ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

赤い字2021

2021-08-20 21:54:56 | 2015年4月以降の詩
赤い字がある
濃紺の字もある

緑だとか
茶色だとか
ピンクや水色や灰色

空色の文字の向こうに
青空が透けて見える
漆黒の文字の向こうに
暗い夜の闇が透けて見える
めらめらと燃える木の幹の炎の向こうに
真っ赤な火という文字が現れたりする

赤い文字が燃えて
爛熟したりする
剥れ落ちたりする
滴り落ちたりする
堕ちる
と書いたりする
倒れて息絶えたりする

※2013年の詩を書き直してみた。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (halu)
2022-05-01 22:37:25
こんばんは。
歌うようなこの詩のリズムが好きです。
いろんな色の文字が踊りだすようですね。
学生の頃歩道橋でみた夕焼けを思い出しました。
夕焼けがこんな色で良かったなぁと思ったものです。
またおじゃましますね。
返信する
Unknown (千田基嗣)
2022-05-01 22:45:49
そうですか。なるほど。有難うございます。
返信する

コメントを投稿