ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

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2013-04-30 22:21:35 | 嫌いだ嫌いだ
傷を負う 目には見えない傷を負う 忘れる 忘れようとする 忘れたほうがいい わたしは忘れない わたしは忘れない 泣くこともできない 抗うことができない 押し寄せてくる いや ぼくは見ていないから 安全な場所で 映像で見ただけだから 家も高台にあって 忘れよう 忘れようよ みんな忘れたほうがいい もとは駅の前だった 平らな土地の真ん中に どん と鎮座している大きな鉄の船 どんどん錆びてく . . . 本文を読む

4月29日(月)のつぶやき

2013-04-30 01:13:41 | 嫌いだ嫌いだ
 千田基嗣 @motochida 02:38 秋山律子氏と山下雅人氏の短歌 goo.gl/Gvw54 from gooBlog production返信 リツイート お気に入り  千田基嗣 @motochida 02:46 土壇場なのか、独壇場なのかでずいぶん違いますね@samoarihan あーそういえば、この前の朝生見たんだが、ホリエモンの土壇場という印象だったな。色んな話に首つっこもう . . . 本文を読む

江國香織の詩集など

2013-04-29 20:33:19 | エッセイ
 妻が江國香織が好きで、古本屋で買った文庫本をいつも読んでいる。妻によれば、江國香織は、夫を愛しているらしい。  ぼくは、ほとんど読んだことがない。  小さなぼくたちの家の、リビングもダイニングもキッチンも一緒の部屋で、妻が、ねえ、聴いて、と朗読を始めた。  すみれの花の砂糖づけをたべると  私はたちまち少女にもどる  だれのものでもなかったあたし  (江國香織、詩集「すみれの花の砂糖づけ」(新 . . . 本文を読む

秋山律子氏と山下雅人氏の短歌

2013-04-29 02:22:56 | エッセイ
 今は同じ気仙沼市だが、当時でいえば隣町出身で、この地方は、高校が男女別学だったので同じ学校になったことはないが、今は、統合して共学の高校になったから、同級生であるといってもいいさる女性と、最近、ネット上で知り合って、あの子とかこいつとか、あれこれの共通の同級生の消息やら、また、中央の仏文出ということで、私が若干は仏文とか現代思想とかをかじったこともあって、話の継ぎ穂も悪くないなかで、彼女が好きな . . . 本文を読む

村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」文藝春秋

2013-04-28 22:56:30 | エッセイ
 ネットか何かで、「色彩を持たない多崎つくる…」あたりまでの言葉が目に入って、おや、この奇妙な言葉の列はなにごとだろうか、といぶかしんだ。そして、それから、村上春樹の新作とまで読んで、ああ、なるほど、と納得した。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、こんな言葉を、作品のタイトルにできるのは、そうだ、村上春樹しかいない。いかにも、村上春樹らしいタイトルだ。  「色彩を持たない」というのは、な . . . 本文を読む

4月24日(水)のつぶやき

2013-04-25 01:14:29 | 嫌いだ嫌いだ
 千田基嗣 @motochida 23:17 夕刻、市内のシアトル・スタイルのコーヒーショップで、コーヒーMサイズ飲みながら、例の奇妙な名前の小説を読む。これが、ぼくの幸福な時間。これ以上に幸福な時間は、これまでのぼくの人生の中で、そんなにあったわけではない、と思う。いま、ここに、そういう時間がある。 from web返信 リツイート お気に入り Follow @motochida . . . 本文を読む

4月23日(火)のつぶやき

2013-04-24 01:34:55 | 嫌いだ嫌いだ
 平川克美 @hirakawamaru 23:30 『ニュースの深層』収録。アベノミクス、2%の消費者物価上昇が目標?いったい、誰のための政策なのか。株価が上がって、円が安くなって、銀行の当座預金が金余り状態になって、それでどうなるの?企業の目標ならいいけど、政府の目標は、国民経済に照準すべきじゃないのか。 千田基嗣さんがリツイート | 37 RT from web返信 リツイート お気に入り . . . 本文を読む

4月22日(月)のつぶやき

2013-04-23 01:14:24 | 嫌いだ嫌いだ
 千田基嗣 @motochida 15:08 佐々木中(ささきあたる) 夜を吸って 夜より昏い(河出書房新社) blog.goo.ne.jp/moto-c/e/eb3f1… from gooBlog production返信 リツイート お気に入り  千田基嗣 @motochida 21:27 おいおい…@atsushi1992(注)この場合の「あす」はusではなく、assです。RT @ta . . . 本文を読む

佐々木中(ささきあたる) 夜を吸って 夜より昏い(河出書房新社)

2013-04-22 14:56:00 | エッセイ
 佐々木中は、1973年、青森生まれ、東大の文学部から博士課程まで進んだ哲学者、文学者。河出文庫の「夜戦と永遠―フーコー・ラカン・ルジャンドル」上下巻を読んで、小説はこれが、私の読んだ一冊目。  本の帯には「圧倒的な力を発揮する文体、不穏な力秘めた作品」、また「知性を感じる。圧倒的な結末、記憶に残る達成。後半期ベスト1」と、東大や一橋大の教授がコメントを寄せている。  いま、もっとも高名でポピュラ . . . 本文を読む

4月18日(木)のつぶやき

2013-04-19 01:15:02 | 嫌いだ嫌いだ
 千田基嗣 @motochida 00:18 西尾勝「自治・分権再考ー地方自治を志す人たちへ」ぎょうせい。日本の行政学の泰斗。地方分権推進委員会以来の分権の立役者。元東大法学部長。この本が「分権最高!」ではなくて、「再考」であることの意味。自治、分権について、いま、まさにもういちど立ち止まってじっくりと再考すべきときである。 1 件 リツイートされました from web返信 リツイート お気に . . . 本文を読む

4月15日(月)のつぶやき

2013-04-16 01:15:04 | 嫌いだ嫌いだ
 千田基嗣 @motochida 22:36 書評 斎藤紘二 「挽歌、海に流れて」(思潮社) blog.goo.ne.jp/moto-c/e/f9170… from gooBlog production返信 リツイート お気に入り  丸山高弘@山中湖 @maruyama3 23:16 指定管理者制度による公の施設の管理運営は、「公費支出の削減」と「サービスの向上」そしてもう一つは「働く人たち . . . 本文を読む

書評 斎藤紘二 「挽歌、海に流れて」(思潮社)

2013-04-15 22:22:37 | エッセイ
 この詩集は、その名の通り、2011年3月11日の東日本大震災により、海に流されたものたちへの挽歌である。  斎藤氏が、大震災に真正面に立ち向って格闘し書きあげた詩。相当な観察眼と思想と筆力をもって書かれている。  私は、こんなふうに真正面に、津波だとか、原発だとかをテーマに取り上げて書くことはできない。斎藤氏の勇気には敬服せざるを得ない。  気仙沼に在住する私は、この震災について、真正面に書かな . . . 本文を読む

4月14日(日)のつぶやき

2013-04-15 01:14:57 | 嫌いだ嫌いだ
 斎藤環 @pentaxxx 21:06 「発言の立場性」の問題は、震災以降かなり前面に出てきているように思う。支援アイディアの価値そのもの以上に、それを誰が思いついたか、誰が発言したか、その文脈の重みが増しているような印象がある。 千田基嗣さんがリツイート | 28 RT from web返信 リツイート お気に入り  斎藤環 @pentaxxx 21:06 アドバイスをして、そのときは受 . . . 本文を読む