書名 :二流小説家
著者名 :デイヴィッド・ゴードン/著 , 青木千鶴/訳
原書名 :The serialist./の翻訳
要旨:ハリーは冴えない中年作家。シリーズもののミステリ、SF、ヴァンパイア小説の執筆で食いつないできたが、ガールフレンドには愛想を尽かされ、家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末だった。だがそんなハリーに大逆転のチャンスが。かつてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼より告白本の執筆を依頼されたのだ。ベストセラー作家になり周囲を見返すために、殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かうのだが…。ポケミスの新時代を担う技巧派作家の登場!アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞候補作。
2011このミステリが読みたいの洋物版第1位 !
洋物で横浜市立図書館の予約待ち250人オーバーなんて...
めったにありません。
さすが このミス !
で...待てないので...ペーパーバック版で読む羽目に...
でも...ペーパーバックの、あの独得の紙の匂いって、なんか好き ♪
日本の文庫本も、もっと紙の質を落として安くしてくれればいいのに...
さて
原題の The serialist ってシリアスキラーのことかと思ったら...連載小説家 のことでした...
その名のとおり、主人公は dime novels (三文小説)を書いてる、しがない貧乏作家です。
ところがある日...有名な殺人鬼の自伝のゴーストライターなんて、大仕事が舞い込んで...
しかし...その本当の目的は...
ホノボノ世界が急に血みどろになる急展開や、本格派的なDEEPな推理や、スプラッタなサイコシーンもテンコ盛り
な
内容もすばらしいですが...
なんといっても、出版業界が舞台なことにより...
あちこちにいろんな作家や作品の記述が出てきて楽しいです ♪
バンパイア小説のファン会や、本の虫な人たちのオタク的生活...
けっこう重い、読者の思いや、作家の思い...
本に対して ちょっとジャンキーレベルな人たちにしてみれば
「あああ その感じ 分かる分かる ♪」
な
感じが...本好きにはたまらない ♪
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