みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『バナナフィッシュ』読みました。

2017-12-16 16:00:00 | 漫画
小学館漫画文庫:全11+1巻。 著者:吉田秋生。 地域の図書館にてお借りしました。 
全編に漲る緊張感、テンポの良いストーリー展開。それを文庫本11巻という長丁場で
実現・維持しているのは驚異的とも言えると思います。


『バナナフィッシュ』全11+1巻。 傑作だと思います。

ニューヨークの白人系チンピラどもを束ねる、アッシュ・リンクスという男。
年齢的には若く、まだ未成年なのだが腕力・知力ともに並外れた能力を備えている。

伊系マフィア、中華系ギャング、黒人系、プエルトリコ系、あらゆる人種の
あらゆる組織とも一線を画し、ニューヨークの裏社会に独自の位置を誇示しつづけるが、
同時にあらゆる組織からもつけ狙われている存在。
その理由は、彼がとてつもなく金になる情報、すなわち「バナナフィッシュ」なる薬物
(LSDの一種。使いようによっては軍事的なメリットが大きい)の秘密を握っていることに拠る。

そして日本から米国のストリートキッズ事情を取材しにきたカメラマン伊部俊一の助手、
奥村英二。アッシュよりいくらかは年上の若い男。
二人の間には、ふとした経緯から無償の友情が芽生えはじめる。
その友情ゆえにしばしばアッシュにとってシビアな状況を呼び込むことになるのだが、
ストーリーを進める原動力になったりもする。

とにかく全編これアクションの連続なんだが、これだけの長丁場をもたせる力量には
本当に感服してしまいます。
敢えて言えば、あまりにアッシュがスーパーマン過ぎて、こんなに強いだなんて、
ちょっぴり嘘くさいんじゃね?と思っちゃう部分ですかね~(^^;
なお+1は別巻というか、全11巻(本編)の理解を深めるための前日譚・後日譚などが
収載されています。

またフジテレビの2018年・ノイタミナ枠でアニメ化が決ったようです。
原作を読んだのだからアニメを観る必要はない気もするし、ちょっとは観たい気もするし。
どっちだ?(^^;

最新の画像もっと見る

コメントを投稿