モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

雪化粧の鳥海山逍遥。(2020年10月28日)

2020年11月14日 | 鳥海山逍遥

10月28日は朝から晴天が見込まれたので、鳥海山の雪化粧姿を眺めるため、八塩山に登ることにした。
しかし折角行くのだから、早起きして直接、山麓からその御姿を仰いでから、登ろうと少し方針を変更、
未明に家を出た。

由利本荘市旧鳥海町の猿倉の近くで夜が明けそうになった。
場所はよくわからないのだが、付近の山中を走っていたら、橋の中ほどから鳥海山の全容がズバッと見えたので
そこ(下のマップではA)に陣を張ってみる。

ここから見る鳥海山は人家やスギ植林など人工的なものが殆ど入ってない。原始に近い鳥海山だった。

6時少し前、猿倉付近の橋(下マップではA)から。










6時が近づくと、朝日を浴びて中腹の紅葉が赤く燃え出した。
山頂部も赤くなるかなと期待したのだが、残念。今日は不発だった。

東側に薄い雲が出て来たせいだろう。モルゲンロートとは実にデリケートなものだと思い知るが、
個人的には今年見た鳥海山としては最も素晴らしいものだった。
撮影していたら、撮影者がふた組増えた。此処は写真愛好家の間でも知られたポイントのようだ。

今回の参考マップ(A~Gがおおよその撮影地点)



終わった後、次の撮影地、百宅(ももやけ)を目指したが、途中、猿倉の集落から見た鳥海山(マップではB)も。
こちらは手前に水田や人家など人工的なものが入っている。


6時少し過ぎ、猿倉の集落(マップではB)から。



百宅(ももやけ)は秋田県の東側山麓としては鳥海山頂に最も近い人里だと思う。
しかし前山に遮られ、鳥海山の見えるスポットは限られているし、裾野はほとんど見えない。

直根(ひたね)から山越えして百宅の集落に入る手前の放棄畑付近が割とよく見える場所だ(マップではC)。

7時少し前、百宅入口から。




こちらは7時少し前くらいに撮ったものだが、トラックやマイクロバスなどがやたらと多く、走って行った。
後で分かったのだが、百宅のダム建設工事が始まったようだ。

この場所はやがてダム湖に沈んでしまう。これから付け替え道路の工事も始まるだろうし、
このエリアそのものに近づきにくい状況がしばらく続くことだろう。

次は直根(ひたね)に戻り、笹子(じねご)峠に登る或るポイントから見た(マップではD)。
なおこのように見えるポイントは僅か数メートルの範囲。

7時少し過ぎ、笹子(じねご)峠から。



ここから見る鳥海山は秋田では一番好い形なのではないかと密かに思っている。

ところでこのエリア、読みにくい地名がやたらと多い。

笹子(じねご)峠から丁岳(ひのとだけ)も見えた。この山は奥地に有り、平野部からなかなか見えない。
この峠はその姿を間近に望める貴重な場所だ。

笹子峠から丁岳を望む。




笹子(じねご)峠を下りた後は笹子(じねご)の集落を抜け、今度は立石峠を越える。
そこから先は雄勝郡羽後町だが、依然として山間部を走るので鳥海山の姿は見えにくい。

今日登る予定の八塩山がだいぶ近づいた頃、横を見たら、鳥海山が丘陵の上にぽっかりと現れていた(マップではE)。

7時半過ぎ、羽後町田代の牛ノ沢地区から見た鳥海山。



ここで御姿を見れるとは全く予想してなかったので驚いた。
後になって、教えてくれる方が居られ、この場所は羽後町田代の牛ノ沢地区と判明。


こちらはこれから登る予定の八塩山(マップではF)。




ラスト二枚は八塩山山頂付近から見た鳥海山(マップではG)。

撮影は午前10時半頃。






八塩山から見た鳥海山の詳細は次頁「秋晴れの八塩山登山」で。


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