【俺は好きなんだよ】第1332回は、『クロース』(2019)
原題は、『KLAUS』。
『クラウス』。
製作国:スペイン
上映時間:98分
スタッフ。
監督:セルジオ・パブロス
副監督:カルロス・マルチネス・ロペス
製作:ジンコ・ゴトー、セルジオ・パブロス、マリサ・ロマン、マシュー・ティーバン 、メルセデス・ガメロ、ミケル・レハルサ、グスタボ・フェラダ
原作:セルジオ・パブロス
ヘッド・オブ・ストーリー:エドガー・マーティンス
脚本:セルジオ・パブロス、ジム・マホーニー、ザック・ルイス
音楽:アルフォンソ・ゴンサレス・アギラル
声の出演。
ジェイソン・シュワルツマン/内山昂輝 (ジェスパー)
J・K・シモンズ/玄田哲章 (クロース)
ラシダ・ジョーンズ/中村千絵 (アルバ)
ノーム・マクドナルド/斉藤次郎 (モーゲンス)
ジョーン・キューザック/塩田朋子 (ミセス・クラム)
ウィル・サッソ (エリングボー)
ネダ・マルグレーテ・ラバ (サーミ族の少女)
セルジオ・パブロス (パンプキン/オラノ)
物語。
落ちこぼれの郵便配達員のジェスパーは、父の命令で、暗くて寒いスミレンズブルクの町へ送られ、6000通の手紙を配達しなければ、勘当すると言われてしまう。
渋々、町へ行くと、そこではコ哀から二つの民族が争いながら暮らしており、手紙を送り合うような状況ではなかった。
ジェスパーがくじけそうになったとき、人を寄せ付けない不思議なおもちゃ職人クロースと出会う。
ジェスパーは彼から謎の小包を、ある子供に届けるよう頼まれる。
サンタクロースの誕生秘話を新たな視点から描いたアニメ・ドラマ。
寓話としての設定が巧みで、訓話として優れている。
快活なテンポ、画面構成の美しさ。
キャラの関係がよいので、ドラマとして見やすい。
クリスマス前に観るのに、最適なお話。
第92回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされた。
2Dの手描きアニメーションながら、キャラクターを照らすライティングなどの新たな技術によって映像に3Dのような立体感をもたらしている。
Netflixで配信。
ディズニー作品を筆頭に多くの作品で、アニメーターを務め、『怪盗グルーの月泥棒 』では製作総指揮と原案、『スモールフット』では製作総指揮と原作を手がけたセルジオ・パブロスが故郷スペインでデビューを飾った初長編監督作品。
受賞歴。
2019年の第73回英国アカデミー賞にて、アニメ映画賞を、受賞。
2020年の第47回アニー賞にて、長編作品賞、長編作品キャラクター・アニメーション賞、長編作品キャラクター・デザイン賞、長編作品監督賞、長編作品美術賞、長編作品ストーリーボーディング賞、長編作品編集賞を、受賞。
ややネタバレ。
オラノは日本語版の名で、オリジナルではオラフになっている。
有名キャラかぶりを避けたのかしら?