中区にあるお寺で叔父の49日法要。
街中とは思えない木々生い茂る
境内と本堂は改修工事の真っ最中
ご住職が自分にとっては“奇縁”とも言うべき
高校での世界史の恩師です。
身内だけでという施主の意向で気心の知れた顔見知り同士
並んで読経、焼香と気疲れのないお参りをさせていただきました。
跡継ぎとして勤められた若住職からはこの宗派らしい「法話」があり
本堂の隣での“おとき”の席も豊富な話題とともにご一緒くださいました。
お寺と言う場所柄 “らしい” と言えなくもないのですが
宗教的作法、知識、情報等々旧知の友かと錯覚するほど
和尚様からわからないこと知りたいことを
快刀乱麻を断つ如く教え諭していただき
叔父叔母の口から
「今日は目からうろこの日だったわぁ」とも
「講義付きランチだったわ」などと言葉も飛び出し
思い思いの喋り尽くしの供養となりました。
“迷える子羊”ならぬひとびとは大勢いらっしゃるのだと
わけもわからず数珠を手に拝む自分を含めて、
ちょっと安心しました。
でも、タメになりそうな話は くりかえし
何度も聞かないとだめなんです。(R)