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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

シーズニング Ⅱ

2010年06月04日 | 日記

 辺境の地を旅する著名なエッセイストが

名も知らぬ国に行っては

かつおぶしを 『味の木』 と原住民に教えつつ

和食の真価とも思える

カツオ、昆布、シイタケ等のダシを讃嘆しています。

     

 魚介のブイヤベースや肉野菜を煮込んだポトフなど

素材から生まれるソノ旨みではなく

干した昆布やシイタケ、蒸したりカビ漬ける

サバいわしカツオむろあじアゴ等々

 

和風だしとして好まれる独特のウマミは

他国に値するもののない

日本固有の食文化であると力説する

 かの方は“化学調味料嫌い”。

 

     

 うどん屋さんからただよう

“だしと醤油のあいまった”ツユのかぐわしさは

郷愁にも似た国民的慕情をかき立て

とくに疲労時にその系統のダシを

カラダが欲するように思います。

 

「名古屋はヨソでは使われない

“むろぶし”のダシが売れるんだよ」と

焼津の水産加工業者の方に伺いました。

    

 

 素麺の似合う季節、常備つゆ用の

いつもの“ダシ”を買いに出かけたら

あるはずのコーナーに

“品切れ 入荷待ち”のお詫び札。

 

手に入らないと想いは募り、

更に要求度が増してしまいます。(R)