ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

コレスポンダンス

2010-03-19 07:12:27 | 寓話集まで
万物は照応する 十一月の午前の太陽に光る海 標高二百三十四メートルの亀山から眺望する無数の波がきらきらと光る海 大島は右手に 田中浜小田の浜と弓なりの二つの砂浜が続き 左奥から唐桑半島が前方に向かって突き出す その間 広々とした光る海 その中に 大前見島 小前見島 唐島と 無人の小島のシルエット 島影 島影とはこのことだ 陸の国計仙麻大島は 神社の創建された古代も 紀州や瀬戸内の海民が黒潮に . . . 本文を読む