ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

みやぎミュージックフェスタ2008イン気仙沼 海によせて その2

2010-03-25 18:11:24 | 寓話集まで
第2部 古(いにしえ)の海辺 語り  ひとりの老紳士とひとりのご婦人が、ひとりは、羽織袴の正装を整え、ひとりは、仕立ての良い、暖かそうなコートを着込んで、とある浜辺の近く、昔は、海水を汲んで塩を炊いたと伝えられるあたりを、こんなことを言いながら歩いておりました。 紳士 ―ぜんたい、ここらの海は、怪しからん。白砂青松の美しき浜辺を遠目に眺め、ゆっくりと散歩をするのが、私たちの楽しみなのに、今日は . . . 本文を読む