『コンシェルジュ』 (11巻~)
新潮社(週刊コミックバンチ連載中)
原作:いしぜきひでゆき/作画:藤栄道彦
“コンシェルジュ”
フランス語の共同住宅の管理人を意味する言葉。
でも、今はホテルの接客係、あらゆる問題を扱う特殊雑用みたない仕事の呼び名の方が一般的でしょうね。
この漫画もそのホテルのコンシェルジュを題材にしています。
コミックバンチに現在連載中。
HPには、こんな紹介がされていました。
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コンシェルジュ、それはホテルにおけるなんでも屋。
顧客のありとあらゆる希望・要望を様々な方法を用いて解決していく。
クインシーホテルトーキョーに新卒で就職した涼子が配属されたのは「コンシェルジュ」部門だった。
初めは独特の職務内容に戸惑う涼子だったが、海外でも名の知れたチーフコンシェルジュである最上の仕事を間近で見ながら着実に力をつけていく。持ち前の積極性と頼れる仲間たちに支えられ、また一人お客様を笑顔に――。
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いわゆる、一話完結型のお仕事漫画なのですが、名作『ホテル』にも負けるとも劣らぬ題材の扱い方が魅力的。
青年向けな割りに、多少漫画的味付けが過ぎることもありますが、まぁソレは実際漫画ですし、味として楽しんでもらって。
テレビドラマ化とか、きっと狙われてるんだろうなぁ。
味付けの部分を上手く処理できれば、面白そう。
オリジナルも、それにどうなるものでもなかろうし。
こういう定番漫画の楽しみは、繰り返し、お約束の中で、ゆっくりと成長していく人物たちと現代的テーマ。
この当たり前でも、高いハードルをきちんと飛び越えてる好感の持てる作品。