菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

歴史に人有り  『劇画 最後の弾左衛門』

2006年05月26日 01時07分42秒 | 萬画
『劇画 最後の弾左衛門』 
    
            画・清水おさむ/作・清水ひろ子

 


渾身の時代劇である。
摂津の国に生まれ、江戸・浅草に広大な屋敷を構え、関八州をはじめ、伊豆、
駿河、甲斐、陸奥までも支配した被差別民の頭領、第十三代弾左衛門直樹の波
瀾の生涯を描いた感動の被差別民衆史。

ここを読むと分かりやすいです。
http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/tkburaku/history/index.html

全2巻で、完結です。


非常に難しい問題の一つである差別。それを中心にすえつつも、歴史と人物で描いた佳作。
意気込みと実在という重みに飲まれること請け合いです。


やはり自分たちの歴史は、つかんでおきたいものです。
歴史は現在と地続きのつながってる道ですから。
まぁ、戻れないけど。
でも、未来はこれから進む道で、それもやっぱ地続きなんですから。


それに、浅草生まれとしては、見逃せないわけですよ。
コレ読んでから、当時に思い馳せつつ、散策しましたもの。
華やかな戦国時代も激しい幕末も好きですが、地元の歴史ってのは、血の通い方が違うのよね。

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