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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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しどろもどろを伝えるのにしどろもどろ

2020年07月25日 00時00分20秒 | 言葉の根

しどろもどろとは、なんていうか、筋道、あ、喋るときね、話すときの方がいいか、ごちゃごちゃ?、めちゃくちゃ・・・しっちゃかめっちゃかになる、えーと、なんの話だっけ、あ、しんどろもんどろ、じゃなくてぇ・・・・・・しどろもどろだ! 意味ね。意味意味。
だから、「しどろもどろ」は、こんな感じで、話をするときに、筋立てられず前後が乱れるさまのことを言います。

シドロウとモドロウの兄弟ではない。
「もどろ」が「戻ろう」ってことなら、「しどろ」は「進もう」ってことなのかな?

ネットで調べると、語源にはいくつか説があります。

「しどろ」は「秩序がなく乱れている」意味の形容詞「しどけなし(い)」の「しど」に接尾語の「ろ」が付いた語。 「もどろ」は「まぎれる」「まどう」意味の動詞「もどろく」の「もどろ」で、「しどろ」に語呂を合わせることで、意味を強めたものである。
古くは、酔った状態そのものを指し、広い意味で、何かが乱れた状態を「しどろもどろ」といった。

「しど」は、物事を行う方法や態度。やりようで、そこに「ろ」をつけて、乱雑な様子を表す。
このしどは、どうやら、「為途」と書くようで、方法。やりよう。また、行動する上でのきまりのこと。「しどを失う」「しどがない」「しどもなし」などの形で用いられる。

「もどろ」は漢字では「斑」と書くそう。字の通り、これは「斑点がある状態」や「斑模様」などを指す。

江戸時代は、 「しどろもどろ」 は足並みが乱れる様子、よろよろと歩いている、という意味でもあったという。
漢字では、 「四度路戻路」 が当てられていたようです。
つまり、四度同じ道を通り、また戻るような様子ですかね。

 「足どり戻り」 の語頭の 「あ」 が脱け 「しどりもどり」 と言われるようになり、「しどろもどろ」 と変化したという説も。

 

「しどろもどろ」は、語源も、ちょっとしどろもどろな感じなのでした。

 

調べてる最中で見つけたのは、「此土(しど)」という言葉。
これ、仏教用語で、この世とか現世を表す。
これを当てると「此土路戻路」となって、死にかけたり、行き返ったりする様子に読める。
酔った時って、こういう感じよね。
しどろもどろな時も、こんな感じになるよね。

 

 

 

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