森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

怒涛の?一週間でした

2016年08月29日 | 日記


先週はドタバタな一週間でした~。月曜日に娘の大学が始まり、木曜日には息子が、NYの大学へと帰っていきました。

まあ日本のように大学の入学式などないので、娘も新しく買いこんだスーツを着て大学へ…なんてことは一切なく。フツーにジーンズとスニーカーで出かけて行き、今日でちょうど1週間が経過しました。息子の大学も、今日から授業が始まったようです。

一方、私も仕事が佳境に入りバリバリやっている...はずなのですが、ちょっとしたアクシデントが発生。水曜日に日帰りでハワイ島に出張したのですが、目的の方にお会いして小1時間たち、写真の撮影が終わったところで、取材がキャンセルになりました。入院中のご家族の容態が悪化して、病院から緊急の電話が入ったのです。

そのため、結局、目的を果たせないまま(インタビューをしないまま)、すごすごとオアフ島に戻ってきました…。事情が事情だけに、仕方がないことですよね。家族の方の回復を祈るばかりです。が、正直なところ、やはり気が抜けてしまった私です。朝7時のフライトで出発しただけに…。フ~。

冒頭の写真は、その帰りのコナ空港で見かけた無料のお水のボトルです。「コナ空港より。ご自由にどうぞ」と書かれた用紙に、溶岩の重しがポンッとのせられていました。いかにもハワイ島らしいですね。

…と、ちょっと脱力した近況報告でした。また戻ってきますね!

 
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罰当たりと言えば...

2016年08月21日 | 日記


先日、溶岩を突っつくのは火山の女神ペレへの侮辱、といった話をしました。

では、これはどうでしょう? 首に値札を付けた仏像というのは?

…ハワイをはじめアメリカではアジアンな調度品の人気が高く。その一環として、仏像を飾るお宅も多いんですよね。写真は、とあるガーデンショップで見かけたもの。庭や玄関に置く石像だと思うのですが、仏陀の首に値札をぶら下げるって、どうなのでしょうね! 

きっとアメリカの人々は、仏像を聖像ではなく、単なる飾り物ととらえているのでしょう。同じようにハワイのティキ像に軽い扱いをしているティキバーや、和食レストランなども、ハワイで見かけたことはありますが…。でも聖母マリアやキリスト像にこういうことをしているのは、見たことがないんですよね~。アメリカはやはり、キリスト教の国ですから。



ハワイに住んで25年になりますが、今だカルチャーショックを感じる日々です。
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キラウエア火山の溶岩、見学記3

2016年08月17日 | 自然


キラウエア火山は女神ペレの住まう山。火山自体、そして溶岩そのものもハワイアンに神聖視されているのは、皆さんもご存知でしょう。

今回は溶岩の流れを目にして、神への畏れを感じた私でしたが、まあ、そういうことには無縁の見学者も多かったわけで。人がワサワサとしていた溶岩周辺で、杖で溶岩を突っついて顰蹙を買う人などもいたのです。そういう方は決まってアメリカ本土からの旅行者だった様子。「そんなことをしてると、火山が大爆発するわよ!」と内心思いつつも、何も言えなかった、情けない私です。

ところが、そんな彼らを叱り飛ばした女性がいました。どこからともなく、「そういうことはハワイアンの伝統に反することなの。やめた方がいいわよ」との声が聞こえたのです! 見ると、それもまた本土から来たらしき白人女性でした。その声を聞いて、周りも「そうだ、そうだ」との声が上がり、私たちはすっかり感激してしまいました。

…ハワイはいろいろな意味で特殊な土地です。女神ペレの存在だとか、自然信仰だとかは、ハワイ外の人にはあまり理解してもらえないかと思っていたのですが、そうでもないようで。こんな山の中でもきちっとハワイアンの守るものを理解してくれる人々に出会い、私は幸せでした。きっとペレも嬉しかったに違いありません。

さて話は変わりますが、この時のハイキングで、少し不思議なことがありました。私のカメラなのですが、ここ数か月、調子が悪く、フラッシュが使えなくなっていたのです。フラッシュが出ないというより、フラッシュモードにすると焦点が合わなくなって、シャッターを押せない状態で。もうそろそろ買い替えなきゃ、と思っていたのでした。

ところが、あの日、溶岩平原の間を歩いていたら、急にそれが直っていました。カメラのフラッシュがいつの間にか使えるようになっていたのです。その直前までダメだったのに、カラパナから溶岩流へと歩くうちに、機能が全て回復していたのでした。これって、女神ペレの思し召しでしょうか? もしかして。

先日の嵐の夜、なぜか家の時計が全滅してしまったのと並んで、なんだか説明できない不思議な出来事でしたが、ANYWAY、ペレ様、どうも有難うございます!



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カネオヘのヘエイア湾でのんびり

2016年08月16日 | 日記


この日曜日には、家族でヘエイア湾へ。一応、釣竿などを持って出かけてきました。

ヘエイア埠頭には釣船がたくさん停泊していて、桟橋にも釣り人がたくさん。沖に出なくとも、浅瀬でたくさんカラフルな熱帯魚を見ることができました。





しかもこの埠頭には美味しいプレートランチの店があるので、それも嬉しい! 朝食と昼食はこちらでバッチリなのです。



…ハワイ島から帰ってきたばかりで、フと思いました。「わざわざ他島に行かなくても、近場でもバケーション気分がたっぷり味わえるのは幸せ!」
また近いうちに、出かけるつもりです。
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キラウエア火山の溶岩、見学記2

2016年08月13日 | 自然


溶岩見学時、もちろん溶岩を見られたという単純な嬉しさは強かったのですが。同時に、大変な畏怖を感じていました…。それはもちろん自然への畏怖でもあり、そして火山の女神ペレに対する畏怖でもあります。

目の前で流れる溶岩は、まるで生き物のようでした。意思を持って海へと流れる、ペレの先方隊というか兵隊というか指先のようで。良くも悪くも神への畏れを感じました。
(あ、今日のブログでお見せしている写真は、数年前に固まった古い溶岩です)

熱気漂う溶岩一帯には、前回も言ったように人がたくさんいたのですが、私は恐ろしくてその場を離れたくなりました…。何だか、大変な神の領域に足を踏み入れてしまったという畏れが一つ。



そして、今にも恐ろしいことが起きそう…という恐怖感もまた一つ。煮えたぎる溶岩を目の前にするのも、なかなか心臓によくないわけで(笑)。私たちは固まった溶岩の上に立って溶岩の流れを見ていたわけですが、足元の溶岩の隙間からは、その下を流れるオレンジ色の溶岩も見えましたからネ。

今回は、闇夜の中、崖下の海に溶岩が流れ込む様子もよく見ることができたのは幸運でした。ああして、ハワイの島々が創られていったんですよね…。ハワイ島は今なお、成長し続けているんですよね。壮大な地球の創造活動を見ることができたのはラッキーでした。

そんなこんなで、今回はハワイのペレ神話の何たるかが、もうビシッと骨身に沁みて理解できた私たち。ペレのとてつもないパワーを感じ、ひれ伏したくなりました(笑)。だからこそハワイアンは古来、ペレを畏れ信仰したし、自分の家に溶岩が迫ってきたら、諦めるしかなかったんですよね。神の力に、人が太刀打ちできるわけはないんです。

2年前にパホアの町に溶岩が迫った時、アメリカ陸軍のお偉いさんが「ダイナマイトを使って溶岩の流れを変えては」と発言したそうですが、あの溶岩を目の前で見たら、それがどんなにアホな発言かわかるでしょう…。神の営みは偉大です。典型的なアメリカンボーイであるうちの息子でさえ、なぜ人々がペレを信仰するかよ~く分かったと言っていましたからね!

ホントに、ペレは偉大です!



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