モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

早坂高原を朱に染めるのは誰?(2011年10月8日)

2021年10月31日 | 早坂高原

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

早坂高原は昨年の真夏に偶々訪れ、ここは凄いぞ!と直感。
今年は5月下旬のオキナグサを皮切りにかれこれ10回以上も通ってしまった。
最近、本業がとみに忙しくなっているので、今回、10月8日が今年最後の訪問となりそうだ。
この日の某高原は、前回(9月26日)よりも明らかに赤味を増していた。

手前の紅葉はドウダンツツジ



ワラビもオレンジに紅葉していた。




ドウダンツツジの紅葉                                 ミソハギの紅葉
 



草紅葉と言えば、オレンジ色が主流のように思っていたが、
この高原の場合は、他の原っぱとはだいぶ違う。
何が違うのか・・・
まずはご覧あれ。







北海道道東のアツケシソウには敵わないが、この地の草紅葉はやけに赤味が強かった。

赤の正体は・・・

その正体はミソハギだった。                             ミソハギの紅葉をバックにズミの実
 



前回同様、木の実も紹介してみよう。

ズミ。葉はすっかり落ちていた。



マユミ。こちらも落葉済み。



ノイバラの実



赤以外の木の実も。たぶんヤマブドウだろう。

 


新手の草紅葉に出会った。

ナワシロイチゴ




意外にもそれはどこにでもあるナワシロイチゴだった。
この植物がこんなふうに紅葉するとは今まで知らなかった。高原ゆえに昼夜の寒暖差が大きく、紅葉も深い色になるのだろう。


10月になっても、しぶとく咲き残る花達。

ツリガネニンジン                                     リンドウ
 



再び
朱に染まるミソハギの草紅葉を。





草の実

ノハナショウブの実                                   スズランの実
 


この高原のもうひとつの顔であるシラカバ林はどうだろう。




良くて黄葉。おそらくは褐色で落葉or飛散するのではなかろうか。

カエデの仲間も少し色づいてきた。




ナナカマドは花も葉も実も愉しめる。

 



ヤマボウシも三拍子揃っている。

ヤマボウシの紅葉と実



早坂高原、今年はおそらく今日が最後の訪問となるだろう。
近くの草原に居るベゴ達にも挨拶してから帰ろう。

いつもは遠くで屯しているベゴ達が、今日は道路の近くに居た。




この三頭はしばらく並んで草を食んでいた。

 



秋田市と早坂高原は往復で約350キロ(全て一般道)。

それを10回以上も走った我が愛車(当時はプリ〇ス)。この時期の平均燃費は26.5km/l。




最後に

草紅葉と花が混在している風景をば。

まだ咲き残っているのはノコンギク。バックの針葉樹はドイツトウヒ(植栽)。






そしてシラカバの疎林。




何か油絵のような風景だ。

以上。


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