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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

なぜ、0はラブなのか?

2006年02月02日 00時34分47秒 | 言葉の根

テニスの点数の数え方が気になっていた。
なぜ、テニスでは“0”を、“ラブ”というのだろうか、と。

愛がゼロなんて、なんとも深くも、切ないじゃないか。
いや、それもと、0から始まって、15で初恋、30で獲得、40で終わるということなのだろうか?
当時のイギリスの事情なのだろうか?
それとも、LOVEではない別のラブなのだろうか?


これ、フランス語から英語に変わる際に起こった言葉のずれが由来らしい。
フランスでは、0は形から、卵に例えられるそうだ。
で、フランス語で、卵のことを“l'oeuf”(ラ・フゥ)と発音するのですって。

テニスの発祥は、フランス。
当然、点数の0をフランスでは卵=“l'oeuf”(ラ・フゥ)と言っていたわけです。
(なまって、ラブは何もない=0という意味になりました)
そして、イギリスにテニスが伝えられた時に、その点数の数え方も伝わった。
ですが、伝わったのは、意味の卵ではなく、音のラ・フゥ。
フランス語の卵=“l'oeuf”(ラ・フゥ)が、英語では、発音が近かったlove(ラブ)になったとのこと。

ドーバー海峡を渡る間に、卵が孵って、愛が生まれたんですな。

 

ちなみに、テニスのスコアの15,30,40というのは、60進数が由来。1ゲームの60を4分の1づつにしてカウントしています。でも45じゃないのは、単純にコールしにくいと言う説が有力なんですって。

 

 

 

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