「これ、景品に自分で描いたのね」と
見せて頂いたバッグとサンバイザー。
自宅に工房をしつらえ、暇さえあればデザインされているそうです。
古い家具の、
リサイクルを目的として始まったといわれるトールペイント。
布製品やガラス、陶器などに
意匠を凝らした“化粧”がほどこされ、
『ひとつだけのもの』として、
さまざま形で復活しています。
陶芸教室を開いている知人夫婦主催
「dokidoki工房展」を見に行ってまいりました。
30余名の生徒さんの作品とともに、
一年間に焼き上げた陶磁器の展示です。
織部、志野、備前など土と釉のおりなす数々の器や置き物のうち、
得意と伺った、呉須の手描きの作品が際立っておりました。
たとえ消耗品といえども、
身の回りのひとつひとつに思いを込める。
手を加え“手に成る”と、
得難くそして捨て難いものになります。(R)