森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

礼節の国、日本でチト不思議に思ったこと

2017年04月26日 | 日記


日本から帰国後、早や3週間が経ちました…。「トンカツ美味しかったね!」「100円ショップ、また行きたいね!」など、日々、家族で言い合っています。春の日本、これから行楽日和が続きますね!

さて、今日はちょっと辛口なのですが、愛する日本で不思議に思ったことを一つシェアさせてください。

ハワイもアロハスピリットの溢れた地であり、人々が優しいですが、日本も然り。ホテルの廊下などですれ違ったりエレベーターから降りる時など、知らない者同士でもペコリとお辞儀し合う習慣、とても美しいですよね。

アメリカではニコッと笑いあったり声を掛け合うことはあっても、お辞儀をする習慣がないので、日本に行くと特にお辞儀の動作を、ものすご~く丁寧で礼儀正しく感じるんですよね! 東洋人の美しい習慣だと思います。

なのですが…。ある日、娘が言いました。「ねえお母さん、日本の人って身体がぶつかっても何も言わないのね」。それを聞いて私は、ハッとしました! 「そ、そうか! そうだったのか」と。

なぜかと言いますと…。今回の日本で、私もよく人にドンとぶつかられ、でもその人がそのまま行ってしまうという経験を、たびたびしていたからなんです。

で、そのたびに私が思ったことは、「ああ、私ってのろまで周りの人がイライラしていたのね」とか。「私ったら通路の真ん中に突っ立っていたんだわ」とか。自分がボヤッとしていたから、周りの人がむかついているのだと思っていたのです。

でも娘にそう言われて、初めて納得。それって自分だけじゃないんだ! と。それと同時に思い出したことがありました。昔々日本にいる頃、よくガイドブックに「外国人は身体の接触を大変嫌う。少しでも身体が触れたらエクスキューズミーと言うのを忘れずに」なんて書かれていたのを…。

その時は気づかなかったのですが、これは逆を言えばつまり、日本では身体が接触しても何ともないというか(満員電車の文化なのでしょうか?)、何も言わないでOKというか。そういう現実があるからこそ、身体が触れ合ったら…という注意事項が、わざわざ海外用のガイドブックに書かれていたわけです。

ちなみに外国人が接触を極度に嫌うかどうかは別として、身体が少しでもぶつかったら、必ずエクスキューズミー、を言うのは確かです。もしも言わなかったら、大変無礼な印象になりますから…。

それにしても。あんなに礼儀正しい日本人が、なぜ人にぶつかって何も言わないのでしょうか。そこだけ礼儀に適っていないのはいったい、どうしてなんでしょう? どうしても不思議で、今日はついこんなことを書いてしまいました(だってホントに不思議なんですもの…)。

もし「それはなぜかというと…」というご意見、感想があったら、ぜひお聞かせ下さいねー。よろしくお願いします(ペコリ)。

Have a nice day!
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花盛りのハワイ

2017年04月24日 | 自然


フラの祭典、メリーモナークが一昨日の夜、終了しました。いや、今年も盛り上がりましたね~。初出場したハーラウも2つ入賞し、何だか新しい未来を感じさせてくれる、とてもいい競技会だったと思います。

毎年、このメリーモナークが終わると、ハワイも春という感じですね。今年はイースターの時期が遅かったので(メリーモナークは、イースターの日曜日直後からスタートします)、もうじき5月。

アメリカには「4月の雨が5月の花をもたらす」という言葉がありますが、その言葉通り。最近は雨が多かった一方で、花も咲き乱れています! 昨日は散歩の途中で花盛りのプルメリアの木を見つけ、しかもその下には綺麗な花がたくさん落ちていました。道いっぱいにプルメリアが広がっていましたよ。



そういえば来週の月曜日(5月1日)はレイデー! ワイキキのカピオラニ公園はじめ、各地でレイと花を愛でる祭典が行われます。その後ハワイは、まっしぐらに夏、という感じです(え、春が短すぎるって?)。

もしも5月1日にホノルルにいらっしゃる方がいたら。絶対にカピオラニ公園にGO! 
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新フラの女王に輝いたケリナ、おめでとう!

2017年04月21日 | ハワイアナ


フラ界最高峰の競技会、メリーモナークフェスティバルが、いよいよハワイ島ヒロで始まりましたね~。初日の昨夜は、ミス・アロハ・フラ部門。未婚かつ25歳以下のソロダンサーが、フラの女王を目指して頑張りました。皆さんも、TVもしくはPCでご覧になりましたか?

そして! 10人のダンサーの中から見事栄冠を射止めたのが、22歳のケリナ・エルドレッジ(上の写真)でした。実はこの女性、フラ雑誌「フラレア」の表紙を今、飾っています。その3月の撮影時にはミニ・インタビューもしたのですが、その時に「夢はミス・アロハ・フラになること」と語っていたケリナ。その生涯の夢が昨夜叶ったわけです。おめでとう!

一方、惜しくも2位になったのが、20歳のジュリアン・カルナ(下の写真)でした。何せケリナとは同点1位で、メリーモナーク史上初めて、2回にわたるタイ・ブレーカー(決選投票)で1位&2位が決定したそう。その差は0.2ポイントと、ホントに僅差での2位だったので、ジュリアン、授賞式では悔しいというか、悲しそうでした…。でもまだ20歳なので、これからまだチャンスはありますよネ。



この子も2年半前にインタビューしたことがありまして。その時、彼女は高校を出たばかり。ダンサーとしての夢は? と聞くと、「それはやっぱり、ミス・アロハ・フラに挑戦することです」と、キッパリ。「クムがGOサインを出してくれたら、私はもう、行く準備ができているわ」なんて言いきっていましたっけ。クムとはフラの師のことですね。う~ん、強気! この子のフラも、昨夜、素晴らしかったです。

…そんなわけで、例年にも増して燃えたミス・アロハ・フラ部門でしたが、今夜はカヒコ(古典フラ)群舞部門。知り合いもたくさん出場するので、今夜もまたTV前で燃えようと思います。
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「この世の楽園」での食事会

2017年04月19日 | 神話・伝説


日本旅行直前の話で、ちょっと時間が経ってしまいましたが…。とある3月の土曜日、イオラニ宮殿のパーティがヌウアヌ渓谷にあるオアフカントリークラブで催され、ご馳走になってきました。

その日は朝から、とにかくドキドキ、ワクワクしていた私。オアフカントリークラブは会員制のクラブですから、車でグルッと回ったことはあっても、きちっと招待されて入るのは初めてだったからです。

というのも、このカントリークラブがある敷地は、何を隠そう大変な聖地なのです。自著「ハワイの不思議なお話」でも書いていますが、昔、金色の雲の女神ケアロメレメレが地上に降りてきて暮らしたのがココ。空の神ワケア、大地の神パパが暮らした地とも言われています。

つまりココはハワイ神話上、この世の楽園とも呼ばれる場所なのですね。ハワイ語ではワオラニと呼ばれます。上の写真からも、なんだかマナがたっぷり漂っているのを感じませんか?

…と、そんな記事を書くため、過去に何度も、サクッと写真を撮りに寄ったことはありました。でも撮影のお願いをカントリークラブのマネージメント事務所にした際には断られてしまったので、小さなカメラでササッと(コソコソっと?)写真を撮った次第です。

なので正面から大手を振ってカントリークラブに入ることができたこの日、私はとても嬉しかったのでした。で、堂々とたくさん、写真を撮ってきました。

…ちなみに、19世紀のハワイアン歴史家カマカウによると、ワオラニには昔、少なくとも4つのヘイアウ(神殿)があったとか。しかもそのうちの一つは、ハワイに初めて造られたヘイアウだそうです。

そこでさっそく食事の後、カントリークラブのスタッフに尋ねてみました。「ヘイアウはどこにありますか? 見に行きたいのですが」

でも残念ながら詳しい場所を知るスタッフはその日はおらず、ヘイアウの跡があるのは聞いたことがあるけれど、正確な場所はわからない…とだけ教えていただきました。なにせカントリークラブは広いですからね~。

ぜひ、この目でヘイアウを見たかったけれど、まあそれは次回?のお楽しみということで。少なくともココにまだヘイアウ跡があることが判明したのが、収穫だったと思うことに致しましょう!


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今さらながら…ユナイテッド航空の思い出

2017年04月16日 | 日記


Happy Easter!! 

…って、更新が滞っており、ゴメンナサイ。先週はどっぷり、某ハワイ関連の検定問題制作に関わっていて、きりきりしていました。責任重大ですから、勉強に次ぐ勉強でしたが、何とか終了! 詳細を発表できる段階まで、少々お待ちくださいね。

そんなこんなですっかり乗り遅れましたが…例のユナイテッド航空事件。ひどい出来事でしたね~。こんなこと、あっていいのかという。

かく言う私も、17年ほど前、飛行機を降ろされそうになった経験があり、その経験を書きたくてウズウズしていました(笑)。今さらながらシェアさせてくださいね。と言っても、オーバーブッキングが理由ではなかったのですが。

それは家族でカリフォルニアに旅行した際のことでした。当時、娘は1歳半。まだ航空券を買わなくていい年だったのですが、私達は安全のためカーシートを座席で使いたかったので、$600前後出して、ちゃんと航空券を買ったわけです。

そう、カーシートって、飛行機の座席にも合うように作られているんですよ。で、カーシート使用をチケット予約時からユナイテッドにも伝えたのですが…。機中で「使っちゃダメ」と言われたのです。

そのフライトアテンダントが言うには、緊急時の避難の邪魔になるので、カーシートが使えるのは窓際の席限定、と。私達は4人とも窓際の席ではなかったので、カーシートは使えないと言うのです。

当然、私は憤りました…。「カーシート使用を伝えたのに、窓際の席をくれなかったのは航空会社のミスでしょ。私達が通路側の席を選んだんじゃナイわよ。そもそも、窓側の席でしかカーシート不可だなんて、乗客は知りませんよ」と言ったのですが、アテンダントは聞く耳持たず。

「この子はまだ2歳以下で航空券を買わなくてよかったけれど、カーシートを使うためにわざわざチケット代を払ったの。それを今さら使えないと言われたって困ります」と、私はさらに怒りました。

そんなこんなで、スーパーバイザーが呼ばれて、すったもんだ。スーパーバイザーが、じゃ、この飛行機を降りてもらわないとね、と同僚に伝えたその瞬間、少し離れた窓際に座っていた優しい男性が、「OK、なら僕が席を変わります」と名乗り出てくれたのです。

不幸中の幸い?で、その「飛行機を降りてもらう」発言を、私は聞いていませんでした(ハワイアン夫の耳には、しっかり聞こえていました…後で教えてくれたことによると)。もし聞こえていたら私は激怒して、今回のように大騒ぎになっていたカモしれません。その前のスッタモンダの段階で、すでにけっこうな騒ぎになっていましたからね。

でも、周りの人々にはバッチリ聞こえていたようなのです。優しい男性が名乗り出てくれた時、周囲からパチパチと拍手が起こったからです。ああ、あの時の優しい男性にはホントに大感謝!です。

…それにしても。あの事態の解決策が「じゃ、飛行機を降りてもらいましょう」というのが、いかにもユナイテッドですよね。これが日系の航空会社なら、まずは一度、「こうこうこういう理由で、窓際の席と交換してくださる方はいませんか?」と聞いてくれたと思うのですが…。

そんな、遥か昔の苦い思い出を思い起こした今回の出来事。やっぱり、私はユナイテッド航空は苦手です! あの出来事の後、ユナイテッドとはすっぱり縁を切りましたが、でも一昨年、また乗り始めて。正直、そんなに悪くないワと思っていたのですが、今後はどうでしょう…。

心が狭いかもしれませんが、「やっぱりユナイテッドには、可能な限り乗るまい」と思ってしまった私です。



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