森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

アロハ・デリレイさんのお葬式

2014年08月20日 | 日記
クムフラ、アロハ・デリレイさんが、先日亡くなりました。

アロハさんといえば、フラ界のオリンピック、メリーモナーク・フェスティバルの申し子とでも申しましょうか。第一回の開催時に、初代ミス・アロハ・フラ(女性ソロ・ダンサーの最高位)に輝いたほか、3人の娘全員を、同じくミス・アロハ・フラに育て上げたことでも知られます。

アロハさんが亡くなったのは2週間前。まだ64歳という若さで、私もそれはそれはショックでした。単に記者という立場でしたが、アロハ先生には大変お世話になりましたからね。

そのアロハさんのお葬式が今日、カネオヘの葬議場で催されました。フラ界、ハワイアン音楽界の人々が大挙して訪れ...。一言でいうと、「すごい騒ぎ」になりました。ご遺体に対面して、泣き崩れるクムフラ。泣き腫らした目で歌う、有名ミュージシャン。あんな大層な葬儀を見るのは、私の人生、初めてでした。アロハ先生のお棺の周りには、生前愛していらしたピカケの花が山のように積まれて。100本くらいあったかしら? あんなたくさんのピカケのレイを見たのも、生涯初めてでした。

葬儀前と葬儀中でのプログラムでは、フランク・ヒューエットさん、ロパカ・カナカオレ、メルビン・リード、ロバート・カジメロさんなどが続々、歌って。名高いクムフラが他島からもいらしていたし、たくさんのハラウから花が届いていました。関係はよくわからなかったけれど、オートバイの軍団みたいなお揃いの革ジャンを着たおじさま方も、次々やってきました。日本から駆けつけたお弟子さんもたくさん! 

改めて、アロハ先生の偉大さを実感した1日でした。アロハ先生、天国で安らかにお眠りください!

ほんの少しの関わりでしたが、またの機会に改めて、アロハ先生の思い出について書かかせていただきたいと思います。先生、本当にお世話になりました。また会う日まで、お元気で...。



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しょんぼり虹を眺めるの図

2014年08月18日 | 日記


先ほど、家の近くのスーパーの駐車場から、素晴らしい虹が見えました。それは二重になった見事なクッキリとした虹で、パンチボールの丘にかかっていました。思わず、携帯でパチパチ写真を撮り、車に戻って発車しようとしたら。見知らぬおばさまに「ちょっと、エクスキューズミー!」と呼び止められてドキッ。文句を言われるのかと、車のドアを開けて身構えたら。

「あなた、さっき虹の写真を撮っていたでしょ」(見知らぬおばさま)
「は、はい」(すでに、すみません、と言ってしまいそうにドキドキの私)
「ちょっと一言言いたくて」
「はい」(さらにドキドキ)

そしておっしゃったのは、なんと。「私は3世代前から、ハワイに住んでるんだけど。それでもまだ、虹を見るたびに感動するわ~。もう虹を見飽きたなんてことは、全然ないわね~」。

それを聞いて、なんだか嬉しくなってしまった私。知らないおばさまに話しかけられて、すごくハッピーな気分になりました。なぜって、その虹の写真は、昨夜、いよいよNYの大学に出発した息子に送ってあげよう...と思って撮影していたからなんです。その少し前、出発後初めて電話で話した時、息子が寒い寒い、を連発していたので...。なんでも今夜泊まるそのNYのホテルには冷房はなく、ヒーターだけがあるとか。というのも、8月だというのにすでにその街は寒く、今夜はもう13度くらいまで気温が落ちる予想だそうです。カナダの国境にも近いエリアですからね...。

そんな私の写真を撮る姿は、もしかしたら何だかションボリしていたのでしょうか? だから話しかけてくれたのかな? でももう大丈夫! 見知らぬおばさまのハッピートークで、とても心が温かくなりました。で、私も思わず、息子が昨夜NYに出発したので、虹の写真を...なんてことを言ってしまったのですが、「息子さん、大丈夫よ。きっと元気にやっていくわ」とおばさま。なんて優しいんでしょう!

こんなことがあるからこそ、私はハワイが大好きです。行きすがりのおばさま、知ってか知らずか、ションボリの私を慰めてくださってMAHALO! またいつか、一緒に虹を眺めましょうね。
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ハリケーン接近中のハワイ、その後

2014年08月07日 | 日記


ホノルルは今だ青空が見えるのですが、風が強くなり、雨も降ったりやんだり。まさにハリケーン近し、の状況です。何だか、我が家から見るホノルル港の色も、ふだんとは少し違うみたいです。

明日は子供達の学校も休みになるし、多くの病院・クリニックも急遽閉まるよう。そんなこんなで、今日の午後だった私のドクターの予約も時間が繰り上げになり、明日だった娘の予約は今日に変更に。娘を学校から早退させて、クリニックに向かわなければなりませんでした。

こんな感じで今日のホノルルは皆、バタバタです。病院の帰りにベーカリーに寄って食パンでも買おうかと思ったら、こちらも棚はガラガラ、食パンに至っては皆無! こんなことは、ハワイ生活23年の中で初めてでした。

たった今、地元新聞のウェブサイトを見てみたら、ハリケーン絡みのニュースがいろいろUPされていました。取り急ぎ、そのヘッドラインをここに列記しますね。街の雰囲気が伝わってくると思います。

○ヒロの避難所、避難の人々で埋まりはじめる
○ホノカアの約800世帯、停電に
○オアフ島の主要ショッピングセンター、金曜日は休業
○カハラモールは金曜日、休業
○パールリッジセンター、金曜日休業
○マウイ島の住民に、夜9時以降は屋内にいるよう要請
○ハワイ島、マウイ島の小売店が早仕舞い
○ハワイ州、オアフ島の道路工事をキャンセル
○今週末の高校のスポーツ試合、全てキャンセルに
○ハワイ州「便乗値上げをするビジネスは処罰する」
○ハワイアン航空、ハワイ島、マウイ島へのフライトをキャンセル
○ワイキキのホテル、ハリケーンに向け準備中
○州のほとんどの機関は金曜日、閉鎖に
○ハワイ島、マウイ島、カウアイ島の港、閉鎖

ハリケーン自体の勢力はやや弱まったようなのですが、依然、目を離せません。早くいつもの楽園ハワイに、戻ってほしいものです。
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ハリケーン接近でホノルルはパニック中

2014年08月06日 | 日記


日本も台風が近づいているようですが、ハワイもしか~り! 明日の夜から週末にかけ、2つのハリケーンがハワイに上陸する恐れがあるので、巷は今、パニック状態です。店の棚からは水が消え、トイレットペーパーや電池も、飛ぶように売れている模様。なにせ昨日から、メディアでもハリケーンに備えよう、みたいな記事がバリバリで。今朝の新聞にも一面でデカデカと、ハリケーン襲来近し!みたいな記事が出ていました。



ンな大袈裟な、と笑う人もいるでしょうが、なにせハワイは、どの大陸からも遠く離れた、いわば南海の孤島です。22年前のハリケーン・イニキでは、最大4週間も電力が絶たれた地区もあったことから、ハワイの人はこんな時、せっせと買いだめに走ってしまうのでした。10年近く前でしたか、震度4程度の地震の際にも電気が終日止まり、その結果高層ビルでは水も止まっってしまったように、今だ天災対策が弱いハワイです。

コンド住まいの我が家なので、ふだんは水も買いだめしてあるのですが、なぜか今回に限り! 水もトイレットペーパーも切れかけていて。私も朝から、スーパーに駆けつけて最後の水のケースを確保してきました。私が店に入った朝7時の時点では、再入荷されたばかりの水が20箱ばかりありましたが、10分もしないうちにすっかり売り切れ。売り場を走る人々の姿を、ハワイで初めて目撃した朝でした。

このまま何もなければいいのですが、備えあれば憂いなし。週末も予定がてんこ盛りなので、ハリケーン予報が外れてくれることを祈るばかりです!
コメント (8)
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