森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

アラモアナビーチでハワイアンな出会い

2016年11月12日 | ハワイアナ


最近、アラモアナビーチでウォーキングしています。歴史的なスポットが点在するダウンタウンも最高ですが、やはりハワイの水辺は素敵ですね。

今日もてくてくビーチを歩いていたら、全身にハワイアンなタトゥーを施したお兄さんが、鋭い石で大きな石をコツコツ叩いて削り、ポイパウンダーを作っていました。

ポイパウンダーとは、ハワイアンがタロイモからポイを作る時に使う道具です。水を少しづつ加えながら、これで蒸したタロをつぶして、ねっとりしたポイを作り上げるんですね。



私も、博物館で先史時代の古いものは見たことがありましたが、現代のハワイアンがパウンダーをコツコツ手作りしているところなどは見たことなかったので、つい男性に聞いてみました。「あなたはアーティストなのですか?」と。もしかしたらアート作品を作っているのかな~と思ったのです。

ところが男性の答はNO。自分がポイを作るためにパウンダーを作っていたのですって。私もアホな質問をしてしまったものです!

ハワイはアメリカの一部にはなりましたが…。まだまだホノルルにも、こんな激ハワイアンな方々がたくさん住んでおります。ちょっと刺激的な、アラモアナでの出会いでした。


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何となく…昨日の続き

2016年11月10日 | 日記


う~ん、残念なことに、一昨日の選挙、さほど潔さいことにはなりませんでしたね。トランプが大統領だなんて! との抗議運動が各都市で始まり、多くは平和的ですが、エマ王妃の選挙の時のように一部、暴力沙汰も起きてけが人も出ているようです。

でもでも…オバマやヒラリーが訴えるように、イヤでも選挙の結果を受け入れるのが民主主義なわけで。当選以来、トランプは暴言も履かずに礼儀正しくしていますし、抗議運動は彼が何かしでかしてからでいいのでは、とか思ってしまいます。正直なところ…。今はその時ではないんじゃないかな~。

来年1月の大統領就任式まで、いろいろありそうですが、まあ…。私は多くのアメリカ人が表明しているように、カナダやニュージーランドへの移住とか、考えていません。こうなったらこうなったで、ヒラリーの言うように心を開いてトランプに大統領として仕事する機会をあげなくてはいけないのではないか。半分はそんな気持ち、そして半分は「もう決まっちゃったんだから」という諦め。それが正直なところです。

ただ、トランプの選挙キャンペーン中の暴言をかざして、昨日から人種差別的な嫌がらせ事件が多発しているというニュースには、ちょっと困惑。それについてはトランプ、何かここで発言して正してくれなくては困る! それでこそ、時期大統領トランプが即、成すべき仕事ではないでしょうか。

こんな期待を彼にするのは…アホでしょうか?

(写真は昨日の黄昏時のホノルル港です)
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カメハメハ4世未亡人と選挙

2016年11月09日 | 歴史


昨日は恐ろしい1日でした…。家族で選挙に行き、「初の女性大統領がいよいよ誕生だね。今日は歴史的な日だね」と話していたのも束の間。大方の予想を裏切って、ドナルド・トランプが大勝利を収めたのは、皆さんご存知の通りです。

午後4時頃から始まった激戦州フロリダの開票速報を見ながら、我が家を含むヒラリー支持者は青ざめはじめ、そのほかの激戦州の結果を追いながら、だんだん言葉をなくし…。まさかのトランプ大統領誕生で涙を流す、そんな夜でした。ああ、オバマ大統領が勝利した8年前の夜と比べ、なんて悲しい涙だったのでしょう!

トランプ氏が大統領選出馬を決めた時には、皆が単に面白がっていただけなのに。それがついに実現してしまいました。確かにヒラリーは完璧な人ではないけれど、あのトランプに比べたら何ぼかマシでしょう。

今さら思えば、俳優だったレーガンが急にカリフォルニア州知事になって大統領にもなって。アーノルド・シュワルツネガーも州知事になって。アメリカって、よくも悪くも「何でもアリ」の国なのでしょうね。トランプの当選の可能性を、もっと本気で心配するべきでした…。

でも。今朝のニュースでは、オバマ大統領もヒラリー候補もトランプの勝利を受け入れる、それは立派なスピーチをしていて。いったん選挙で選ばれたからにはその結果を尊重する、それが民主主義というものなんだと教えられました。

ヒラリーは「トランプが次期大統領です。私達は心を開き、トランプが仕事をする機会をあげないといけない」、オバマは「トランプに協力して任務の引き継ぎがスムーズに行くよう協力する。トランプ氏の成功を応援する」と言っていました…。政治的な混乱を招いてはいけない、国民のためにも、ということですね。

潔いよいというか、ホント、これが民主主義ということなんですね…。私も2人を見習わなければなりません。

さてさて、話は飛躍して1870年代のハワイに戻りますが…。ハワイ王国ではその昔、君主を選ぶために2度の選挙が行われました。カメハメハ大王の孫であるカメハメハ5世が跡継ぎを指名せず亡くなり、高位の王族の中からルナリロ王が選ばれた時が一回目。そしてルナリロ王が亡くなってまた選挙があり、この時に選ばれたのがイオラニ宮殿を建てたカラカウア王でございます。

実は2回目の選挙の際は、昨日の大統領選挙のように潔くは行きませんでした。カラカウア王に敗れたエマ王妃―カメハメハ4世の未亡人―の支持者が暴動を起こし、死者まで出る騒ぎになったのです。

何でも暴徒が裁判所に押しかけ、裁判所の2階の窓から投げ飛ばされた男性が死亡したとか…! コワ~イ。エマ王妃はイギリス人を祖父に持つ美しい王妃で、よくフラソングの主題にもなっている女性なのですが、ここだけの話、私はあまり好きではアリマセン。

もちろん、選挙に敗れたからって暴動をけしかけたのがエマ王妃だとは思わないのですが。カラカウア王の妹で跡継ぎになったリリウオカラニ女王の自伝に、気になることが書いてあったのです。何とエマ王妃は瀕死の状態だった病床のカメハメハ5世を何度も見舞い、耳元で、私を次の君主に指名して頂戴、と囁いていたのですって…。こそこそ、何度も何度も。コワ~イ! 幸い、そのコソコソ願が聞き届けられることはありませんでしたが。

エマ王妃もヒラリー女史のように野心家だったよう。しかも、どちらも同じく夫が一度得た高位の地位に就きたい、という野望があったようですが。残念ながらエマ王妃は、ヒラリーのように潔い女性ではなかったようですネ。ここだけの話…。

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今度は朝10時のワイキキ

2016年11月05日 | 日記


連日、ワイキキに出かけていました。ホテル巡りも久しぶり。やはりワイキキに行くとパラダイス気分が盛り上がりますね。

冒頭は、あるホテルのプールサイドで見かけた大ぶりのハイビスカスです。元気いっぱいで美しかった!

取材の後は、レストランで遅めの朝食をいただきましたが…各皿があまりに巨大で絶句しました。半分食べて持ち帰り、その半分が今朝は2人前の朝食になりました。こんなに大きくで$25とするより、半分サイズで半額の方が嬉しいですけどね。



「こんなに残してどうしたの~?」とスタッフに聞かれましたが、これを完食したら大変なことになりますよね…。

馳走様でした!
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朝8時のワイキキ

2016年11月03日 | ハワイアナ


今日は朝から仕事でワイキキへ。眠かったですが、朝8時のワイキキは気持ち良かったです! 日の光がものすごく優しくて、海も穏やかで優しい表情でした。

プールサイドにはまだ人影はなかったですが、やはりハワイは朝が一番素敵ですね。ハワイにいらっしゃったら、ぜひ早起きして、朝の空気を楽しんでくださいね!

さて、今日は某スパにお邪魔しましたが、ティーリーフがあちこちに置かれていました。このブログでも何度も書いていますが、ティーリーフはハワイでは御祓い、邪気払いにも使われる、神聖な葉。西洋ので聖水ように、ハワイではティーリーフやハワイアンソルトで御祓いします。あ、海水も(塩水ですから)御祓いに使いますよ~。



ティーリーフのユニークな話としては、聖地を訪れる時、女性が下着に忍ばせたり。怪現象が続発していたコンドミニアムのエレベーターに吊り下げられていた、なんて話も聞いたことがあります。またある知り合い(ポリネシア文化の殿堂、ビショップ博物館にお勤めでした)を訪ねた時にこと。ティーリーフを手にしていたので理由を尋ねると、「時々、仕事中、妙な気分になることがあるのよね。そんな時にはティーリーフを持って歩くことにしているの」。霊的に敏感なんでしょうか…。

フラダンサーの葉っぱのスカートも、実はティーリーフで作られています。フラは大変スピリチュアルな踊りですから、ティーリーフのスカートを付けるのはダンサーの守護の意味もあるとのことですよ。オレナ(ウコン)という植物も邪気払いに効くそうで、あるクムフラ(フラの師)は、フラの衣装を守護の意味を込めてオレナで黄色に染めていました。オレナは古来、ハワイで染料としても使われていたんですね。

久しぶりに、スピリチュアルなお話となりました。
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