ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

珈琲

2010-06-25 20:40:45 | 寓話集まで
珈琲を淹れる お湯を沸かし 豆を挽いて と冷蔵庫開けると 貰いものの挽いた豆があって 先にそちらを使う 人生で 何度 私は珈琲を淹れただろうか いまはもう随分長く ペーパードリップを使って 苦い珈琲 あるいは 酸味の珈琲 カフェインを体内に取り込んで 緑茶とも紅茶とも ましてコーラとも違うカフェインを (もちろん他の成分の違いがあるのだろうが) 珈琲は別格だ 生きることの根幹に触れる気がす . . . 本文を読む

日が沈む

2010-06-21 23:25:18 | 寓話集まで
今日も 美しい夕映えのなかを 日が沈んでいく 曇りの日も 雨の日すらも 雲の向こうで 美しく 日が沈んでいく ひとが泣いても 笑っていても 喧嘩していても 美しく 日が沈んでいく 太陽が生まれた はるか昔から 太陽が消滅する はるか未来まで 変わりなく 日は沈んでいく ひとが生まれた はるか昔のそのまた昔から ひとが消滅する はるか未来を超えて 変わりなく 日は沈んでいく そして夜が明 . . . 本文を読む