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先日お話したラウパホエホエ岬の記念碑には、1946年のヒロ津波のため亡くなったラウパホエホエ・スクールの生徒、そして先生達の名前が刻まれています。別途、追悼パネルにはその方たちの写真も貼られていて、写真のない犠牲者も数人。「もしもこの人達の写真をお持ちの人がいたら、連絡ください」とのメッセージも、添えられていました。
記念碑は海の望める岸辺にあります。階段が少しあり、その上に碑があるのですが、階段の下には、写真のような石彫りのティキ像が飾られていました。左右の像は表情が異なっていました。
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日本にも、犯罪や事故の現場に、観音菩薩や御地蔵さまが置かれていること、よくありますね。心優しい有志が、犠牲者のために手作りの仏様をソッと供える…そういう話も見聞きします。
ラウパホエホエ岬に置かれた素朴な石のティキ像に、そんな日本の心に通じるものを感じ、少しだけ、殺伐とした心が温かくなりました。次に訪れる際は、記念碑にレイを持って行こう。そんなことを考えながら、悲しい岬を後にしました。