題名 ニュートンと贋金づくり 天才科学者が追った世紀の大犯罪
トマス・レヴェンソン/著
17世紀のロンドンを舞台に繰り広げられた国家を揺るがす贋金事件。天才科学者はいかにして犯人を追いつめたのか?膨大な資料と綿密な調査をもとに、事件解決にいたる攻防をスリリングに描いた科学ノンフィクション。
自然と自然の法則は夜の闇に隠されていた。
神は仰せになった。
「ニュートンあれ!」と。
すると、すべてが明るくなった。
アイザック・ニュートン...
当代から現代に至るまで、あらゆる人々から史上最高の自然哲学者と認められている、宇宙に秩序をもたらした、あのニュートン...
実は人生の後半生、1696年からは35年間いたケンブリッジ大学を離れて...
ロンドンにある王立造幣局のNo2は 監事 の職にあったのでした...
当時世界最大の魔都であったロンドンでは...
贋金づくりが横行し...流通している貨幣の1割が贋金であった...
そのため
造幣局の監事であったニュートンは犯罪捜査官として...
贋金偽造者との熾烈な戦いを繰り広げるのでありました。
ロンドン裏社会に生きる者のほとんどは、ヨーロッパ随一の頭脳と戦う準備などまったくできていなかった。
しかし
準備不足だったのは、ほとんどの者であって、全員ではなかった。
なかでも...
カリオストロ伯爵みたいな芸術品級の偽造品を作るヨーロッパ最高の技術を持ち、かつ王国議会の議員を翻弄するほどの...
悪魔のように繊細で...天使のように大胆な...
最強の宿敵 ウィリアム・チャロナー
ニュートンが自分の並外れた知性に対抗し得ると認めた敵だった...
指紋だのDNAだのの科学捜査手法が いっさいない17世紀
頭脳だけを武器としての...戦い
さらに
ヨーロッパ最高の天才的な贋金造りであったチャロナーに対し
当時 世界最高の錬金術師でも あったニュートン !
金属加工の粋を尽くした戦いでもありました...
もう 鋼の錬金術師 + J・ディーヴァー + ブレードランナー
な世界...
これがノン・フィクションなのです!
はっきりいって...
これに対抗できるフィクションなど...
どれほどあるのか?
な
感じで
ものすごく萌えます ♪