森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

マイレレイあれこれ

2014年05月30日 | 日記


なんだか~。明日の息子の卒業式を前にバタバタです。気持ちが休まりません。

明日は息子、その友人のためにレイをたくさん持っていかなくちゃ、なんですが、息子には、ハワイでごくスペシャルなレイであるマイレレイ(ここをクリック!)をオーダーしました(いつでもレイ屋さんに置いてあるとは限らないので)。

高校の卒業式にマイレなんて大袈裟かしら? と迷ったのですが。昨日、仕事でお会いしたクムフラ(フラの師匠)に聞いたところ、「高校の卒業式でももちろんOK。それに、愛を持って贈れば、どんなレイをあげたっていいんだよ」とのお言葉をいただきました。なんてALOHAな、ハワイらしいアドバイス!

なので昨日、さっそく行きつけのレイショップに予約。$35でした…。その時、「どんなマイレ? ヒロ産のマイレ?」と聞かれましたが、どこでもいいので一番新鮮なのを、とお願いしました。すると「じゃ、ヒロ産かトンガ産でオーダー入れとくわ」とのこと。クック島産のマイレは知っていましたが、最近はトンガからもマイレが入るんですね。かの地では、マイレのレイってどんな意味合いがあるんだろう。やはりスペシャル? 今度トンガの人に会ったら聞いてみたいです。

というわけで、明日で息子も晴れて高校卒業。8月からは大学生になります。

あ、上の写真のレイは、先日息子がプロムでJちゃんからいただいたマイレレイです。額入りの弊著「ハワイの不思議なお話」の表紙(画家の方から贈られたもの)に飾って、今も大切にしています。

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第一世界の問題って?

2014年05月24日 | 日記


なんだかムシムシした毎日が続くホノルルです。昨夜から雨がザーザー降っていたのですが、晴上がった今朝もまたムシムシ。

そんなこんなで、夜はついビールをたくさん飲みすぎてしまうんです。夫婦ともに。

昨夜も夕食時のビールを楽しみに1日頑張り、テーブルについてビールを開けた時のこと。せっかくのビールが、なんだかあまり冷えていなかったのですよ(泣)。で、思わず私は言いました。

「ああああ~。なんて悲しいんでしょう! ビールがなんか生ぬるいわ~。一杯のビールを楽しみに1日仕事して頑張って、挙げ句に開けたビールが冷えてないことほど、悲しいことってないわ!」
「それとか高級な日本料理店に行ってご馳走をオーダーしてビールも頼んで、そのビールが冷えてないのもホンット~に悲しいのよね。あ、それからこの間みたいに、日曜のランチで久しぶりにビールを飲んじゃって。いいことがあったからって。ものすご~く久しぶりに飲んだランチ時のビールが、あまり冷えてなかった...。あの時も悲しかったわ~」

あんた達も大人になったら、この悲しみがわかるわヨ。17歳と15歳の子供達にそう、つい言ったのですが...。息子に言われてしまったのです。

「お母さん、そういうのを第一世界の問題っていうんだよ」
「え? なに、第一世界って」(無知な私)
「第一世界ってアメリカとか日本みたいなリッチな大国のことだよ。発展途上国を第三世界って呼ぶでしょ。大国は第一世界って呼ばれるんだ。で、第一世界の問題っていうのは、ごく些細なことで文句言う人をからかっていう言葉だよ。贅沢な悩みって言うか。ビールが冷えてないことほど悲しいことはない、みたいなやつね。だって第三世界には、飢餓とか伝染病とか貧しさとか飲み水が足りないとか、シリアスな問題がいっぱいあるだろう? それに比べて考えってごらんってこと」(息子)
「そうそう。私も聞いたことがあるワ、それ。ある女の子が『ああ~! アイパッドの使いすぎで指が痛くてたまらない』って言ったら、『第一世界の問題ってやつね』ってお母さんに言われたんだって」(娘)
「.........」(私)
「.........」(私)
「.........」(私)

私、恥ずかったです! たまらなく恥ずかった。これからは家族の前でもあまり軽薄なことを言わないよう、気をつけなくちゃ。

でも久々に子供に叱られて、少し嬉しい気持ちもした私でした。なまじ身体が大きくなっただけでなく、子供は人間としても成長しているんですね。なにせタキシードを着るような年ですもの、ネ。
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プロムを(私でなく息子が)初体験しました

2014年05月21日 | 日記


先日の日曜日は、高校3年の息子のプロムパーティでした。シェラトン・ワイキキホテルでそれはそれは盛大に行われ、息子もタキシードを着て、(GFはいないので)幼馴染じみのJちゃんをエスコートして、張りきって出かけましたよ~。

アメリカではプロムと呼ばれる学校主催の公式なパーティがあるのは知っていましたが、私といえば詳細は全く知らなくて…。「女の子のチケット代は男の子が払う」「女の子は男の子にマイレレイを贈り、男の子は女の子にブーケを贈る」「タキシードと揃えるネクタイやハンカチーフ、ベストは、女の子のドレスの色と合わせる」など、いろいろな決まり事をほかのお母さんにお聞きし、私は一から勉強しなければいけませんでした。



花一つとっても、私はてっきり女の子にはブーケではなくピカケのレイを贈るとばかり思っていたので、「え? ブーケ?」と驚いた…。教えてもらってよかった! ブーケの代わりに手首につけるコサージュでもいいのですが、喜ばれるのはやはりブーケのよう。

ところが高校生のプロムとはいえ、皆、まるで花嫁が持つような本格的なブーケを用意するので、高いんです…。ふつう、$100近くしちゃうんです…。私は行きつけのチャイナタウンのレイショップでオーダーしたので安くなりましたが、それでも$75も。チケット代、レンタルのタキシード代、ブーケと、プロムはホントにお金がかかります! 女の子は女の子でイブニングドレスを購入するのに、皆$300以上払うよう…。かつ美容院に行ったりと、こちらも大変です。

でもまあ、一生に一度のプロムですからね。本人達も、もろもろ用意を手伝う母親達も実は楽しかったりして。いい経験になりました。上の写真は、レイショップで作ってもらった薔薇のブーケです。なんて綺麗なんでしょう! これを見ただけで、私の気分は揚げ揚げになりました。




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石作りのティキ@ラウパホエホエ岬

2014年05月17日 | 歴史


先日お話したラウパホエホエ岬の記念碑には、1946年のヒロ津波のため亡くなったラウパホエホエ・スクールの生徒、そして先生達の名前が刻まれています。別途、追悼パネルにはその方たちの写真も貼られていて、写真のない犠牲者も数人。「もしもこの人達の写真をお持ちの人がいたら、連絡ください」とのメッセージも、添えられていました。

記念碑は海の望める岸辺にあります。階段が少しあり、その上に碑があるのですが、階段の下には、写真のような石彫りのティキ像が飾られていました。左右の像は表情が異なっていました。





日本にも、犯罪や事故の現場に、観音菩薩や御地蔵さまが置かれていること、よくありますね。心優しい有志が、犠牲者のために手作りの仏様をソッと供える…そういう話も見聞きします。

ラウパホエホエ岬に置かれた素朴な石のティキ像に、そんな日本の心に通じるものを感じ、少しだけ、殺伐とした心が温かくなりました。次に訪れる際は、記念碑にレイを持って行こう。そんなことを考えながら、悲しい岬を後にしました。
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羽織袴&振袖で卒業式

2014年05月13日 | 日記


思いきり私事ですが。今日は、息子の高校の日本語クラスの卒業式に行ってきました! 息子の学校では、外国語の選択授業として日本語、中国語、フランス語などがあり、うち息子は日本語を5年間選択。恥ずかしながらうちの子供達の日本語力はムムム? という感じなので、学校でしっかり鍛えていただいたわけです。

ともあれ、会場だった高校のチャペルに駆けつけると。すでに司会の男子生徒、女子生徒が壇上に立っていましたが、ひと目見てド肝を抜かれました。なんと! 2人は羽織袴と振袖姿だったんです。今時、日本でさえ羽織袴&着物姿の高校生なんて滅多に見られませんよね? 卒業生代表として答辞を読んだカップルも同じく和装で、ビックリでした。

あとで聞けばこの子達は家から羽織袴で着たわけではなく、ハワイ大学付属高校の着付け部の先生方の協力で、卒業式のために正装したとのこと。それがわかるまで、本当に私は呆気にとられてしまいましたよ...。

ビックリしたのは服装だけではありません。司会の子をはじめ、仲間を代表して日本語でスピーチした(着物姿)の子達の、日本語の見事なこと! うち2人は息子の友人なので知っているのですが、彼らはけっして日本人家庭のお子さんではありませんよ! 英語が彼らの第一言語です。なのにこうして5年間、学校で日本語を習っただけで、あれだけ流暢な日本語が話せるようになるんだ! ホントにホントに私、ビックリしました。聞けば息子の通うプナホウスクールで日本語を学ぶ中学・高校生は700人もおり(全校は3000人以上だったかな?)、その規模は全米一だそうです。

こんなことなら、我が家も、もっと子供達にしっかり日本語を教えればよかったな...。ちょっと後悔が頭をよぎった、今日の卒業式でした。

ちなみに今日は日本語クラスだけの卒業式でしたが、今月末には、本ちゃんの高校の卒業式が待っています。そして8月には、NYに旅立っていく息子。息子の友人のなかにはアメリカ本土の大学に赴く子もけっこう多く、「大学に行くまでにウクレレで1曲弾けるように、みんなで練習しよう!って、仲間内で言っているんだ」とは息子の弁。

とんだ付け焼刃ですが、やはり一応、ハワイを代表して本土に旅立つ覚悟...というのは抱いているのかも? ウクレレだけでなく、フラで1曲踊れるほうがカッコいいとは思いますがね...。
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