森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

呪われていた(カモしれない)2日間

2021年07月26日 | 日記


いよいよ東京オリンピック開幕しましたね! いろいろありましたが、始まってみると、やはりワクワクしますねー。頑張れ、日本!

さて私の方はといえば、このところ、妙な日々が続いていました…(ガクン)。水曜&木曜とおかしな出来事が続いて…。会食の機会が多かったのですが、何度も事件&事故現場に遭遇してしまったんです。

まず水曜は、アラモアナ地区のチョイズガーデンで、友人とランチ。この人気の韓国料理屋さんで、スンドゥブなど食していました。すると入り口近くから悲鳴が上がり、椅子がひっくり返るような物音がして、店内は騒然!

結論から言いますと、なんと開け放たれていた入口のドアから少年が入ってきて、入口近くのテーブルに座っていた女性のバッグを盗んだのです。私が見た時には、店前に停まっていた車の後部座席に少年が飛び乗り、車が走り去るところでした。計画的な犯行だったのでしょう。

それにしても…。店前の駐車場には駐車係のおじさんがいたし、店の入口、もちろん店内にもスタッフは何人もいました。それなのにわざわざ店に入ってきて盗みを働くなんて! 何より、広い店内はほぼ満員だったんですよ。あまりに大胆な犯行を目にして、身体が震えました。

その夜はまた、近所で火事が発生。夜中の3時頃、なぜか目が覚めTVの前に座っていた私。急にパトカーや消防車がやって来たようだったので、窓から街を見下ろすと、誰もいないはずの某教会の裏周辺から煙がモクモク。誰もいない夜中に火の手が上がるなんて、おそらくホームレス関連の火事だったのでしょう。

そして翌木曜日の夕方には、私の住むコンドで恐ろしい出来事があったのです。

夕方7時頃、コンドの下まで来てくれた友人に会おうと階下に降りると、パトカーが6台くらい停まっているではないですか。おまわりさんもウヨウヨ! そしてわかったのは、なんと…その30分前に、飛び降りがあったそうなのです…。詳しい事情はわかりませんが…。

実はその日中に、事件の予兆のようなこともありました。あ、これは違う場所での出来事。風の強いその日、私は大好きなワード近くのレストラン、タンゴの前で友人とテーブルを待っていました。すると店前のベンチに、上からポタッと小鳥の死骸が落ちてきたのです。

きっとひさしに鳥の巣があり、そこから風に煽られて死んだ鳥が落ちてきたのでしょう。もしもそのベンチに座って待っていたら、小鳥の死骸が頭に落ちてきたと思います。ああ、立ったままでよかった!

その時、すでに「変なことが3回も…」とおののいていた私。なのにその数時間後、極めつけの出来事が発生したわけです。

…たった2日の間に、これだけ不吉なことが起こるなんて。幸い、そこで妙な因縁は止まりましたが、ついお祓いに行こうか? という気分になりましたよ、私。

それから3日目に入った今日。頭上から椰子の実でも落ちてきたらどうしよう? とちと心配でしたが、よく晴れたアラモアナビーチパークをテクテクお散歩。澄んだ海にも膝まで浸って、気持ちのよい朝を過ごしました。きっとこれで、心身のクレンジングもできたはず! そう信じます。

皆さまも、どうぞ暑気払いしながら、でもよい「気」にはあたりつつ、夏を乗りこえてくださいね! 私もそうしま~す!

(冒頭の写真は、今朝のアラモアナビーチです)
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「Hawaii 神秘の物語と楽園の絶景」こぼれ話3

2021年07月21日 | 神話・伝説


今日のこぼれ話は…ちとスピリチュアルですー。信じるも信じないも皆さん次第! イオラニ宮殿と虹に関わるこぼれ話です。

今回の新刊の企画なのですが、出版社にて2度の企画会議を突破して出版が決まりました。最初の企画会議が11月だったでしょうか。その時、「もう少し内容の検討を」という但し書きのもと、12月の決定会議に進んだのですね。なので少し内容を練って編集のTさんに提出し、数週間後の木曜日に、再度、検討されることになりました。

ちなみに私にとって本の出版というのは、恥ずかしながら「ダメで元々、出たら万々歳!」の世界。なので再び企画を提出した後はまな板の鯉になった気分で、企画の行方をTさんに託しました。もう結果については考えまい。なるようになるサ、といったサッパリした気分でいたことを覚えています。

そして。日本でその決定会議が行われる前日の午後、私はイオラニ宮殿でボランティアをしていました。宮殿の2階で午後の3時間を過ごしたのですが、夕方、宮殿の窓から、コオラウ山脈にそれは見事な虹がかかっているのが見えたのです。その虹はものすご~く幅広で低い位置に出ていたので、山全体が虹色に輝き、桃源郷もかくや? という美しさ。本当に、息を呑む美しさでしたよ。

その虹を見た瞬間、なぜか私は確信したのです。「あ! 本が出る。明日の会議で決まる!」と…。

ここで急にハワイ文化のウンチクになりますが、ハワイ文化における虹は、必ずしも幸運の印とは限らないのです。虹はいろいろなメッセージを示すもので、幸運の前触れだけでなく、時には人が死ぬ印だったり、「危険。引き返せ」のサインだったりと、凶事の前触れだったりもするそう。

実際、ハワイ文化の大御所である故メリー・カヴェナ・プクイさんは、「その解釈は家族に代々伝わるものだったりも。それもただの虹、というのではなく、どんな形でどんな大きさの虹がどこで出現したか、とか、いろいろなことでそれぞれが解釈した」と語っています。

ようするに虹が出たからよいことや悪いことが起こるという単純なものではなく、それぞれの虹を見て直感的に解釈するのが、虹の意味合いである。ハワイの人々は、そんな風に信じてきたのだと思います。

なので、日頃から虹=よいことが起こる! とは自動的に思わない私なのですが、その時は違いました。山を7色に染める虹を見て、本が出る! と確信を持ったのですね。なぜか…。

そして実際に翌日の会議で出版が本決まりになり、本が出版されて…というのが、このたびの経緯なのです。

本当に私は霊感とか全くなく、預言とか第六感とかという言葉とも無縁なのですが。あの時は、しっかり虹からメッセージを受け取ったような気がしました。「本が出たらいいナ」ではなく、「本が出る!」とわかったのですね。

それはもしかしたら、宮殿でご奉仕していた私に、神様が1日早くよいニュースを届けてくれたのかも…? そんな神がかったことすら考えてしまう私(キ印ですか?)。

皆さんはどう思われますか?
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「Hawaii 神秘の物語と楽園の絶景」こぼれ話2

2021年07月17日 | 日記


今日から新刊のタイトルを、サブタイトル抜きでご案内しています。でも同じ本ですから~(って、すぐおわかりですよね)。

さて、前回、100本の神話を新刊で紹介するにあたり、結局104本書いたことに触れました。そして抜けた4本は何だったといいますと(ジャジャーン!)。

1,カフナストーン 2,パンチボウルの丘 3,ココマリーナ 4,カウナオア(植物)

です! カフナストーンとパンチボウルの丘は、メジャーなスポットと思うのですが、なんと絶景風の写真がありませんでした。ココマリーナも…。

カウナオアは、ラナイ島を代表する植物なので(地面を這うように生えるオレンジ色の蔓です)写真があるかと思えば、なくて…。これもまた意外でした! 絶対あると思った写真がなかったり、まずないだろうと思った写真があったりで、面白いといいますか? 勉強になりました。

まあせっかく書いたこの4本も、いつかこちらでご紹介したいと思います。いつか…でも必ず!

ちょっとお時間くださいね。

(冒頭は、パンチボウルの丘に出る虹です)
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「Hawaii 神秘の物語と楽園の絶景ーハワイの人々が愛する100の神話」こぼれ話1

2021年07月15日 | 神話・伝説


いよいよ昨日発売になった新刊、お陰さまで好調のようです。日本全国の皆さま、有難うございます!

さてこちらの本、当初の企画書では「ハワイ神話100景」のようなタイトルがついていました。とはいえ、もしも100の神話案に合う写真が見つからなければ、無理をするのではなく、神話の数の方を減らしてOK。そう考えていたのです。

(あ、今回の写真は日米の写真エージェンシーと、ハワイのカメラマンの友人に提供してもらっております)

別にハワイ神話の数が100でなくとも、99でも88でもイイ。80とか、70くらいでもOK。キリのいい数に減らしてもイイでしょ! と思っていたのですね。

ところが、途中から方針が変更になりまして。絶対に100の神話を載せよう! ということになりました。そこで編集者さんの写真探しの苦難が始まり…。さらにはどうしても適当な写真が見つからなければ、神話の方をなんとかしようということになり…。

結果、100本の神話のうち、4本が入れ替えになりました。つまり、104本の神話を書くことになったのです。

いやあ、100本の神話案を出すだけで相当! 苦しかったので、さらに神話4本の新アイディアを捻出するのが本当に苦しかったです~。そして追加4本を書くこと自体も…。最後はもう、ヒーヒーでした。今ではよい思い出ですが。

では、その書き上げた後に抜けた4本の神話とは、なんだったでしょうか…? 

な~んて、肝心なところで終わってゴメンナサイ! 次回はそのあたりについてお話しさせていただきますね。少々お待ちください!
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いよいよ今日、新刊が発売になります!

2021年07月14日 | 日記


ついに…。新刊「Hawaii 神秘の物語と楽園の絶景ーハワイの人々が愛する100の神話」が、私の手元にやってきました! 

もちろん、すでに写真では見ていたわけですが、実物の書籍を手にしてまず思ったのは、なんてゴージャスなの! ということでした。ゴールドを使った神秘的な表紙、そして全ページ、カラー。なのに、ずいぶん価格も抑えていただきましたね。版元のパイインターナショナルさんに大感謝です。

そしてそして…! いよいよ今日は、日本での新刊出版日となります! この本の執筆を始めたのが1月でしたから、感慨無量…です。嬉しい!

そんなわけで、こちらの生まれたてホヤホヤの書籍、どうぞよろしくお願いいたします(ペコリ)。読んでいただきましたら、感想聞かせていただけると嬉しいです~。皆さんは、どのページの神話&写真がお好きでしょうか?

そしてこのワクワク感を胸に! 明日からは数度に分けて新刊のこぼれ話? 秘話? など書いていきますね。

そちらも、どうぞお楽しみに~。

追記:このたびの出版を記念して、オアフ島神話&絶景ツアーをやってみようと思います。団体でのご案内になりますが、ハワイ入りの際は、ぜひお声がけくださいね!
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