ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

みやぎミュージックフェスタ2008イン気仙沼 海によせて その4

2010-03-28 07:11:36 | 寓話集まで
第3部 海の碧と空の蒼 語り  ひとりの老紳士とひとりのご婦人が、こざっぱりとした身なりをして、洋傘をステッキ代わりにしてはおりませんが、小さな入り江を囲む港のあたりを、こんなことを言いながら歩いておりました。 紳士 ―ぜんたい、ここらのまちは怪しからん。木造2階建て瓦葺の昔ながらの町家があるかと思えば、鉄筋コンクリートのビルもある。中途半端に西洋の真似をして、表だけ四角く囲った店も多い。全く . . . 本文を読む