森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ハワイの鮫事情・最新版

2022年01月31日 | 日記


晴天の続いているハワイ。今朝も朝からアラモアナビーチに行ってきました~。

…と、海を見ながらついつい思い出してしまったのは、今日の朝刊の、ハワイの鮫の事故についての記事。昨年12月にマウイ島でホオジロ鮫に襲われた男性のインタビューと、鮫の事件の統計を組み合わせた、なかなか刺激的な記事でした。

それによると昨年、全米で一番、鮫の襲撃事件が多かったのはフロリダ。件数は28件でした。ついでハワイ(8件。死者はゼロ)、その次がサウス・カロライナ州(4件)、そしてカリフォルニア、ノース・カロライナ(各3件)と続きます。ちなみに、オーストラリア全体では12件だったそう。

統計を見ながら特に私が恐ろしく感じたのは、ハワイの事故の中では、マウイ島での事故がダントツに多い事実です。過去10年に起きたハワイ全体の鮫の事故のうち、42%がマウイ島で起きたとのこと。人口がはるかに多いオアフ島では23%なので、マウイ島ではやけに鮫の事故が多いことがわかりますね。

マウイ島の過去10年間の鮫の総数は87件なのですが、そのうち5件では死者も出ています。ほかの島では、過去10年間、一度も死者は出ていないのですが…。

マウイ島で鮫の事故が多い理由については、島周辺の海の深さとか地形とかによるもの…と考えられているよう。ザトウクジラが冬になると出産に集まるような、深いけれど穏やかな海など、マウイ島には(観光客だけでなく)クジラも鮫も惹きつけてしまう魅力が何かあるのでしょうね。鮫やクジラまで「マウイ・ノ・カ・オイ」な~んて思っているのカモしれません。

…海は大好きですが、名画「ジョーズ」以来、本気で鮫がコワイ私。ハワイにも言霊という言葉があるので、海では絶対に鮫の話をしないよう、気をつけております。

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再び見かけた「カワイイ人」

2022年01月27日 | 日記


昨秋、こちらで紹介したロボット型セキュリティの可愛い人。昨日はパトロール中の雄姿を見かけました。





銀行裏のちょっと暗いエリアをスタスタとパトロールしていたのですが、ピカピカとライトも点滅していて。ロボットとはいえ、もし私が悪いことを企んでいたら、見かけた瞬間にドキッとするでしょうね。

また見かけたら、今度こそ! 話しかけてみま~す。


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マウイ神話VS国引き神話

2022年01月25日 | 神話・伝説


「日本沈没」の回で、半神マウイが釣った獲物(海底=大陸)を海に落として粉々に割れたことにより、ハワイは大陸ではなく島々になった…という話を書きました。

実はその後、自分の行いを悔いて、島々を引き寄せて一つにまとめようとしマウイ。ハワイアンがカヌーを一生懸命漕いで、時間をかけて島間を移動しているのを見たからです。

まずはマウイ島に魔法の釣り針とロープを引っかけて、ハワイ島に持ってこようと画策。大男たちにカヌーで引っ張らせたところ、もうちょっと、というところでロープが切れ、マウイ島は元の場所に戻っていきました。男の一人が言いつけを破って振り返ったため、魔法が解けたからです。

その結果、釣り針のかかっていた島の先端だけがハワイ島の海に残り、それがヒロ湾に浮かぶココナッツアイランドとか(上の写真の右下。湾の向こうにはマウナケア山が見えます)。

以上の話は、ご存知のように自著に何度も書いておりまして(1冊目にも3、4冊目にも。何度もスミマセン)。が! よく考えてみれば、このくだり、出雲の国引き神話とよく似ていますね。出雲の国を作った神が、狭い出雲に他の土地をくっつけ、もっと大きくしようとしたという…。

出雲では実際に数カ所の土地を引っ張ってくることに成功し、出雲が大きく広がったのでした。

…こうなると、マウイも怪力の男たちに島を引かせるのではなく、出雲の神のように、自分で引っ張ってくればよかったですよね。そうすれば今頃、ハワイ島とマウイ島は地続きだったのカモ。

もしかしたら世にも壮大なこのような神話の中にも、「大切なことは人任せにするな」という、教訓が含まれているのでしょうか。無理やり結論づけますが…。
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カカアコのファーマーズマーケット

2022年01月23日 | 日記


毎週土曜日開催のカカアコのファーマーズマーケット、家族で行ってきました! 大がかりで人気の高いファーマーズマーケットなのに、実は行ったことがなかった私。先月、仕事で初めて出かけとても素敵だったので、家族で出かけてきたというわけです。

野菜や切り花、クラフト系、それにドリンクや食べ物の屋台もたくさんあって、家族も私同様、興奮していました。「わ~! まるでヒロのファーマーズマーケットみたい」「いや、ヒロよりも規模が大きいんじゃない?」「砂糖きびのジュースだ~」と、高揚した気分でまずひと回りしたのですよね。







で、実際にランチを買おうとじっくり見て歩くと、いろいろな現実が目について…。どこもかしこも、た、高い! ドリンクもスイーツも$5~$6、食事になるものを買おうとすると、ちょっとしたものが$10~という感じ? ヒロの倍くらいはします。

なのでヒロの場合はぶらぶらそぞろ歩きながら、あれこれ好きなものを買って食べる感じなのですが、こちらでは吟味して買わなきゃ、という感じ? 中にはレストランで食べるより高いのでは? というものもあって、とたんにヒロが懐かしくなってしまったのでした。

…ですが、私と娘が食べたクレープの屋台は美味しかったです~。お値段も$8くらいで納得。アッという間に食べてしまって、写真を撮らなかったのが悔いに残ります。次回は家に持って帰って、夕食にしたいぐらいで。

…結局のところ、高いだの何だの言いましたが、あのワクワクするファーマーズマーケットの雰囲気はやっぱり、楽しいですよね。また近いうちに行ってきま~す!
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オレンジのハウの花、見つけました!

2022年01月20日 | 神話・伝説


先週末出かけたアラモアナビーチでは、オレンジ色のハウの花を見つけました。

こちらに書いたように、クムフラのフランク・ヒューエットさんから、黄色→オレンジ→赤に色を変えるハウの花は、女神ハウメアの化身であると聞いたのですよね。

それ以来、黄色や赤のハウは見つけたのですが、このほどオレンジ色の花をやっと見つけた次第です。下に落ちていたオレンジの花、なにやらまだ老いる前に死んでしまった熟年の女性のように見えて…。

鮮やかな黄色の花が元気いっぱいの人生の盛り、赤は人生を終えた老齢の花、でもオレンジの花は何やら張りもあって、人生半ばで亡くなった女性のような印象を受けてしまいました。

…では今の私をハウの花に例えると、いったい何色なのでしょうね。黄色でないのは確か。ではオレンジ? 赤?

まだまだ、今世でやり終えてないことがあれこれ、たくさんあるのは確かです。
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