森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

カレオ・トリニダッド、頑張りましたね!

2014年04月27日 | ハワイアナ


またまたメリーモナークのネタで~す。今年は、若きホノルルのクムフラ、カレオ・トリニダッドのグループ(男性)が初総合優勝しましたね! 古代フラは勇ましく力強く、現代フラはクリエイティブで素晴らしかったです。

彼は9年くらい前?にメリーモナークに初登場し、しょっぱなから入選。大活躍だったのですが総合優勝の経験はなかったように思います。今年のパフォーマンスをみていて、そろそろこの人も優勝するべきじゃ? とおばさん的な心情では思いましたが、やはり機が熟していたんでしょうね。なんて嬉しいんでしょう!

しかも昨年11月末には、練習場の問題で、カレオのハラウ(フラの学校)はしばらくレッスンを休んでいました。その頃、取材の申し込みの一環で聞いたことなのですが、何年も使っていた練習場が申し込み上の手違い?でしばらく使えなくなったとか。メリーモナークも近いのに、どうするんだろう…。その時フと考えましたが、そんな逆境にも負けず! 今回、ついに優勝を遂げたカレオ。立派ですね~。

カレオ・トリニダッドは、ハワイアンの子息だけが通える名門校、カメハメハスクールでフラを教える教師。ルックスもいいので、フラの貴公子、御曹司的な印象もある人です。フラのワークショップ会場などでは、日本からのフラ・ダンサーがキャーキャー言って写真を撮る、そんなシーンも見たことがあります。これからいっそう忙しくなるでしょうが、さらなる飛躍を期待しています! おめでとう、カレオ! おばさんな私も、彼のファンになってしまいそう…。

(上の写真はメリーモナーク…ではなく、昨年ワイキキでのイベントの際に撮ったものです)


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フラ界の異端児、マーク・ホオマル@メリーモナーク

2014年04月26日 | ハワイアナ



いよいよ始まりましたね! フラ界のオリンピック、メリーモナーク・フェスティバルが! 今年はハワイ島ヒロではなく自宅での観戦ですが、一昨夜のソロ部門(ミス・アロハ・フラ)、昨夜のカヒコ・フラ(古代フラ)部門と、家族で手に汗を握りながら楽しんでいます~。あ、上の写真は昨年のメリーモナークのものですが。

ちなみにハワイアン夫は、フラ界の異端児?のクムフラ(フラの教師)、マーク・ホオマルがお気に入りなのです。カリフォルニア在住の彼は、ギャングさながらのサングラスがトレードマーク。サングラス姿でステージに立ち、ほかのクムフラとは違う変調のリズムでチャントし、フラの打楽器イプヘケ(ひょうたん型のやつですね)も違ったビートで叩く。そのため古典的なチャントが、彼の手にかかると全く違って響きます。しかもイプヘケは側面でなく頭のてっぺんの部分を叩くしで、とにかく伝統的なフラとは違う、革新的なフラのスタイルを貫くことで知られています。なので彼のフラは、すごく賛否両論なんですよね。下の写真はテレビの画面を写したものなので、見ずらくてスミマセン。ダンサーの後ろに写っているのがマークなのですが。



さて、昨夜のメリーモナークでも相変わらずかっこいい古代フラをみせてくれたマークのダンサー達。女性ダンサーが、カヌーのパドルを手に登場したとたん、観衆は大騒ぎ。彼の振り付けには華があるし、ショーマンシップに長けているので、夫も大喜びで見ていました。

ですが私が興味津々だったのは、ある一点。「はたしてダンサー達はカヌーパドルを床に打ちつけるのだろうか」ということでした。というのも。7、8年前、こんな出来事があったからです。私は会場でメリーモナークを観ていたのですが…。



その年はマークのハーラウから、男性グループがカヌー・パドルを持って登場して。ダンサー達は激しい踊りに合わせてパドルを何度も床に打ちつけ、ダン! ダン! というサウンド効果も相まって、観衆は大興奮! 会場全体が、興奮の坩堝に巻き込まれた感じでした。…ですが。審査員席のお歴々は、思い~~~っきり顔をしかめて、舞台を見つめていたんです。

後から聞いたことによると、審査員はこう思ったそうです。カヌーのパドルはハワイアンにとって神聖なもの。それを床に打ちつけるなんて何ごと! パドルは槍(これもダンサーがよく持って踊ります)とは違う。槍は打ちつけてもいいが、パドルを打ちつけるなんてとんでもない!

そしてこれも人づてに聞いた話ですが、その批判を耳にしたマークは思ったのですって。人が何て言おうと関係ない! 俺は俺の好きなことをやるよ! …伝統芸能の話ですから、その言葉はどうなのか…。私はそんな風に考えたのを、覚えています。

そして昨夜、マークのダンサーがまたパドルを持って踊ったので、今度はいったいどうするのだろう。私としては興味津々だったわけです。

昨夜見た踊りはやはりアップテンポでキリがよく、ダンサーはパドルを激しく振り回していました。でも。結局最後まで、パドルで床を叩くことはしませんでした! 一度も。よかった~。内心、ホッとした私。

俺は俺のやりたいようにやるサ! あの時はそんな風に毒づいたマークでしたが、本当は違ったのかも。内心では、反省したのかもしれませんね。…異端児ではありますが、マークって本当は素直で熱心な、フラの継承者なのかも。昨夜のパフォーマンスを見ていて、そんな風に感じました。


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ハワイアン夫のアロハシャツ感覚

2014年04月22日 | 日記


今日はくだらなネタで失礼しま~す! ちょっと上のアロハシャツをご覧ください。いかにもハワイらしい、パイナップル一杯のアロハですよね。なんか椰子の木陰のビーチバーで、水着の上に前をはだけてこれを着て、フローズン・ダイキリでも飲んだら、ぴったりくる感じ…。

さて。先週の金曜のこと(祝日でした)。友人のお母様のお葬式があり、行ってきました。娘と私はお手伝いのため朝から出かけ、後に息子と夫がやってきたのですが…。夫をひと目見るなり、ブッ飛びました、私。なんと夫が着ていたのが、このハッピーなアロハシャツだったのです。た、たしかに黒地のシャツではありますが、この柄はちょっと~。それにどちらかというと黒、というより、黄色ですよね、全体のトーンも!

ハワイのお葬式に出るのは別に黒一色でなくともいいですが、夫はこれを「黒っぽい服」として選んだよう。ほかにいくらでも暗い色のシャツがあるのに、なぜこれを葬式用に選ぶのか…。その感覚、私にはワカリマセン。

そして翌日は、ブルーノ・マースのコンサートでした。私はやはり一足先に出て、外で家族と合流したのですが。顔を合わせるなり、子供達がブーブー文句を言うのです。「どうしてお父さんの着るもの、お母さんが選んでいってくれなかったの~?」。

そこで夫を見ると。なんと今度は、幾何学模様っぽい、世にも地味なアロハシャツに身を包んでいます。オフィスで着ても地味。日本で着ても地味~、に映るであろうアロハシャツを、しかも通勤用のロングパンツと合わせて! 「どうしてそんなオジサンっぽい格好で来たの? なぜ普通のTシャツにしなかったのよ」と聞くと、「お洒落してきたつもりだけど?」と夫。

…どうやら自分なりに気張って、よい服装でコンサートに出かけよう! と思った結果がソレだったようです。そんなハワイアン夫は、ブルーノのコンサート会場で思いきり目立って…いや、浮いていました。それはそうでしょう。ポップなコンサート会場に、まるで高校の教頭先生がさ迷いこんできたかのような服装だったんですもの。いっそ前日お葬式で着たパイナップル柄のアロハのほうが、よっぽどシックリきたことでしょう。

ハワイアンだからってアロハシャツ選びのセンスがいいかというと、真逆もいいところ!

…そんなことを実感させられた2日間の出来事でした。










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「ブルーノ・マース、故郷に錦を飾る」のコンサート、観てきました

2014年04月20日 | 日記


行ってきましたよ~。待望のブルーノ・マースのハワイ公演に! ホノルル出身のブルーノ。しかもノリにのっている真最中での凱旋公演ですから、3日間のコンサートはもちろん、満員御礼です。そのチケット争奪戦については、こちらに書いております。

正直な話、私自身はブルーノに夢中! っていうわけではなく、どちらかというと子供達の付き添いで行ってきたのですが...。素晴らしいシンガーでヒット作もたくさん持つブルーノのコンサートはもちろん、楽しかったし、なにより。大きなステージでバックミュージシャンを従え頑張る彼の姿を見て、なんだかジーン...。心がほんわり、温かくなったコンサートでした。

というのも。小さなオアフ島からアメリカ本土に飛び立ち、そして全米、いえ世界で大成功。アメリカを代表する若手シンガーに成長したブルーノは、ハワイの誇りですものね。自分を信じて裸一貫で夢実現にチャレンジし、今の地位を築いたブルーノ。そんな彼をまるで親戚のおばちゃんのような気分で眺め、目を細めてしまったのは、なにも私だけに限らないはず。今日のハワイ公演に来ていた誰もが、老若男女に限らず同じような気持ちで彼を応援していたのではないかナ。「ブルーノ、よく頑張ったね。I am so proud of you! お帰りなさい!」

一方、ブルーノも歌の合間に言っていました。「僕は今、幸運なことに世界各地で歌っています。でもやっぱり一番好きなのは、(ハワイの)皆さんの前で歌うことです!」「世界中どこに行っても、僕はハワイを代表しているつもりでいます」

マハロ、ブルーノ! またすぐにハワイに帰ってきてね。今回は一番チープな、ステージのほぼ横の席だったけれど、次回は(けちな私も)一番高いくくりの席を狙いますよ~。ロコボーイのブルーノを応援しなくっちゃネ。

イースター前夜の今日、身も心も若返った、ブルーノのコンサートでした。私も夢の実現を求めて、ガンバロウ! 人生は一度きりですから...。
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2つ目のパイナップルもすくすく成長中

2014年04月16日 | 自然


先日ご案内した我が家のパイナップル。その後、2つ目のパイナップルの実が大きくなってきました!

最初はごくごく小さかったのですが、今は葉の影から元気な姿が確認できます。以前は真上から覗き込まないと見えないほど小さく、すっぽり葉っぱに隠れていたのですが...。

とはいえ、私の手と比べるとまだこんなモノ。畑で育っているわけではないので、店頭に並ぶほど立派な実は無理...なんでしょうね...。



(それにしてもパイナップルの葉って、アロエ状にギザギザがいっぱい。しかも尖っているので、こんな写真を撮るのにもひと苦労でした~。おまけにふくよか?な手が恥ずかしい!)
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