森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

火山大国 + 世界唯一の被爆国 = 原発推進?

2014年09月28日 | 日記
日本では御嶽山が大変なことになっていますね。

ハワイ島のキラウエア火山の溶岩流が、近隣の町を脅かしていますが、そちらに気をとられている?うちに、御嶽山がこんなことに...。そして今回の報道で知ったのが、日本がハワイどころではない、世界一の火山大国ということです。日本が火山列島なのは知っていたけれど、この小さな島国に、全世界の7%もの活火山があるとは...。そして110もの活火山のうち、47の火山が要観察の状況にあるとは。全く知らなかった私です。

ならば。人はどうしても、疑問に思いますよね? そんな自然の脅威下にある国が、なぜ原子力発電施設をいくつも設けているのか? 原発と地震の危険な関係は、東日本大震災で明らかになりましたが、それ以前から、火を見るより明らかだったのでは? だって放射能は、事故があったら最後! 人類は、その甚大な被害を押しとどめる術を知らないのですから。火は水で消すことができるけれど、放射能はわけが違いますからね。

しかも、日本は、世界で唯一の被爆国ですよ! 放射能の恐ろしさをとことん知っている民族が。そして地震大国の日本の民がなぜ原発、なのでしょうか。

私は科学がとことん苦手で、すごく初歩的なアホらしいことを言っているかもしれません。ですが、両親が広島の出身であり、祖父が原爆で死んでいる私としては、そのへん、ど~うしてもよくわかりません。日本人って、「原発反対!」を唱える最強のポジションにいるのではないのでしょうか? それなのに...。
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マーク・ヤマナカの大和魂

2014年09月25日 | 日記


先日、ワイキキのカニカピラグリルで、ハワイアン音楽&ルアウを楽しんできました。大御所ホオケナやハワイ島ヒロ出身のマーク・ヤマナカの歌を、ハワイアンフードとともにたっぷり楽しんできました!

ただし遅く行ったので、ステージの真後ろにしか座れなかったのですが(涙)。そのお陰で、思わぬ発見もありました。マークの足の後ろに、ちょっとユニークなタトゥーを発見。見ずらいですが、漢字で彼の名字が入っていますね。その上には、おめでたい鶴も描かれていました。



そうそう、ハワイでは日系の方など自分のルーツをすごく大切にして、自分の日本名のタトゥーを入れている人、けっこういますね。マークもそのうちの一人。しかも名字を入れるところが渋いです。

マークといえば、2枚出したアルバムが2枚ともハワイ音楽のアカデミー賞、ナ・ホク・ハノハノ・アウォードに輝いた今、旬のミュージシャンの一人。正面の写真がなくて残念ですが、なんだかむっくりしたボディ&かわいらしい童顔の男性で、うちの夫はテディベアみたいだと言っています(夫はステージ後にマークと写真を撮ってはしゃしでいました)。

またマークのステージを(今度は前から)、ゆっくり観たいものです! うちの近所のハワイシアターに、来てくれないかしら? 最近、ハワイアンミュージシャンが日本ばかりで公演し、ホノルルではあまりコンサートがないのが残念です。 

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アラモアナの怪事件

2014年09月20日 | 不思議譚


皆さんも御存知のとおり、ホノルル随一のショッピングセンター、アラモアナセンターで大規模工事が進んでいます。かつてセンターの西端にあったデパート、シアーズがなくなり、その跡に大小のショップが今後、続々オープンする予定なのですね。

もう長らく工事が続き、パッと見ると新規の建物の骨格はでき上がってきた模様。新店オープンも楽しみなのですけれど、私としては、工事のためにグ~ンと減った駐車場の数が、早く元通りになったくれないかな、と、横道に逸れた期待を持って工事の進捗を見守っています。

そんなこんなで、突貫工事の続くアラモアナセンターで、ちょっと妙な事故の話を耳にしました。ハワイアン夫の友人が、この工事現場に関わっており、教えてくれたのです。超大型のクレーンから、重しが落下する事故が続いていると。

クレーンは重い機材を持ち上げる際、バランスを取るため、機材の反対側の一部に重しが積まれています(マズイ写真でごめんなさい。クレーンの水平に伸びた部分の、短い方に積まれているのですが)。この重しが、地上に落下する事故が3回もあったそうで。重しは何トンもあるので、そこはもちろん、しっかり固定されています(鉄製ロープで縛られているのか、囲いがあるのか、スミマセン、技術的なところははっきり知りません)。それが3回も崩壊し、落ちるなんて。

現場のエンジニアたちはもちろん、重しを固定している機材のチェックやら重しと吊り上げる物のバランスなど、さまざまなチェックをしましたが、原因がわからないそうなんです。

それも一度は、何トンもの重しが、スタッフのほんの数メートル先に着地したので、もう大騒ぎに。このままでは大事故が置きかねないため、現場では頭を抱えているそうです。

現代のアメリカで、大型機器がそんな事故を連発するのって...。なんだか妙ですよね? 専門家も原因がわからないとは...。ならばこの際、御祓いが必要なのではと、私なんかは考えてしまうわけです。何かが工事をブロックしているかのように、感じたものですから。

昔からハワイでは、この手の話を聞くことがあります。たとえば、どんなブルドーザーを持ってしても動かなかった岩の話。祈祷師が来て儀式をしたところ、岩がすんなり動いたとか。または、工事現場で事故が多発。ある時はあの超重いブルドーザーが、夜のうちにひっくり返っていたこともあったとか。そこで祈祷師が呼ばれて御祓いをすると、事故が納まったという話。

はたまた、これは私の著書「ミステリアスハワイ」に詳しいですが、ヌウアヌの王家の霊廟の木を切ろうとしたチェーンソーが、なぜか可動せず…。事務所に戻ると問題なく動くので霊廟に戻ると、また動かないため、業者が恐がって木を切るのを拒んだ話...。

いったい、アラモアナの工事現場で何が障っているのかはわかりませんが、早く無事、工事を終了してほしいものです。もうそろそろ、御祓いの人、呼んだかしら?

ということで、久々に少し怖いお話でした。こういう話はもっとあるのですが。またそのうち、不思議な話、シェアしますね。


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アフタヌーンティー@ワイオリ・ティールーム

2014年09月16日 | 日記


ふだんはあまり、小洒落た食体験をする機会はないのですが。先週、マノア渓谷のワイオリティールームで、アフタヌーンティーを楽しんできました。

ワイオリティールームは渓谷の奥深くにあり、日中もヒンヤリと涼しく、かつてはカメハメハ3世の別荘があった土地に、ひっそりと佇んでいます。

久々に食事をしましたが、相変わらず混みあっていて。なにせ緑の大木に囲まれたこのティールームは、まるでマノアの森の中で食事するかのようにロマンティックなセッティング。庭に近いオープンエアのセクションが相変わらず人気でしたが、今回、初めて屋内に座って感激。いっそう涼しくお茶を楽しむことができ、屋外席よりずっと気に入りました。今度からは、いつも中に座りたいです。

人気のアフタヌーンティですが、一口サイズのサンドイッチやスイーツなど、あれこ手間ひまがかかるのでしょう。24時間前までに予約が必要です。お値段は、一人$24.99。ぜひ一度、お出かけくださいね。
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ハワイ「白い杖ウォーク」の思い出

2014年09月12日 | 日記


日本で、盲目の少女が蹴飛ばされるというひどい事件がありましたね。容疑者がつまったとのことで、ひと安心しました。

うちの近所に、視覚障害者の自立を支援する州の機関があり、娘がそこでボランティアをしたり、何かと関わりがあります。うちのコンドにも、そこで点字の先生をしている盲目の女性とワンちゃんが暮らしているので、今回の出来事は、娘ともども、大変ショックでした。

自分は両目を開いて歩いていて、白い杖の少女とぶつかって勝手に転んで。それで怒って暴力をふるうとは、なんということでしょうか。盲導犬を刺す、という事件もありましたよね。

アメリカには「白い杖ウォーク」という、視覚障害者の安全を喚起する行事があり、ここハワイでは視覚障害者とサポーターが、ダウンタウンを30分くらい行進します。私も娘と一緒に参加するのですが、一昨年、アメリカ本土からいらした盲目の男性のスピーチが、とても印象的でした。

その方は、ある視覚障害者団体の長なのですが、若い時にアラスカでグリズリーに襲われ、視覚を失ったとか。白い杖についてはこう言っていました。

「白い杖は、障害の印ではありません。私達の自立のシンボルなのです! 視覚障害は人生の成功を妨げるものではありません!」

聴衆から大変な歓声があがり、その後の白い杖ウォークも大変な盛り上がりでしたよ。路上の車が応援のクラクションを鳴らすと、白い杖の方々もウォー! と応えて。周囲では非番の警察官がボランティアで番をしてくれていましたが、盲目の方々は、誰のヘルプもなく白い杖で歩くのにもう慣れているのでした。

その訓練をうちの近所の州機関がするわけですが、訓練内容はそれだけではなく。料理、木工、点字など何でも教えて、講師も皆、視覚障害者なのです。料理のクラスでは揚げ物もしますよ! 視覚障害者がその後、自立し、仕事にもつけるよう、多角的に訓練をするわけです。たとえばうちのコンドの盲目の女性も、ワンちゃんを除けば一人暮らし。いつもバスで、職場に通っています。

その、盲目の方々の自立の象徴である杖や、盲導犬に怒って何かするというのは、はっきり言って鬼のような仕業ですよね。私も娘と一緒に盲目の方々と関わるようになってからは、白い杖をついた方と道ですれ違う時には、こちらから「ハロー!」と先に声をかけることにしています。安全のために、です。

今年もまた、ハワイで「白い杖ウォーク」が行われる日が近づいてきました(10月中旬)。きっとまた道を行く車が、行進の列を、温かいクラクションで迎えてくれるに違いありません! (冒頭の写真は、一昨年の白い杖ウォークの一こまです)
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