ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

「シンポジウム:オープンダイアローグと中動態の世界」について

2018-10-13 21:48:43 | エッセイ
ODNJP(オープンダイアローグネットワークジャパン)シンポジウム :オープンダイアローグと中動態の世界  【日時】2018年9月23日(日)13時~16時40分(受付12:30~)  【会場】東京大学駒場Iキャンパス 13号館 1323号室    オープンダイアローグネットワークジャパンによる「オープンダイアローグと中動態の世界」というシンポジウムで、國分 . . . 本文を読む
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熊野純彦 マルクス 資本論の哲学 岩波新書

2018-10-08 13:56:33 | エッセイ
 熊野純彦氏は、久しぶり、となる。これまで何冊か読ませてもらっているが、このブログに読書の記録を書くようになってからは、はじめてのようだ。  本棚を見ると、「レヴィナス 移ろいゆくものへの視線」(岩波書店1999年)、「レヴィナス入門」(ちくま新書1999年)、「西洋哲学史 古代から中世へ」(岩波新書2006年)、「西洋哲学史 近代から現代へ」(岩波新書2006年)と4冊あった。10年以上経過し . . . 本文を読む
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大島弓子セレクション セブンストーリーズ 角川書店

2018-09-30 12:36:41 | エッセイ
 大島弓子である。先般、気仙沼図書館で吉田秋生の「海街ダイアリー」と一緒に借りてきた。  奥付のほうを観ると、初出が早いもので1994年とあるが、これは白泉社文庫のコミックスとしての発行時期で、私が読んだのはもっと前である。  20歳前後、たぶん、大学生時代。  もはや40年も前の作品たち。遅いものでも、30年は超えているはずである。  所収の7作品は、「ダイエット」、「綿の国星」、「四月 . . . 本文を読む
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塩野七生 想いの軌跡1975-2013 新潮文庫

2018-09-22 14:37:11 | エッセイ
 文庫としては、今年3月の刊だが、単行本としては、平成24年刊とのこと。「小林秀雄と田中美知太郎」のみは、文庫化に当たって収録ということらしい。  塩野七生は、ずいぶん前に、「わが友マキャヴェッリ」を読んでノックアウトされていた。インスパイアされて詩を書いている。「ル=ネサンス(再=生)」というタイトルで。  マキャヴェッリは、ルネサンス期イタリアの都市国家フィレンツェの官僚であった。私も、地 . . . 本文を読む
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吉田秋生 海街diary8 恋と巡礼 小学館

2018-09-02 22:48:53 | エッセイ
 海街ダイアリーの8巻目、平日の夕刻、妻が借りたい本があるというので、気仙沼図書館に行ったとき、見つけたので借りてきた。  一昨年か、まだ在職中に、本吉図書館に7巻まで所蔵あり、読んでいた。3巻目までのことと、同じ吉田秋生の、同じ鎌倉を舞台にした「ラヴァーズ・キス」(スピンアウトというのか、同じ時期の同じ土地で、登場人物が重複する設定となっている。)のことと併せてこのブログに書いている。  も . . . 本文を読む
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古賀博文 詩的断章(第9惑星について) 仙台演劇研究会通信ACT2018.8月号から

2018-09-02 13:49:29 | エッセイ
 いつも送っていただくACT冒頭の詩が面白かった。   ホルストの組曲「惑星」は7つの楽章からなり、それぞれに地球をのぞく惑星の名が付されている。冥王星という楽章がないのは、この曲は作曲された1916年当時、まだ発見されていなかったから。冥王星は1930年に発見された。   惑星とは、天動説が主だった時代、星座を形づくっている夜空の星々の多くが、同じような位置関係で大空 . . . 本文を読む
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安住幸子詩集 夜をためた窓 土曜美術社出版販売

2018-09-02 12:57:06 | エッセイ
 安住さんは、宮城県詩人会の会員。今年8月発行の詩集を贈っていただいた。  一読、読みやすい。しかし、読みやすいだけでなくて、どこかひっかかりがある。そのひっかかりが、魅力になっている、と思う。  「むかしむかし」を引く。   むかしむかし おじいさんとおばあさんが   子どもの頃に かわるがわる読んでもらった 二冊だけの絵本 書き出しはどちらも同じ &n . . . 本文を読む
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古くて新しい文明

2018-08-26 23:38:56 | エッセイ
―第32回自治体学会青森大会における岡崎昌之先生の基調講演と、第2分科会での大森彌先生、宮口侗廸(としみち)先生のおはなしから―    8月24日(金)~25日(土)と、青森市で開催された自治体学会の大会に参加した。昨年夏の山梨大会に引き続き、この5月の青森でのプレイベントにも参加したところだ。  24日は、正確にいうと地元主催の「政策交流会議」で、青森県の三村伸吾知事が、減塩運動 . . . 本文を読む
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中島岳志 保守と立憲 スタンド・ブックス

2018-08-01 23:02:00 | エッセイ
 サブタイトルは、世界によって私が変えられないために。  1975年生まれ、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授、南アジア地域研究、近代日本政治思想史。  南アジアというのはインドのことだが、その地域研究と近代日本の政治思想史が専攻ということは、ガンジーに興味を持って、そこから政治思想につながって、ということかもしれないが、「パール判事」という著書もあるということは、戦後の東京裁判でのイン . . . 本文を読む
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Library Resource Guide 第23号 特集「図書館100連発第5弾」アカデミック・リソースガイド株式会社

2018-07-25 23:50:28 | エッセイ
 LRGの第23号、2018年春号は、特集のほか、猪谷千香氏による新気仙沼図書館のルポルタージュが掲載されている。  図書館100連発というのは、LRGの定番企画で、すでに第5弾を数えるという。全国の図書館を数多く訪問した中で、これは面白い、これは他の参考になるというようなちょっとした工夫を集めて紹介するということで、第4弾までの400の実例から、100例を厳選して、すでに一冊の単行本も出版され . . . 本文を読む
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Library Resource Guide 第22号 特集「図書館とコミュニティ」アカデミック・リソースガイド株式会社

2018-07-16 17:41:03 | エッセイ
 LRGの第22号、2018年冬号は、特集「図書館とコミュニティ」。  編集発行人である岡本真の巻頭言によれば、この企画は、長野県立図書館の平賀研也館長から持ち込まれたものであるとのこと。「創刊から5年、ついにこのような企画が誕生したわけです」と、岡本氏としてもかなり思いのこもった特集となっているようである。  冒頭には、「はじめに」として、平賀氏による「これからの図書館を、未来から構想するた . . . 本文を読む
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図書館雑誌 2016・6月号 特集・公立図書館の管理・運営の多様化

2018-07-08 15:26:35 | エッセイ
 日本図書館協会発行の図書館雑誌、6月号の特集は、「公立図書館の管理・運営の多様化」である。  慶応大学名誉教授の糸賀稚児(まさる)氏は、「管理運営形態の多様化と図書館運営」と題し、「PFI(Private Finance Initiative)法の施行(1999年)から19年、そして指定管理者制度を導入する地方自治法の一部改正(2003年)から15年」経過し、このあいだに「公立図書館の管理運営 . . . 本文を読む
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中野剛志 日本思想史新論―プラグマティズムからナショナリズムへ ちくま新書

2018-07-01 12:43:57 | エッセイ
 いま実は、このあと、中島岳志というひとの本を読んでいるのだが、いまいち、その区別がついていない。どちらも、読んだのは2冊目になると思う。名前が似ているというだけでなく、大まかにいって、どちらも現在の私の考えに近いといっていい。私がいま捉えている意味での保守ということを唱えているひとびと、ということになるのだろう。中島さんについては、次回に紹介する。  そもそも、日本政治における「保守」と「革新 . . . 本文を読む
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精神看護 2018.3 オープンダイアローグ対話実践のガイドライン 医学書院

2018-06-17 23:44:58 | エッセイ
 オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)」が、2108年3月に公表したガイドラインの第一版とのこと。  ODNJPは、ホームページによれば、「フィンランド西ラップランド地方で開発されてきた精神科医療のアプローチ」ということで、2015年に齊藤環氏を暫定代表として発足したようである。  現在、共同代表は、石原孝二、片岡豊、斎藤環、高木俊介の4名とのこと。  齊藤環氏は、精神 . . . 本文を読む
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内田樹 安田登 変調「日本の古典」講義 祥伝社

2018-06-10 10:16:53 | エッセイ
 内田樹氏は内田樹であるが、安田登氏は、1956年生まれの能楽師。能楽師と言ってもワキ方、下掛宝生流というらしい。高校教師なども経てから、27歳で入門とある。私と同い年。  「はじめに」で内田樹氏はこう書く。   「安田さんとお話しするのは、僕にとって最大の楽しみの一つです。とにかく安田さんも僕も「変な話」が大好きなので、どんなトピックでおしゃべりしていても、「話がきちんとした合理 . . . 本文を読む
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