小学館漫画文庫・全4巻。 著者:吉田秋生。 地域の図書館を利用。
以前は吉田秋生さんの作品が好きになれず、敬遠していた時期がありました。
ずいぶん昔のことなので 詳しい経緯をすっかり忘れていたのですが、
なぜそういう気分になったのか、その理由?が思いだされてきました。
まだ読んだことのない『カリフォルニア物語』なる漫画を読んでみようと文庫本を購入。
しかし事前知識ゼロの状態だったために、本を手にとって初めてこの漫画家さんが
ヨシダアキオなる男性ではなく、ヨシダアキミという女性と知って、大ビックリ。
それでも漫画が面白ければ結果オーライだったんでしょうけど、当時の自分には
内容的にも理解・共感ができないと感じ、せっかく買った本を即廃棄。
以来、なんとなく吉田秋生さんを遠ざける姿勢が定着しました(^^;
いま改めて読んでみても、やっぱり人間の感性というものは、
そう簡単に変わるものじゃないなあと再確認。
しかし以前のように直ちに読むのを止めるということもなく、
そういう意味では昔よりも多少は辛抱強くなったのかもしれません。
さて、すっかり前説が長くなってしまいました(^^;
久しぶりに対面した『カリフォルニア物語』全4巻。
大都会ニューヨークの片隅で必死に生きる人たちの群像劇。
カリフォルニア州サンディエゴ在住の高校生だったヒースは厳格な父親、出来のよい
兄との生活に息苦しさを感じている。母親は彼が幼いころに家を出てしまっていた。
地元で起こった面倒なゴタゴタをきっかけに故郷を飛びだし、ニューヨークで暮らすようになる。
彼の周りにいるのは、同様に人に言えないような複雑な思いを心に秘めたヤツばかりだ。
だからプライベートに関わる質問や詮索はお互いにタブーだ。
どうもこの漫画に描かれる人たちは、自分にとって良く判らない生活を送っていると
いう印象が強いです。そこは世の中にはいろんな立場があるから、と納得するしかないですが。
それと同性愛者が結構多く描かれます。実際のところ、そんなにそういう性向の人が多く
いるのかなと思います。自分はストレートなので気づいてないだけの事なんですかね。
いまは知りませんが、男性の同性愛者を好んで描く女性の漫画家さんが一時期多かった
ように思います。コミケ本の世界などでは未だに根強い支持があるようですが(^^;
作者さんもまた同性愛者ではなく、同性愛者の目線で描きたいのだということでもないようだし
単なる好奇心から同性愛=美しい世界と勝手に都合よく解釈しているようにも感じられます。
この『カリフォルニア物語』は吉田さんの出世作という評価が定着しているようですが、
自分にとっては何となくリアリティが感じられず、感情移入の出来ないまま
最後のページに至ってしまいました(^^;
さすがに以前のように幾らも読まないうちに中断してしまうということはありませんでしたが。
これって物事に対する許容力が少しはアップしたのでしょうかね。アップアップのほうかな(^^;
■
以前は吉田秋生さんの作品が好きになれず、敬遠していた時期がありました。
ずいぶん昔のことなので 詳しい経緯をすっかり忘れていたのですが、
なぜそういう気分になったのか、その理由?が思いだされてきました。
まだ読んだことのない『カリフォルニア物語』なる漫画を読んでみようと文庫本を購入。
しかし事前知識ゼロの状態だったために、本を手にとって初めてこの漫画家さんが
ヨシダアキオなる男性ではなく、ヨシダアキミという女性と知って、大ビックリ。
それでも漫画が面白ければ結果オーライだったんでしょうけど、当時の自分には
内容的にも理解・共感ができないと感じ、せっかく買った本を即廃棄。
以来、なんとなく吉田秋生さんを遠ざける姿勢が定着しました(^^;
いま改めて読んでみても、やっぱり人間の感性というものは、
そう簡単に変わるものじゃないなあと再確認。
しかし以前のように直ちに読むのを止めるということもなく、
そういう意味では昔よりも多少は辛抱強くなったのかもしれません。
さて、すっかり前説が長くなってしまいました(^^;
久しぶりに対面した『カリフォルニア物語』全4巻。
大都会ニューヨークの片隅で必死に生きる人たちの群像劇。
カリフォルニア州サンディエゴ在住の高校生だったヒースは厳格な父親、出来のよい
兄との生活に息苦しさを感じている。母親は彼が幼いころに家を出てしまっていた。
地元で起こった面倒なゴタゴタをきっかけに故郷を飛びだし、ニューヨークで暮らすようになる。
彼の周りにいるのは、同様に人に言えないような複雑な思いを心に秘めたヤツばかりだ。
だからプライベートに関わる質問や詮索はお互いにタブーだ。
どうもこの漫画に描かれる人たちは、自分にとって良く判らない生活を送っていると
いう印象が強いです。そこは世の中にはいろんな立場があるから、と納得するしかないですが。
それと同性愛者が結構多く描かれます。実際のところ、そんなにそういう性向の人が多く
いるのかなと思います。自分はストレートなので気づいてないだけの事なんですかね。
いまは知りませんが、男性の同性愛者を好んで描く女性の漫画家さんが一時期多かった
ように思います。コミケ本の世界などでは未だに根強い支持があるようですが(^^;
作者さんもまた同性愛者ではなく、同性愛者の目線で描きたいのだということでもないようだし
単なる好奇心から同性愛=美しい世界と勝手に都合よく解釈しているようにも感じられます。
この『カリフォルニア物語』は吉田さんの出世作という評価が定着しているようですが、
自分にとっては何となくリアリティが感じられず、感情移入の出来ないまま
最後のページに至ってしまいました(^^;
さすがに以前のように幾らも読まないうちに中断してしまうということはありませんでしたが。
これって物事に対する許容力が少しはアップしたのでしょうかね。アップアップのほうかな(^^;
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