森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

無人のハワイシアターに駆けつけた話

2013年12月09日 | 日記


昨日は、待ちに待ったブラザーズ・カジメロのクリスマスコンサートでした…。毎年恒例のコンサートで、我が家は家族全員、このコンサートを心待ちにしています。この日がやってくると、「あ~、今年ももうすぐ終わり。クリスマスがやって来るのね」という気分になるのです。我が家のクリスマスの風物詩とでもいいましょうか?

昨日も家族でお洒落をして、うきうきハワイシアターまで歩いていくと…。シアターの前に人影がありません。コンサート前にはいつもそこで老若男女が集まり、ワイワイしているんですけど。昨日はギリギリに家を出たので、もう皆、着席しているのかな? まさか2時スタートじゃなくて1時スタートだったんじゃないでしょうね。フとそんなことを考えていた私に、家族が聞きました。「ちょっと、ホントに今日なんでしょうね?」

…もうおわかりですよね? そうなんです。私ったら完全に一週間勘違いしていて。な、な、なんとコンサートは来週だったのでした! その結果、我が家は4人で、タイトルにあるように無人のハワイシアターに駆けつけてしまったのでした。

いったい何がどうなったのかわかりませんが、チケットもカレンダーも確認せずに、てっきりコンサートが昨日だと思い込んでいた私。お陰で、友人の歌うコンサートへのお招きを(昨夜でした)をお断りしてしまったし、来週の日曜日は、他の予定を入れていました。ここまで完全に勘違いしていたとは、そろそろ私もヤキが回ったのでしょうか? 「コンサートが先週じゃなくてよかった」「直前のワクワク感がまた味わえると思えば嬉しいじゃない?」と何人もの方々に慰められてしまいましたよ。

さて、年末までいよいよあと3週間! こんなことでボーッとせず、やることやって乗りきらなければいけませんね! 今週は仕事が山積み。一生懸命、原稿を書いていれば、老化現象が(若干)防げるかもしれませんしネ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハワイの感謝祭とイムの関係

2013年12月06日 | ハワイアナ


今年初めて知ったのですが…。ハワイの感謝祭では、イムが大活躍するのです。イムとは昔のハワイアンが調理に使った石焼きのオーブンのようなもの。地中深く穴を掘り、薪の上に石を積み上げます。そして着火された薪が炭になった頃、石が焼け付くように熱くなっているので、その上で豚の丸焼きなどを作ったわけですね。

とはいえイムでの調理は石焼きというより、焼けた石を使った蒸し焼き、といった方が正しいかもしれません。焼いた石の上に食材を置き、バナナの葉や灰をかぶせて長時間、蒸し焼きにする感じです。

私がお邪魔したハワイアン宅では、食材の下にバナナの幹を砕いたものを敷いて、カバーをかけて豚などを焼いていました。バナナの幹は水分がたっぷりなのだそう。バナナの幹を斧で砕く様子を見ていたら、なるほど、まるで竹の子を割るようにサクッ、サクッと軽く割れていました。あたりはグリーンの爽やかな香りでいっぱいに! バナナの幹の中が水っぽいなんて、全く知りませんでした。





感謝祭ではイムでターキーや豚を焼くハワイアン家庭もあるし、チャリティ団体がイムを使った募金集めのイベントを催したりも。人々がターキーなどを持ち寄ってお金を払い、大きなイムで調理してもらうのだそうです。一方、イムで仕上げたカルア・ピッグなどを販売することもあるよう。

私も先日、感謝祭の前日に、カイルアのハワイアン宅でのイムを取材していたのですが、同じ時間帯、息子は息子で、カネオヘのチャイリティ団体が用意したイムでボランティア中でした。高校から派遣されて、大がかりなイムのお手伝いをしていたのでした。夕食はカルア・ピッグと御飯だったそうです。

ハワイに住んで23年ですが、このイム&感謝祭のようにまだまだ知らないことだらけ。とても勉強になった、今年の感謝祭でした!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする