で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1361回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『銀魂2 掟は破るためにこそある』
空知英秋の大人気ギャグ・マンガを主演の小栗旬をはじめとする豪華キャストの共演で実写映画化し大ヒットした痛快アクション・エンタテインメントの第2弾。
原作の“将軍接待篇”と“真選組動乱篇”をベースに、お金に困ってばかりの便利屋・坂田銀時と仲間たちが思わぬ陰謀に巻き込まれながら繰り広げる大騒動の行方を描く。
監督と脚本は引き続き、『50回目のファーストキス』、『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一。
物語。
地球人と宇宙人“天人(あまんと)”が共に暮らす幕末の江戸、かぶき町。
“万事屋(よろずや)”を営む銀時とその仲間の新八、神楽たちは仕事もなく、お金に困る日々を送っていた。家賃滞納で、仕方なくバイトを始めることに。だが、行く先々でお忍びの将軍・徳川茂茂に遭遇してしまう。
その頃、真選組では伊東鴨太郎が土方十四郎と対立していた。
原作は、空知英秋 『銀魂』(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)。
出演。
小栗旬が、坂田銀時。
菅田将暉が、志村新八。
橋本環奈が、神楽。
柳楽優弥が、土方十四郎。
中村勘九郎が、近藤勲。
三浦春馬が、伊東鴨太郎。
吉沢亮が、沖田総悟。
戸塚純貴が、山崎。
勝地涼が、徳川茂茂。
堤真一が、松平片栗虎。
夏菜が、猿飛あやめ。
長澤まさみが、志村妙。
岡田将生が、桂小太郎。
ムロツヨシが、平賀源外
キムラ緑子が、お登勢
佐藤二朗が、キャバクラ店長。
窪田正孝が、河上万斉。
堂本剛が、高杉晋助。
スタッフ。
アクション監督は、田渕景也、チャン・ジェウク。
製作は、高橋雅美、木下暢起、川崎由紀夫、山本将綱、宮河恭夫、吉崎圭一、岩上敦宏、垰義孝、青井浩、田中祐介、渡辺万由美、本田晋一郎。
エグゼクティブプロデューサーは、小岩井宏悦。
プロデューサーは、松橋真三、稗田晋。
アソシエイトプロデューサーは、平野宏治、三條場一正。
ラインプロデューサーは、鈴木大造。
企画協力は、中野博之、大西恒平、真鍋廉。
撮影監督は、工藤哲也。
撮影は、鈴木靖之。
照明は、藤田貴路。
美術は、高橋努。
装飾は、谷田祥紀。
特殊メイクは、飯田文江。
VFXスーパーバイザーは、小坂一順。
ヘアメイクは、宮内宏明。
衣裳デザインは、澤田石和寛。
スクリプターは、山内薫。
助監督は、井手上拓哉。
ポスプロプロデューサーは、鈴木仁行。
編集は、栗谷川純。
録音は、柿澤潔。
整音は、スズキマサヒロ。
選曲は、小西善行。
主題歌は、back number 『大不正解』
音楽は、瀬川英史。
未来的幕末の江戸で金と権力をめぐり、万事屋と真選組の面々が奮闘する漫画実写化。
前作の大ヒットを受けての続編。
良くも悪くも福田雄一色。つぎはぎゆえに面白いところと面白くないところでキメラ化。中でも編集のテンポがイマイチ。役者陣はよい。
ギリギリのブラックは悪くないが、パロディはただ出しているだけで物語を崩壊させる。ベタなラインが効いてこない。
楽しいのは楽しい。後半はちょっと退屈だけど。
90年代の香港映画の熱気を思い出しもする銅作。
おまけ。
上映時間は、135分。
製作国は、日本。
映倫は、G。
ネタバレ。
映画としての掟である、映像を見せる、または想像させるをモザイクやラジオ的に見せるのが掟破りではあるが、映画的にはそれを繰り返すことで面白味が減っていくのが致命的。
見せることで、笑いを取っていた『1』と似ているようで、実は逆。