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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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かいつまんでの「かい」を、つまり、かいつまんで説明する。

2023年01月16日 00時01分45秒 | 言葉の根

「かいつまんで」または「かいつまむ」の意味をかいつまで説明すると、事の次第などについて、要点を抜き出すさま。あらましを簡略に述べることを「かいつまんで説明する」などと使う。

これ、「つまむ」はつまむって分かるけど、「かい」ってなによ、話。

これ、漢字で書くとすぐ分かるのよね。
漢字では、「掻い摘まむ」と書きます。
「搔い」は「搔き」の音便形(意味:もとの音の一部が発音しやすいように変化したもの)なのです。

「搔く」という動詞もあるが、この「かき」は接頭語です。
接頭語の「かき」は、後に続く動詞を強調する役目。

「つまむ」の意味も一応、かいつまんで説明。

1、指先ではさむこと。(例:鼻をつまむ)
2、指先などで手軽にとって食べること。(例:寿司をつまむ)
3、狐などが人を化かすこと。(例:狐につままれたよう)
4、重要な点を抜き出すこと。(例:要点をつまみますと)

つまり、この4の意味を接頭語で強調したのが、「搔い摘む」ってことです。

 

ちなみに、「つまり」は「詰まり」。

つまりは、動詞「詰まる」の連用形が名詞で「詰まり」となったもの。
行き止まりや隅、最後のところなど、場所の終わりを表す。 例は息詰まるなど。
そこから、物事の結末や最後の意味も加わわるようになる。それが副詞に転用され、「話の落ち着くところは」「要するに」「言い換えると」「すなわち」なども意味するようになった。

だから、掻い詰まりはないってわけです。

スーパーの水濡れの薄ビニール袋は掻いて摘まんでって感じですね。
あれは、摩擦というよりも電子のしわざらしいですよ。
だから、強めの衝撃を与えて、電子イオンをばらつかせると離れます。
『タモリ倶楽部』で揖斐パッチンして話させてました。

 

 

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