ウォーカー
シティ・ウォーカー
巷を歩き廻るひと
ウォーカー
シティ・ウォーカー
ショッピング・モールの買廻り客
夜の7時過ぎ
8時過ぎ
30パーセントオフ
50パーセントオフ
ウォーカー
フラフラのウォーカー
独り住まいの
侘び住まいの
失われた時を購って
見切られた夕食を求めて
総菜の
パック詰めの
出来合いの
独り分の
30パーセント . . . 本文を読む
自由と束縛
意思と構造
想像力は飛躍する
鎖を断ち切る
野生の
未開の束縛を脱却する
文明は形を創ること
ものの
ことの
ひとの
文明は形づくられたもの
学び
まねし
型に入る
そもそも
ひとは自分の生誕を選ぶことができない
死を選ぶこともほぼできない
しかし
その間はどうだ?
どうして若者は制服を求めるのだろう
ほんの少し前の若者は
制約をぶち壊すことを至上命令としたのに
リーバイ・ . . . 本文を読む
幸福なスイーツ
甘やかな菓子
撫で廻しこね廻し
さくっと切るように混ぜあわせ
ふわりと焼き上げる
幸福なスイーツ
甘やかな菓子
撫でまわしこね廻し
かぶりつき
舐め廻し
吸い尽くし
幸福なスイーツ
甘やかな菓子
さくっと噛み
ほろっと溶け
消えて無くなる
幸福なスイーツ
甘やかな菓子
聖夜の聖餐
生誕の前夜
イヴ
アダムとイヴ
知恵と生死
生きよ
食べよ
十三人の聖餐の
イヴ
イフ
夜が . . . 本文を読む
霧笛14号が、出ています。
興味のある方がいれば、お送りします。
moto-c@k-macs.ne,jp
まで、メール下さい。
ご希望が殺到しない限りは、謹呈できます。
今回の私の詩は「ふることのふみ?」といいます。
そのうち、ここにも載せますが。
本日のBGMは、気仙沼出身のシンガー「畠山美由紀」の最新作「chronicle」、ベスト版ですね。
. . . 本文を読む
悪足掻きするガキどもは
いつも美しい
ギター・ベース・ドラムの3人編成の
シンプルなバンド
俺たちは悪足掻きしているぞ!
悪足掻きするガキどもは
永遠に美しい
ホームベースみたいに
滑稽な形に足を大開きして
がなるわめく
ギターをかき鳴らす
リズムに合わせて
左足を
左足だけを揚げて降ろして
もくもくとベースを叩きつける
ドラムはひたすらダダダとスティックを振り下ろす
進むべき道が
見 . . . 本文を読む
宵の空を見上げて
ご覧あれが宵の明星
金星さ
ああ
ルシフェール
大天使の
堕天使の星
輝く美しい星
そして
あれが土星
天体望遠鏡で見ると
環がくっきりと見える
おお
サタン
サターン
我が悔恨をあがない給え
君
なんか勘違いが多いな
向こうに見えるのが
木星
ガリレオ・ガリレイが発見した衛星が見える
おお廻る周る
衛星が廻る
ジュピター
稲妻の
雷鳴の
神の神 至高の神
過去の神
唯 . . . 本文を読む
空を超えて
っとっとっとっ
星のかなた
来たぞ
原子力
ニュークリア・パワー
ジェット・ロケット・ゴーゴーゴー
心優しい
っとっとっとっ
壱拾萬馬力のゴッド・ハンド
JRなら御茶ノ水駅最寄り
東京メトロは本ゴー3の科学の殿堂
西洋文明の伝道師
学士・博士が集まって
来る弐拾壱世紀の技術の粋
心優しく
洋才和魂の希望を乗せて
ジェット・ロケット・ゴーゴーゴー
進め!進め!未来へ進め!
果 . . . 本文を読む
逝ってしまえば皆観音様
言ってしまえば皆
天上無辺の愛
天井四角の(区切られた)慈悲
波止場に生まれ
波止場に背を向けて
波止場に帰り
波止場に死ぬ
限定されたライフ
Xを捨てて
Yを拾う
人混みはいつも悲しい
人気のない街並みはいつも懐かしい
俺は
点きの悪い百円ライターを何度も擦ってようやく煙草を喫う
(あなたは命を大切にしない)
ああ
俺は生まれたときから死んでいた
いやそれ . . . 本文を読む