(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
いきなり私事で恐縮。
今年(2007年)5月連休明け頃から、鬱気分に苛まれている。
療養のため、勤務先に休暇を願い出たものの、なかなかお許しが出ない。
7月になり、再度、申請してみたところ、今度はすんなりと認められた。
だからといって、自宅にずっとひきこもっていてもしょうがない。
友人医師らのススメもあり、気晴らしも兼ねて訪ねた先は、何故か北海道道東の湖沼(こちら)と紫竹ガーデン。
紫竹ガーデンに行ったのは7月8日。そこはこの世の天国、パライソだった!!
レンタカーのカーナビがいい加減な場所に固執するもんだから、同じ場所をグルグル、
30分近くタイムロスが出たものの、本物の紫竹ガーデンには午前9時頃到着。
ガーデン入口のクレマチスに見とれて、しばし立ち尽くす。
その隣にはビロモウ(ビロウドモウズイカ)が門番か儀仗兵のように立っていた。
ゲートを入り、右側の建物(フラワーハーツ)を過ぎた途端、
私を出迎えたのは・・・
いきなりコバルトブルーのデルフィニウムだった。しかもアコガレのデルフィ林立風景が・・・
他コーナーのデルフィも若干動員しつつ、本ガーデンのデルフィ状況を紹介してみる。
昨日見たばかり摩周ブルー(こちら)を想わせるような花色もあった。
今想えば、私がガーデニング、特にイングリッシュガーデン
の虜になったきっかけのひとつは、青いデルフィニウム。
いざ育ててみると(多くの場合、ホムセンの小苗から)、秋田のような北国でも夏越しはなかなか難しい。
最近は矮花剤がかかってるせいでちっとも背が伸びなかったり、
たまたま背の伸びたものは雨風でぶっ倒れたりと、この花に関してはろくな思いをしていない。
それなのに他できちんと咲いているものを見ると、性懲りもなくまたチャレンジしたくなるから不思議だ。
次いで、ガゼボの周辺は、真っ赤なフィールドポピー(ヒナゲシ)が盛りだった。
この付近の春(5月下旬)はこんな感じだったらしい。
ここはシゴト休んで高い金払って飛行機JR乗り継いででも行くーっ! ε=ε=へ(+´π`;)ノ
だけの価値ある場所と私は思った。
そこに
♪ジャジャーンと現われたのは
紫竹昭葉(しちくあきよ)社長だった。
以前、自身のRHSJ講演会でお会いした時(こちら)よりも、お若くなったような感じ。
その第一声は、
「♪いらっしゃいませ。ビロウドモウズイカさん。」( 少し♪メロディがかっていた)
正確には(´π`;)ワタシはただの「モウズイカ」なのだが、そんなことはどうでもいい。
こちらからのご挨拶もそこそこに、
これより先は社長の強力な指導力の下、グイグイとガーデンの深部へ引き込まれて行く。
シラカバ並木を横切る。
境界のシラカバ並木 バイケイソウ
昔、この辺りは森林で、その下草にはバイケイソウやアキタフキが繁っていたのではないかと推察した。
ガーデンの境界林を飛び超えた広大な畑の中にシャクヤクとエレムルスがいっぱい咲いていた。
ここはもう少し経てば、広大なユリ畑に変身。
その奥には更に広大なワイルドフラワーのお花畑が・・・
昭葉社長は小さなおばあちゃんなのにやたらとでかいお花畑をお持ちだ。
この黄色のルピナスはお花畑のヌシのような貫禄があった。
パパウェル・コンミュタータム‘レディバード’ Papaver commutatum `Lady Bird'
序なので、別コーナーのポピーも少し紹介してみる。
ブルーポピー Meconopsis にもギリギリ間に合った。
ブルーポピー ハスカップ
このブルーの実はハスカップ(クロミノウグイスカグラ)Lonicera caerulea var. emphyllocalyx。
北海道では低地にも産するが、本州以南では高山植物とのこと。
社長のススメもあり、(○´ε`〇) 喰った喰った。美味しかったよん♪
知らぬ間に社長はこの実をポケットにガッポリ入れて、後で会ったお客さん達にも一生懸命分け与えていた。
実に不思議な・・・パワフルなおばあちゃんだった。
うちの家内と。
「紫竹ガーデン・・・その2」へ続く。
ここへは2017年に訪れています。
モウズイカさんより10年後で秋でしたね。
雑誌で見て道東を旅した時に寄りました。
花数は盛夏よりも少なめでしたが、それでも花数が多く、素晴らしいガーデンでしたね。(^-^)
蝶が花に集まり、エゾリスも見ました!
自然観を損なわずに整備されたガーデンで非日常を満喫してきましたよ。
チャーミングなあきよお婆さんともお会いしてきました。
懐かしいガーデンです。(^-^)
鬱っぽい気分に苛まされるも、場所を変え明るい日射しの下で、ブルーが主体の植物群落に囲まれながらのプチ転地療法にて快復に向かい良かったですね。
勿論、「鬱では無し然りとて5月病でも無し、精神的に疲れ始めて居たのでしょうか。?
私にも具体的にイメージできる身近な数々の草花、植物たち。
蓮カップ、北見地方のお土産 (ハッカ糖が特に有名) に名を連ねているような気がします。
紫竹ガーデン、いい処でしたね。
あきよ社長とは訪問する二年ほど前、ガーデニング関係イベントで知り合い、
何かにつけてしきりに来訪を促されておりました。
2007年に意外な展開で訪ねることになりました。
あの当時でも確か80歳を超えてましたが、
まだお元気でしょうか。とにかく凄い方でしたね。
一度いってみたいと思いながら、中々行けないでいます(^_^ゞ
昔、このガーデンの成り立ちを、ずいぶん昔の趣味の園芸の本だったかで読んだことがありました。
旦那様をなくされて泣き暮らしたこと、しばらくたって、旦那様のお手紙を見つけたこと、前を向いてガーデンを作り始めたとき60過ぎていたこと。。。
印象深かったので覚えていました。
その2楽しみにしています🎵
古い記録の掘り起こしで恐縮です。
全部で3頁を予定しておりますので、引き続きよろしくお願いします。
ご丁寧なメッセージにて恐縮の限りです。
改めて、『イングリッシュガーデン』という半ば自然に任せる管理方法からは、野生とは違うおおらかな優さしさにて、受け入れ易い活力を分け与えられる印象です。
ゴルフの発祥地であるスコットランド、"The England Open course " に通じる英国人気質の精神性を汲み取れます。
コメントありがとうございます。
『鬱と記しましたが・・・・すると八月には全快に至りました。』
『』の中身については、一部支障をきたす可能性もありますので、明日には削除させて頂きます。
と書きましたが、既に伝わったようなので、明日を待たず、自主削除致しました。
ご理解頂き、感謝いたします。以降もよろしくお願いします。