日本ではとっくに放映された、TBSの「日本沈没 希望のひと」。私もネットフリックスで見ました! テレビは元来、あまり見ないのですが、「日本沈没」は夢中になって見てしまいました~。
原作からは大きくアレンジされているけれど、地球の温暖化といい世界規模のパンデミックといい、物語の舞台を現代に移しての見事なストーリー作りでしたね。役者さん方も素晴らしかったです。
(以下、最終回についてはネタバレになりますので、これから見ようという方はご注意くださいね)
特に最終回は手に汗を握る展開で…。ちと飛ばし過ぎのきらいはありましたが、なんともナイスな終了の仕方に拍手! ポジティブかつ幸せな気持ちで見終えることができました。
それにしても本州が割れる、沈むという描写は、アトランティス大陸の最後もかくや、という描写でしたね。こういった現象は、アトランティスほど急激にではないにしても、何十万年、何百万年単位では実際に世界で起こってきたわけで。
ハワイに関して言えば、100万年前、マウイ島やモロカイ島、ラナイ島、カホオラヴェ島は一つだったのが、時の経過ともに4つの島に分かれたことがわかっています。なのでこの4島を、今もマウイ・ヌイ(大マウイ)と呼んだりするのですよね。
「日本沈没」の最終回ではこうした大陸規模の大変革を一気に見せられたので、私にとっては神話世界を感じるものがありました。
たとえばハワイ神話の、半神マウイの島釣りの話。マウイは海底から大陸を釣り上げたけれど、カヌーが揺れたため海に落とし、大陸が割れてハワイの島々になったのですよね。
…それにしても。こんなスケールの大きな小説を、50年近く前に書いた小松左京さん。本当にすごい方ですよね。思わず、日本から原作も取り寄せました!