書名 :科学の花嫁
著者名 :ベンジャミン・ウリー/〔著〕 , 野島秀勝/訳 , 門田守/訳
原書名 :The bride of science./の翻訳
要旨(BOOK):アメリカ国防総省の使用するコンピュータ言語「エイダ」にその名を残すエイダ・ラヴレスは、ロマン主義の詩人バイロンの娘であった。自然科学と技術の発展著しい十九世紀英国で、呪われた貴族の家に生まれ、親ゆずりの数学の才と芸術的情念の矛盾に引き裂かれた一人の女性が、今日の電子計算機の最初のプログラマーと見なされるにいたった数奇な生涯と時代を描く評伝。
1822年にチャールズ・バベッジにより開発された実在の機械式コンピュータ ”階差機関:ディファレンス・エンジン”
ただの巨大な歯車じたての”そろばんもどき”でしかすぎなかったこの機械を...
バイロンを父とし、虚栄心の権化であった大貴族のアナベラ・ミルバンクを母とし、女性でありながら卓越した教育を受け、”科学の花嫁”と称されたレィディ・エイダは
紡績機で模様を織るのに用いる穴あきカードを応用したプログラミング・カードによりループというプログラミングの曲芸を実行することが可能となることに気づき...
これを用いてベルヌーイ数を計算することを目的として、まず計算に使われる漸化式を、より単純な一連の数式まで分解し...
それぞれの数式をディファレンス・エンジンに入力するために数表化しました。
この数表こそ...
世界初のコンピュータ・プログラム!
美しき 元祖 ”理科系女子” ♪
なんか 萌えるものがあります ♪
で
その レィディ・エイダ・バイロンが登場するSFがこれ!
書名 :ディファレンス・エンジン著者名 :ウィリアム・ギブスン/著 , ブルース・スターリング/著 , 黒丸尚/訳
原書名 :The difference engine./の翻訳
要旨(BOOK):時は産業革命、英国の数学家チャールズ・バベッジによって発明された「差分機関」の完成で、蒸気機関が著しく発達した1855年のロンドン。蒸気が支配する異形の世界で、革命家の娘シビル・ジェラードは謎の紳士との出会いをきっかけに遥かな冒険を夢想し、古生物学者エドワード・マロリーは暴漢に絡まれる女性エイダ・バイロンを救い、国際的陰謀へと巻き込まれる!サイバーパンクの中心的な作家2人が紡ぐ記念碑的名作。
彼女の開発したフランスの誇る蒸気コンピュータ ”グラン・ナポレオン”を機能不全とするほどの最強コード ”モーダス・プログラミング” を巡る争奪戦!
しかし 肝心のコンピューターに関するところが意外に少ない...
ギブソン様の代表作 ”ニューロマンサー” のような電脳世界”アイス”を駆け回るようなサイバー・パンクを期待すると、ちょっと肩透かしをくらいます...
ビクトリア朝の風俗を異様なまでにリアルに描いた、どちらかというと歴史小説?
ホワイトチャペルのお姉さんが出てきたときも ”切り裂きジャック” の登場を期待しましたが...
あっさりスルーされました...
ギブソンがなにをしたかったのか、よくわかりません...
そんなギブソンの一番のお気に入りがこれ !
1984年のネビュラ賞、フィリップ・ディック記念賞、1985年のローカス賞、ヒューゴー賞を受賞。ほか、雑誌『SFクロニクル』誌読者賞、ディトマー賞も受賞。
さらに
著者ギブスンの処女長編であり、「サイバーパンク」の代名詞的作品である。SF映画「マトリクス」をはじめ、SFコミック「AKIRA」、「攻殻機動隊」の作品世界に多大な影響を与えた偉大な作品 ♪
YAYAはだいたい月に20冊程度の本を読んでますが
この作品を読んだときの衝撃を上回る作品にはめったにめぐり合えません。
マンガ的には「攻殻機動隊」も好きですが、ニューロマンサー的には このサイレントメビウスの3巻が一番好き ♪
パツキンのお姉さん レビア・マーベリック様が電脳世界を駆け巡ります ♪
25日(日)は214さんOKなので、予定通りです。
集合場所、時刻等、変更ありません。