森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ココヘッド周辺の神話

2023年01月31日 | 神話・伝説


週末から天候が荒れているハワイ。マウイやカウアイでは洪水の被害が出ていますし、ホノルルでも昨日&今日と冷たい雨が降っています。

冷たい雨、なんていうと日本の人に怒られてしまいますよね。日本各地が記録的な寒波に見舞われているのに。でも寒さに弱いハワイの人間も、薄着でブルブル。ダウンジャケットや、毛皮の縁取りの付いたコートを着ている人もいるほどです。

さて、アロハストリートで連載中のコラムが、今日UPされました(今回こそは早々にお知らせで~す}。今回のテーマは、ココヘッドやココマリーナ、ポートロック周辺の神話。皆さんは、なぜ一帯の土地がKoko…と呼ばれているかご存知でしょうか?

地名にまつわる少しコワイ神話も含め、ぜひご覧くださいねー。
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カラカウア王のスーツ@イオラニ宮殿

2023年01月28日 | 歴史


昨日はイオラニ宮殿でご奉仕でしたー。午前中3時間、2階で(スタッフは)1人ぼっち。ちと寒かったですが、お陰であちこち、じっくり眺めることができました。

下の写真は、2階のカラカウア王の執務室に展示された王の衣装です。服飾の歴史研究ではハワイで第一人者として知られるハワイ島のデザイナー、アイリスさんによって復元されたもので、フリーメイソンの会合に参加時、カラカウア王が身に着けたスーツのレプリカですね。



そう、カラカウア王は友愛結社フリーメイソンのメンバーでした。フリーメイソンでは集まりの際に必ず、石工の作業着の一部だった小さなエプロンをつけることになっているそうで。言ってみれば儀式的なユニフォームのようなものでしょうか? フリーメイソンという団体は元々、中世に石工の互助組合から始まった団体ですからね。

さて2016年に始まったイオラニ宮殿の王族の服飾復刻プロジェクトでは、現在カラカウア王のスーツ2着、カピオラニ王妃のドレス3着、リリウカラニ女王のドレス2着が完成。宮殿のあちこちに展示されています。

このプロジェクトにつき、デザイナーのアイリスさんにインタビューしたことがあるのですが。なんとリリウオカラニ女王とカピオラニ王妃のドレスを作る際には、ビショップ博物館に残っていた2人の実寸を厳密に再現したということでした。

というのもアイリスさんは2009年から、他のプロジェクトのためもあってビショップ博物館で400時間を過ごし、ハワイ王族の服飾をリサーチしてきたのです。

なのでこちらのスーツも恐らく、カラカウア王の実寸に合わせて作られたものなのでしょうね。カラカウア王が1881年に世界を一周した際、カラカウア王の立派な風貌が各地で賞賛されたとの記録が残っていますが、確かに~。背が高くてガッチリとたくましく、威風堂々とした王の様子が、このスーツからも見て取れます。

…写真だけでは身長まではピンときませんが、昨日、宮殿でジロジロ間近にスーツを見てきたお陰で、カラカウアの立体的なご様子が、頭にピシッ! と入ってきた気がします。
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ライオンダンスな1日

2023年01月22日 | 日記


チャイニーズニューイヤー・セレビレーション、真っ最中のホノルルです。先ほどアラモアナセンターをぶらぶらしていたら、3か所でライオンダンスが行われていました。最初に目撃したのは、ルイヴィトン前。

きっと違うグループによるものなのでしょう、あちこちから激しい鐘の音や太鼓が鳴り響き、それはそれは賑やかでしたよ。血沸き肉躍る感じ!

ふだんなら家族がライオンにお金を渡すのですが、今日は私一人だったので、自らお金を食べてもらってきました。チビちゃんたちが操る小さなライオンがいたからです。

もしかしたらハワイでライオンにお金を渡したのは、今日が初めてだったかも? ほんとにライオンの口に手をパクンとされ、嬉しくなりましたー。





…それにしても、先週末は3年ぶりにチャイナタウンで大パレードなどお祭りが行われたというのに、昼間ハイキングに行ったため疲れ果てて行けなかった、ひ弱な私。今日、ライオンたちの狂舞? を見られて、本当によかった! 

今年もよい年になりそうです。
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ハワイ亡国の日

2023年01月18日 | ハワイアナ


今年も巡ってきました! 1月17日が…。そう、ハワイ亡国の日ですね。

1893年1月17日といえば、ハワイの歴史を学ぶ者として決して忘れられない日。ハワイにとって重要な悲しみの日です。昨日は例年通り、イオラニ宮殿庭がハワイ王国旗(現ハワイ州旗)で埋まり、たくさんの人々が王国と最後の女王、リリウオカラニを偲びました。





亡国の日の集まりに出かけたのは、かれこれ10回目? 20回目でしょうか? …毎年、この日の集会で感じるのは深い悲しみ。王国が倒された記憶はまだまだハワイで生々しく、まるで大切な人の命日に一族が集まって涙するがごとく、悲しみを再確認する日になっています。

特に昨日は非公式なステージで誰かがマイクで「We are not Americans! We are Hawaiians! Hawaiians!」と雄たけびを上げ、喝采を浴びていました。そして「1893」と描いたTシャツを着る人たちが多々。なかなかエモーショナルな1日となりました。



ちなみに、宮殿に集まる人々の多くは、約2.7キロ離れたヌウアヌの丘の王家の霊廟から行進してきた人々です。宮殿正面の入口では、詠唱しながら入る団体を、やはり詠唱で迎える人々がいて、その横には宮殿セキュリティのおじさまがしっかり控えていました(中には過激な行動に出る人もいますからね)。



後から知ったのですが、王家の霊廟からの行進を率いてきたチャンター(詠唱者)は、なんとクムフラ、フランク・ヒューエットさんだったそうです。ああ、その雄姿を拝見したかった! 

来年は、王家の霊廟から儀式に参加できたら、最高。毎年そう思いながら果たせない、ひ弱な私です…。


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マウナルアベイビーチパークで海藻拾い

2023年01月15日 | 日記


今日は朝早くから、ホノルル東部へ。ふだんあまり行かないこのエリアで、あちこちのビーチに立ち寄りました。特に気に入ったのが、マウナルアベイです!

このビーチは遠浅であまり水の色が美しくなく、しかもカヌーのメッカ。今日もレースがあったのか、朝からたくさんのアウトリガーカヌーが海に出陣していました。

でも! ビーチに降り立ってみれば、このビーチがひと目で貝殻拾いの楽しめるビーチだと実感。素敵な貝も拾えたうえに美味しそうな海藻も拾えて、楽しかったです~。

…と、もっと正確にいえば、ビーチでお年寄り夫婦がビニール袋いっぱいに海藻を集めているのを見かけて。お話したところ、お二人はこの海で海藻を集め、いろいろな店に卸しているというではありませんか。「刺身と一緒に食べると美味しいよ」と言われて、私も興味津々に!

そんな(ヨダレを垂らしていた?)私に老夫婦は少し海藻を分けてくださったうえ、「熱湯に浸してから食べるんだよ」と、食べ方まで教えてくださって。さっそく家できれいに洗い、湯通しして食べた海藻は、シャキシャキして美味しかった! …そうか、ここは海藻が豊富なので、浅瀬の海の色があまり綺麗に見えなかったのですね。改めて納得した次第です。



…告白すれば、実は今までビーチで海藻を見ても、拾うことは一度もなかった私。というのも以前ハワイアナの本で、「リム・マケ」という恐ろしい海藻のことを読んだことがあるのです。リムは海藻、マケは死。つまり毒のある海藻のことですね。でも今日、老夫婦のお話を聞き、お裾分けもしてもらい、認識を改めました。

実際、もう海藻を食べてから5,6時間経ちますがおなかにも異常がないので、ここは老夫婦のおっしゃることを信じようかな~と思った私。海の幸を探しながらのビーチ巡り、最高ですよネ。また行ってきますね!
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