
進行方向と反対側を振り向くと、
岩手山は雲を被ってしまい、よく見えなかったが、
男女岳(おなめだけ)は北側に富士山のような姿で聳えている。
八幡平や乳頭山は男女岳のかげになり見えなかったが、
津軽富士・岩木山はよく見えた。
稜線を登り詰めると、行く手に男岳山頂。そして遠くに鳥海山が聳えていた。
男岳山頂の男岳神社
(右上)鳥居越しに鳥海山を望む。
男岳山頂から鳥海山と田沢湖を同時に眺める。
鳥海山を凝視したら、左側・白岩岳の奥に月山が見えた。
月山をアップで。
南側の眺め。女岳と昭和45年(1970年)の噴火で流れた溶岩が見える。
東側を見ると、ムーミン谷と小岳。この日、岩手側は雲が湧き、早池峰山は見えなかった。
馬ノ背稜線と阿弥陀池。
そろそろ下山しようと思う。
阿弥陀池が間近だ。
阿弥陀池の北岸を渡り、その後は久しぶりに男女岳に登ろうかと思ったが、
雲が出て来たので止めた。替わりに浄土平に下りてみた。
浄土平には遅くまで雪が残っているので、花も遅くまで咲き残っている筈。
思った通り、エゾオヤマリンドウがまだ最盛期だった。
他にはミヤマアキノキリンソウやゴマナの残り花も有った。
ミヤマアキノキリンソウ
(右上)ゴマナ
トウゲブキの実
(右上)ネバリノギランの草紅葉
場所によってチングルマの草紅葉が始まっていた。
以上。
「紅葉直前の秋田駒ヶ岳・後編」へ続く。