現代詩手帖に、2019年から3年にわたって、断続的に掲載された連載の単行本化である。 広瀬大志氏は、1960年生まれの詩人。豊崎由美氏は、1961年生まれの書評家、ライター。 私は、といえば、1956年生まれで、数えでいえば古希、馬齢を重ねているというべきだろう。 さて、ここでいう「ポエム」は、詩を英語で言えばpoemだというわけで、幅広く詩のことを指しているわけである。いわゆる「ポエム」に限定 . . . 本文を読む
〈語り〉 一人の中年の男が、すっかりフランスの紳士のかたちをして、ぴかぴかするペンを持って、白い紙の大きな束を抱えて、だいぶ奥深い湾の、大きな漁船の立ち並ぶ様を眺めながら、海に浮かぶ赤いお堂のあたりを歩いておりました。 ふと見ると大きな自然石の歌碑の磨き込まれた石の面に青い空と白い雲が映り込んでいます。〈男〉 おや、落合直文の歌碑か〈文字〉砂の上に わが恋人の名をかけば 波のよせきてかげもとどめず . . . 本文を読む
Poetry zine 「あめのちかいせい」は、やまうちあつし氏責任編集であるが、そもそもは、小熊昭広氏の「詩誌回生」(快晴出版)の別冊である。しかし、今回は、発行日も発行者も何も記載がない。回生の付録という記述もない。が、発行人は、小熊氏で間違いないはずである。 実は、前号まで、2回にわたって連詩に私も加えていただいていたとか、最初の号のインタビューで私をご紹介いただいたとか、私としては、末席 . . . 本文を読む
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