森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ハワイ&日本は相思相愛!

2018年03月30日 | 日記


日本では桜の季節、そして春休みの真っ最中ですね! 昨日はアラモアナセンターでも、たくさんの日本人家族を見かけました。お天気も回復して温かくなってきたので、皆さん、ビーチも満喫しているかな~?

日本人のハワイ♡ラブは私ももちろん承知していますが、実はその逆もしかり。この時期はハワイでも春休みなので、桜を見に、毎年大挙してハワイの人々が日本に出かけていますよ。

桜に限らず日本文化に興味あるロコは多く、日本食も日本酒も皆、好きですよね。ちょっとお高い寿司屋さんや焼き鳥店も、ロコで大賑わいです。

そんなわけで英字地元紙、ホノルル・アドバタイザーにもナント、週一で日本文化にまつわるページが掲載されます。毎週木曜の朝刊に、見開き2ページで日本のニュースあれこれが載るのです。

たとえば、昨日のメイン記事は日本酒、それもスパークリングの日本酒がテーマでした。最近、シャンペンの代わりにスパークリングの日本酒で乾杯する人が多いとか、生産量も年々増えているとか…。そうなのですが? まだ飲んだことはないのですが。



そのほか、奈良の鹿に嚙まれる被害が増加し、昨春から今年1月までの被害は過去最高だったとか…。または、日本がまた捕鯨船を新たに造船してるとか、まだ鯨の肉を食べているとか…。ちょっと辛口の話題も。






内容はいろいろで考えさせられますが、ハワイの人々が日本大好きなのは、紛れもない事実。きっと毎週木曜掲載のこの記事を、楽しみに待っている人も多いことでしょう。我が家のハワイアン夫のように…。

皆さんも、世界の人々に愛される桜の美を、今年もたっぷり楽しんでくださいね! 私の分まで…。
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今年も行ってきました! 「この世の楽園での食事会」に

2018年03月26日 | 神話・伝説


昨日はイオラニ宮殿のボラティア&スタッフのランチ会でした。会場は、昨年と同じ、ヌウアヌのオアフカントリークラブ(会員制のゴルフコース)のレストラン。豪華なブランチ・ビュッフェを楽しみながら、大変盛り上がったひと時でした。

さて、このゴルフ場がある渓谷は、実は大変な聖地なのです。一帯には神の領域を意味するワオラニとの地名があり、ハワイ神話上の聖地として知られます。金色の雲の女神、ケアロメレメレがあの世から降りて来て、暮らしたのがここ。

~なんてことを、昨年、こちらに詳しく書いていますので、どうぞご覧くださいね。

その記事でも触れているように、ここにはまた、ハワイで最初に造られたというヘイアウ(神殿)を含む4つのヘイアウがあったとされています。で、今年の食事会の際も、何とかその情報を得ようと試みたのですが、果たせず…。残念でした! 

ですが、優しいスタッフの方から少しだけお話が聞けました。ヘイアウ跡というのは確かにあるそうですが、それはクラブハウスの近くなどではなく、ずっと歩いて山の奥に入ったエリアだそうです。足元もズブズブのぬかるみのようなところなので、スタッフも行かないような場所…。でもそんな山奥にまだ、ハワイ最古?のヘイアウは眠っているんですね。

本当に見てみたいけれど、そこは我慢。部外者、特に日本人である私には、しっかりハワイで守られている「神々の領域」に土足で入るような権利はありませんしね...。

聖なるヘイアウが現存するというニュースだけで、今年もまたよしとしましょうか!
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ハワイ王家の霊廟を守る木

2018年03月23日 | 不思議譚


ヌウアヌの丘にあるハワイ王族の霊廟、ロイヤルモザリアムに出かけてきました。今回ご一緒したのは、日本からの友人お二人。

過去、何度かブログに書いていますが、こちらにはカメハメハ2世以降のハワイ王国の全君主を含む、60人近くの王族が眠っています。つまり大変な聖地ですね。



王家の霊廟は黒とゴールドの柵で囲まれ、ごく静かで特別感があり、私からすると見るからに聖地の雰囲気が漂っているのですが、案外この霊廟を知らない方も多いのです。ダウンタウンからヌウアヌ通りを車で10分くらい上がったところにありますが、「ヌウアヌ通りをしょっちゅう通っているのにこの場所は知らなかった~」と言う方がけっこういらっしゃいます。

ちなみに、霊廟を入ったところには大きなカマニの木が立っています。その昔、カメハメハ4世夫人のエマ王妃が植えたそうで、今では門の上にこんもり枝を伸ばしております。まるで門を守っているかのよう…。



実はこの木には、いろいろな逸話がありまして。木の上にスピリットが宿り、霊廟を守っているというお話も実際、囁かれています(詳しくは自著「ミステリアスハワイ」をご覧くださいね~。)。

…今回ご一緒した2人のうち、1人は神主さんでした。その方が門にかぶさるように茂る木を見て、面白いことをおっしゃいました。「ちょっと鳥居のように見えますね」。またもう1人のスピリチュアルな女性も、「この大きな木が門の上に茂って霊廟を隠しているから、みんなこの場所を知らないのかもね」と。

う~ん、確かに! 見ようによっては、まるで木が霊廟を隠しているようにも見えますね。後ろから見ると特にそんな印象を受けます。そして、鳥居ですか…! やっぱり同じ役割を担っているのかな(鳥居って、神の聖域と俗世界の境界線ですよね? そして聖域を守ってるんですよね)。



王族の眠る聖地ロイヤルモザリアムは、イオラニ宮殿と並び、私の大好きな王国時代の史跡です。歴史好きの方、機会があったらぜひ、訪問してみてくださいね。 

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ペレの椅子を見上げて咲く可憐な花は…?

2018年03月18日 | 神話・伝説


ここに来て、グッと気温が上がり始めたハワイ。先週あたりはあまりにヒンヤリとして、けっこうダウンジャケットを着ている人を見かけたものです。「ここ、ホントにハワイ? 南国の楽園じゃないの?」と、信じられない思いで過ごした日々でした。

そんなわけで久々に出かけて来ました、マカプウ近くの「ペレズ・チェア」へ! マカプウ・ライトハウス・トレイルの入口に設けられた駐車場から、速足で歩くこと20分。往復40分の気持ちのいいウォーキングを楽しんできました。

ペレの椅子は、ご存知のように、火山の女神ペレがその昔、腰かけたとの伝説が残る巨岩です。今回、ペレの椅子の鎮座する崖から30メートル?くらい下にある小さなビーチにも出かけた私達。嬉しいことに、こちらではハワイ固有の植物がいろいろ見られました! 特にイリマとパウオヒイアカが、驚くほどたくさん群生していました。



イリマといえばオアフ島の花として制定されている、直径2センチ弱のオレンジの花。この花を数百枚、数千枚と繋げてつけるレイは、高価で特別感のあるレイですよね。



一方、パウオヒイアカは、直径1センチにも満たない小さな可憐な花です。ペレが、赤ちゃん時代のヒイアカ(2人は姉妹です)を連れて魚を獲りに海に出かけた時のこと。すやすや眠るヒイアカをビーチに残してペレは魚を取っていたのですが、ヒイアカの上に日が照ってきたため、この花が蔓を伸ばしてヒイアカのために日陰を作ったという神話があります。



…こんな小さな花の陰ですやすや眠るヒイアカは、さぞさぞ小さな赤ちゃんだったのでしょうね! ちなみにパウオヒイアカは、ハワイ語でヒイアカの巻きもの、という意味になります。

さてペレはヒイアカを溺愛し、お母さん代わりでもあったわけですが、ある出来事をきっかけに永遠に2人は決別します(まあ…男性絡みの悲しい出来事があったわけです)。

…そんなこんなで、今回、ペレの椅子のすぐ下の浜辺に、パウオヒイアカの花が咲き乱れているのを見て、ちと複雑な気持ちになりました(ハイ、私はハワイの神話世界に生きております…)。やはりヒイアカはまだ、お姉さんのペレを密かに慕っているのかな…なんて! 考えすぎでしょうか…?

※アロハストリートで今月の記事「真珠湾と鮫の女神の過去」がUPされております。こちらもよろしくお願いします!


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小さなバナナの巨大な花

2018年03月14日 | 自然


今日はくだらないネタで失礼します~。

先日訪れたイアオ渓谷は本当に緑が深く、手軽に森林浴の楽しめる場所なのです。で、上の写真はイアオ渓谷州立公園で見たアップルバナナのお花。

アップルバナナといえば10センチちょっとの小さなバナナですが、花はかなり巨大ですね! 以前にもバナナの花は見たことがありますが、こんなに大きなのは初めて。バナナの花は食用にもなり、フィリピン系の方々はけっこう食べるようです。

ちょっとビックリしたので…。イアオ渓谷のバナナの花、ご紹介してみました~。
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