モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2009/06/27 イコロの森ガーデン・前編

2023年07月16日 | ガーデン紀行/北海道

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)

このところ本業の関係で週末、札幌にちょくちょく出張するようになった。
今回、札幌に来て吃驚したのは、
下のような園芸ガーデニング情報誌がコンビニで売られていたこと。

園芸ガーデニングは全国的には下火傾向だが、
ここ札幌ではまだまだ盛ん、というよりも益々興隆の一途なのかな。

 


本業の会議やイベントはいつも17~20時頃終了なのだが、

残念ながらその日のうちに秋田に戻れる航空便はもはや無い。
翌土曜の休みを潰して移動せざるを得ないが、
遅い方の便(16時台)を選べば、昼過ぎの15時近くまでフリータイムになる。
折角の機会なので、夏場は札幌近辺の花どころを訪ねてみようと思った。
その第一弾が苫小牧にある「イコロの森ガーデン」。
(北海道のガーデンを訪ねるのは、2007年7月の紫竹ガーデン以来だ。)

JR南千歳駅からイケメンドライバーが運転する送迎バス(貸切)に乗り込む。
ガーデンは(^o^;)よくもまあこんなところに造ったなというくらい
深~い深~い森の奥にあった。
「イコロの森は、熊や鹿、リスなどの通り道、生息地です。」
とパンフに謳ってある通りの場所だと思ったが、
MAPを見たら、(^^;)すぐ近くを道央自動車道が走ってるじゃないか。

また駐車場にはお客さんのマイカーがぎっしりだった。
しかし深~い深~い森の奥であることに変わりはない。




ガーデン入口の反対側に巨大なテラコッタドールを見つける。







大阪府立花の文化園とは懐かしい。

昔、( ̄π ̄;ワタシが(本を出した余波で)講演した場所ではないか。

ガーデンショップを過ぎると、広大な芝生広場があった。

森の食卓『トマティーヨ』前の芝生広場(レストランガーデン)



ここを抜けた奥の方にローズガーデンがある。
自慢のローズガーデンは、モッコウバラやごく一部の品種が咲きだしたばかりだった。盛りは7月中旬以降かな。
仮に咲いていたとしても、バラ無知の私には・・・┐('~`;)┌ だったろう。
今回はバラの相方のカラーリーフやガーデン入口に咲いていたハマナスで勘弁してもらう。

白斑入りはミズキのなんとか、銅葉はメギの仲間。



ハマナスの白
   

                                           ハマナスの八重


ホワイトガーデンは四分か五分咲きと言ったところ。




パーゴラに誘引した白バラ(ロサ・ムリガニー)はまだ開花していない。

 

                                      ギレーニア(ミツバシモツケソウ) Gillenia trifoliata


ロクベンシモツケ Filipendula vulgaris
 

                                       セイヨウカノコソウ  Valeriana officinalis


此処では広いスペースにゆったりと草達が植わっている。







イタドリのような高性のタデ花は、

ペルシカリア・ポリモルファ Persicaria polymorpha とお見受けした。

手前に純白のシャクヤク



アストランティア・マヨール(メイジャ) Astrantia major 'Snow Star'  
 


右上はリナリア・パープレア(プルプレア) Linaria purpurea の白花。


アルンクス・ディオイクス Aruncus dioicus 'Kneifii'  
 


右上はアンジェリカ・アーカンジェリカ  Angelica archangelica だろうか。


ハマナ(クランベ・マリティマ)  Crambe maritima



シレネ・マリティマ  Silene maritima(or シレネ・ユニフローラ Silene uniflora)だろうか。



ゲラニウム・サングイネウム  Geranium sanguineum の白とシュッコンアマ Linum perenne の白か。




裸地に雑草がほとんど生えてないのは凄い!!

6月25日の札幌は異常に暑かった。
気温はなっ( ̄π ̄;なんと32℃。6月としては最高気温になったとのこと。
今回、イコロの森を訪ねた6月27日もその名残りで物凄く暑かった。
ホワイトガーデンの草花の中には、見苦しく葉焼けしているものや
植物そのものが弱ってしまったものもあったが、この暑さ続きではしょうがないか。

北地ゆえ、英国風のガーデンは、比較的作りやすい(それは(^o^)羨ましい)と思っていたが、
地球温暖化の進行を考えたら、今後はそう簡単には行かないように思う。


後編」へ続く。

(本頁は、2009年8月16日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)
(2009年9月12日、植物名を一部訂正。北村さん。ありがとうございました。)


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2 コメント

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おはよう~ (さいちママ)
2023-07-16 09:16:08
モウズイカさんのところは雨の様子はどうですか?
被害がないといいですが。。。
お気を付けてお過ごしくださいね。
こちらは大丈夫ですよ。
雄物川の下流ではもうあふれてきているみたいですね。

オープンガーデン素晴らしいですね。
いつか北海道に行ったら巡って歩きたいものです。
娘がイギリスにいるんですが季節のいい時に来いって言ってくれてます。
でもイギリスはとても遠くてなかなかいくことが出来ませんよ(苦笑
コロナから航空料金が倍以上になったのも痛いです"(-""-)"
返信する
さいちママさんへ。 (モウズイカ)
2023-07-16 10:10:28
コメントありがとうございます。またご心配いただきすみません。
昨晩までは雨と風が酷かったですが、今朝は小降りです。
自宅のある御所野はご存じの通り、高台なので我が家は無傷です。
しかし今朝は朝刊の配達がありません。テレビを付けると、
市中心部の河川氾濫、住宅地の浸水の模様などしきりとやっております。
かつて(2016年まで)勤務していた秋田駅東口のアルヴェの前の道路は水浸しで、
もし出勤していたら、身動きが取れなくなっていたことでしょう。
ときどき出かける大学病院ですが、周囲の浸水で病院に近寄れず、
救急も受け付けられないとか。ホント困ったもんであります。
娘さんがイギリス・・・とはすごいですね。
私もイギリス行ってみたいですが、
ヒコーキ大嫌いだし、パスポートも切れたまま、お金もないのでもう無理でしょう。
今回アップした北海道のガーデン訪問記録ですが、
これはかつて自ホームページにアップしていて、今年春、わけあって消滅したものです。
ハードディスクの中に下書きのファイルが残っていましたので、今回、復刻してみました。
これから折りを見てこのような復刻記事をアップしますが、
どうかご寛容のほどお願いいたします。
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