
◆大島芳さんを今回から同人に迎える。東北の古都会津若松から気仙沼の霧笛を見出していただいた。11月23日の記念イベントの際にも足を運ばれた。有り難いことである。よろしくお願いします。
◆詩の展覧会と県20霧笛40の共同周年イベントについて、今回同時の報告となった。
◆10月26日、宮城県芸術協会文芸祭公募作品、詩一般部門、千田遊人「生まれたての声はいまもぼくのなかに」が優秀賞(第二席)を受賞した。一般の部とジュニアの部、詩、短歌、俳句、川柳など公募。地域の皆さんもぜひ応募を!チャンスはある。ちなみに、高校生は一般の部扱いとなる。
◆盛岡市開催の第19回全国高校生短歌大会(短歌甲子園)において、気仙沼高3年の昆野永遠さんの「人間に光は描けない 陰影を 教えるように差しこむ光」が最優秀作品賞に選ばれた。一般的な叙情とは別の、理知的で絵画的な、具象かつ抽象であるような作品。
◆熊本吉雄さん、しばらく休会中であるが、短歌「澄み渡るきょうの冬天真四角に切り取り鶴を折ってみようか」、2月15日付河北新報に本田一弘氏選第一席に掲載。「短い詩型の中に雄大な風景が描き出される」と評される。
実は、7月発表の上半期の河北歌壇賞に「戦時と戦間期しかない人類史のたまたまだけのあなたとわたし」が選ばれている。
◆昨年3月10日付、朝日新聞に、照井由紀子さんの陸前高田ジョニー。震災から十年を経て再建した店の壁面いっぱいの、全国から贈られたレコード棚を背にした由紀子さんの大きな写真が掲載。
◆私事だが、11月23日、気仙沼在住の画家山本重也氏の水彩画を得て『絵本 湾』を刊行した。
◆12月1日リアス・アーク美術館の方舟祭に、気仙沼自由芸術派朗読ユニット千田基嗣+千田真紀として参加、千田遊人も出演。1月29日、気仙沼市文化協会の新春文化講演会において「湾をめぐって 私の文脈」と題し、朗読と講演。3月11日には、西宮市で開催される神戸阪神・気仙沼合同作品展「第二弾わたしらは進んでいくねん ちょっとずつ」にて朗読を行う。
表紙・紺野拓子「むてき」
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